宮西尚生(みやにし なおき、1985年6月2日-)とは、兵庫県出身のプロ野球選手(投手)である。現在は北海道日本ハムファイターズに所属。
| 北海道日本ハムファイターズ #25 | |
|---|---|
| 宮西尚生 | |
| 基本情報 | |
| 国籍 | |
| 出身地 | 兵庫県尼崎市 |
| 生年月日 | 1985年6月2日 |
| 身長 体重 |
180cm 81kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打撃 | 左投左打 |
| 守備位置 | 投手 |
| プロ入り | 2007年大学生・社会人ドラフト3巡目 |
| 経歴 | |
|
|
| 国際大会 | |
| 代表チーム | |
| WBC | 2017年 |
| プロ野球選手テンプレート | |
小学校から野球を始める。
尼崎市立尼崎高等学校時代は甲子園大会出場はなかった。
関西学院大学から2007年の大学生・社会人ドラフト3巡目で北海道日本ハムファイターズに入団。ちなみに大学時代は入団時の監督である梨田昌孝の息子、荻野貴司(現:千葉ロッテマリーンズ)と4年間チームメイトだった。
2008年(1年目)から貴重な左のリリーフとして開幕一軍入り。どこでも投げられる便利屋の左腕として1年間一軍に居続け、50試合で2勝4敗8ホールド、防御率4.37とまずまずの成績を残して戦力となった。
2009年も一軍でフル回転。新型インフルエンザに見舞われ初めての二軍落ちも経験したが、菊地和正とともにセットアッパーに昇格して前年を上回る58試合に登板。7勝2敗13ホールド、防御率2.89という優秀な成績を残して優勝に大きく貢献し、リーグ屈指の左腕リリーフに成長したが、やっぱり全然目立たなかった。
2010年は対左のワンポイント的な起用が多かったものの、不調の武田久に代わって初セーブを挙げた。61試合に登板し、2勝1敗1セーブ23ホールド、防御率1.70、WHIPは0.80と前年をさらに上回る成績を挙げ、日本ハムの不動のセットアッパーとなった。
2011年も前年に続いて61試合に登板したが、もうひとつピリッとしない投球が続き、後半戦は左のセットアッパーの地位を石井裕也に奪われビハインドでの起用が多くなった。それでも1勝2敗14ホールド、防御率2.21をマーク。
2012年は石井が戦線離脱したこともあり、シーズンを通して増井浩俊とともにセットアッパーとしてフル回転。自己最多の66試合に登板、2勝2敗39ホールド、防御率2.25をマークした。ついでにプロ初年度から5年連続50試合登板という、地味に史上4人目(他の3人は秋山登、藤田宗一、岩瀬仁紀)の記録をマーク。
2013年もシーズンを通して左のセットアッパーとしてフル回転。5月18日の横浜DeNAベイスターズ戦で通算100ホールドを達成。8月から9月にかけては12試合連続ホールドのパ・リーグ新記録をマークするなど、57試合に登板して3勝1敗30ホールド(リーグ2位)、防御率1.74の好成績をマークし、連続50試合登板も6年に伸ばした。
2014年も50試合以上登板。自己最多の41ホールドを記録した。FA権を獲得したが残留。
2015年から主将に就任。8年連続50試合登板を果たすと同時に、初めてオールスターに出場し、地味キャラから脱却する年になった。しかし左肘の故障に悩まされ、10月に手術を受けた。
2016年は手術から完全復帰し合計58試合に登板、9年連続50試合登板を果たす。史上2人目となる通算200ホールドとリーグ最多の39ホールドを記録し、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した。
日本シリーズ第4戦では抑え投手となり、満塁のピンチに陥るもしっかりと守り、勝利に貢献した。10月に侍ジャパンの日本代表に選出された。
2017年はWBC日本代表に選出された。8月3日の千葉ロッテマリーンズ戦で史上2人目の通算250ホールドを達成した。この年は51試合に登板、岩瀬仁紀以来2人目の10年連続50試合登板も達成した。海外FA権を獲得したが、行使せずに残留した。
2018年は55試合に登板し、4勝3敗37ホールドで、2年ぶりに最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。7月6日のロッテ戦で山口鉄也が所持していた通算ホールド記録を更新した。オフに左肘骨棘滑膜切除の手術を受ける。
2019年は無事に開幕に間に合い、4月13日のロッテ戦で史上初の通算300ホールドを達成。12年連続50試合登板をクリアし、55試合に登板して自己最多の43ホールドを挙げ、2年連続3度目の最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した。
2020年もセットアッパーを務め、8月12日の千葉ロッテマリーンズ戦で通算350ホールドに到達。抑えの秋吉亮が不振で抹消された9月には代役のクローザーを務めた。新型コロナウイルスの影響での短縮シーズンにもかかわらず13年連続50試合登板をクリア、岩瀬仁紀の持つ15年連続の記録にあと2年とした。
関学時代、公式サイトのプロフィールに「ニックネーム:宮西尚生様」「性格を一言で:テポドン」などと記述していたが、プロ入り後はそういうキャラは鳴りを潜めている。
ファンからの愛称は「みゃーにし」。一部からは「テポドン」。ダルビッシュからTwitterを勧められたが断ったらしい。
| 年度 | 球団 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2008年 | 日本ハム | 50 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 8 | .333 | 45.1 | 15 | 25 | 24 | 22 | 4.37 |
| 2009年 | 58 | 0 | 0 | 0 | 7 | 2 | 0 | 13 | .778 | 46.2 | 15 | 55 | 15 | 15 | 2.89 | |
| 2010年 | 61 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 1 | 23 | .667 | 47.2 | 9 | 49 | 9 | 9 | 1.70 | |
| 2011年 | 61 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 14 | .333 | 53.0 | 14 | 56 | 15 | 13 | 2.21 | |
| 2012年 | 66 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 39 | .500 | 60.0 | 14 | 56 | 18 | 15 | 2.25 | |
| 2013年 | 57 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 30 | .750 | 46.2 | 16 | 39 | 12 | 9 | 1.74 | |
| 2014年 | 62 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 41 | .167 | 50.0 | 23 | 46 | 14 | 12 | 2.16 | |
| 2015年 | 50 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 0 | 25 | .500 | 40.0 | 11 | 30 | 19 | 12 | 2.70 | |
| 2016年 | 58 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 2 | 39 | .750 | 47.1 | 22 | 36 | 11 | 8 | 1.52 | |
| 2017年 | 51 | 0 | 0 | 0 | 4 | 5 | 0 | 25 | .444 | 40.2 | 12 | 24 | 19 | 15 | 3.32 | |
| 2018年 | 55 | 0 | 0 | 0 | 4 | 3 | 0 | 37 | .571 | 45.0 | 20 | 39 | 11 | 9 | 1.80 | |
| 2019年 | 55 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 43 | .333 | 47.1 | 6 | 51 | 13 | 9 | 1.71 | |
| 2020年 | 50 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 8 | 21 | .667 | 48.1 | 22 | 53 | 12 | 11 | 2.05 | |
| NPB:13年 | 734 | 0 | 0 | 0 | 35 | 32 | 11 | 358 | .522 | 618.0 | 199 | 559 | 192 | 159 | 2.32 | |
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/06(土) 19:00
最終更新:2025/12/06(土) 19:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。