対決列島 単語


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 『対決列島 ~ the battle of sweets ~』とは、北海道ローカルTV局HTVの番組である『水曜どうでしょう』にて行われた企画のひとつである。

概要

 オンエアは2001年6月15日から10週に渡って行われた。

 企画の発端は2001年度初頭に行われた『一致団結!リヤカーで喜界島一周』 内で、リヤカーの引手を押し付け平和的に決定するために、ミスターこと鈴井貴之と魔人こと藤村忠寿ディレクターの両名が行った鹿児島名物「氷白熊」の早食い対決が行われた際、藤村Dが敗北したことによる。

 そもそもミスターは番組内で「ミスター生き地獄」と称して甘いものを無茶食いさせられるほど甘いモノが苦手であり、かたや藤村Dは餡や餅をまるで水の如く飲み下す、驚異の胃袋の持ち主である。
 過去には『サイコロの旅5 〜キング・オブ・深夜バス〜』で鹿児島県内にて快速「なのはな」に乗り込んだ際に、この二人は氷白熊の早食い対決を行っていた。その際、いい大人である二人が目を血走らせて本気で早食いをした挙句、藤村Dが余裕でミスターを下していたのである。(ミスターは敗北した瞬間、口に残っていた白熊を…いや、何でもない)

 その大魔神藤村Dが、ミスターに氷白熊で敗北したのである。
 その歴史的瞬間に主演の大泉洋ですら驚愕し、その責任を取るべく藤村Dは「大魔神」から「魔神」に降格したのである。

 そして藤村Dはその時ふと思ったのである。

「僕は実は、甘いモノがそんなに強くはないんではないか?」と。
                                            (対決列島 第一夜より) 

 というわけで、ヒゲ魔神藤村忠寿は
・ミスターを企画会議から外して事前情報をシャットアウトし、
・牛乳早飲みで名を馳せたonちゃん安田顕を自陣営に引き入れ、
・もしミスターが勝負に敗北した場合は、ミスターの大嫌いなキャンプ企画(しかも海外)を次のロケで行う
 という無茶苦茶な条件を突きつけ、ここに『対決列島』の5泊6日に渡る決戦の火蓋が切って落とされたのである。

対決のルール


 1. 北海道から九州鹿児島まで主にレンタカーで移動し、通過した県でその都度その土地の名産・名物を早食い対決する。

 2. 見事早食いに勝利したチームには、その県の敷地面積をポイントとして与え(1平方キロメートル=1pt)、その合計値が最終的に多かった陣営を勝者とする。

 3. ミスターには大泉洋、魔神にはonちゃん安田顕がサポートとして付き、 対決の内容によっては適時彼らの補佐を受けるものとする。

 4. 通過しなかった県に関しては積み残しとし、最終対決である鹿児島の氷白熊対決で勝利した者にそのトータルポイントを総取りさせることとする。

 5. ミスターが勝利した場合は「ミスター」の称号を「エンペラー」に昇格し、次の企画はハワイでバカンスにいくこととする。

 6. 魔神が勝利した場合は「魔神」の称号を「大魔神」に再昇格させ、次の企画はアラスカ・ユーコン川をキャンプしながら川下りすることとする。 

 また、旅の最中に互いの胃の状況やロケ時間の兼ね合い、狭い面積の県での対決(=獲得ポイントの低い勝負)によるモチベーションの低下などを考慮した結果、「地方大会」と称してある程度の範囲の通過県のポイントを一気に獲得する勝負が数回行われることとなった。

対決チーム紹介

ミスターチーム

○ 鈴井貴之
 皆さんご存知、ミスター水曜どうでしょう。この企画のロケ前までダイエットをしていた
 これまでも「ミスター生き地獄」で見てきたように餅や饅頭・練り物にはめっぽう弱いものの、酸っぱいものを実はかなり得意としており、自己申告では「梅干なら一壷くらい余裕」。
 また、フルーツや冷たいもの(アイスクリームやかき氷など)にも比較的強い。 

○ 大泉洋
 すずむし。早食いの歴史の生き証人でもある。
 過去には『桜前線捕獲大作戦』でわんこそば105杯を平らげた程度の能力を発揮した実績を持つ。しかし視聴者にはどちらかというと早食いよりも、「シェフ大泉・夏野菜スペシャル」などに代表される独特の調理スタイルの方が記憶に残っている。
 苦手はないが得意なものもない、一般人の胃袋をもつ唯一の男。

魔神チーム(チームびっくり人間)

○ 藤村忠寿
 魔神、ヒゲ、HTVの名物D。実家は名古屋で喫茶店を経営している。(勿論フラグである)
 甘味をこよなく愛し、羊羹や饅頭などを貪り食らう姿を番組中に何度も目撃されている。最も得意とする名物はずんだ餅や赤福などの「餅系」。
 しかしその反面、冷たいもので頭痛になりやすい、酸っぱいものが極端に苦手などの弱点も併せ持っている。ミスターの食の属性とはほぼ対極に位置する男である。
 本企画の主役と言っても過言ではないが、その食べっぷりがカメラへまともに映る事はほとんどなかった。

onちゃん安田顕
 ボクonダヨー!!(o▽n)ゝ
 出発前には「決闘を申し込む」体で企画発表をするというオイシイ役割を果たす。
 この企画の収録以前に牛乳の早飲み対決で「牛乳瓶1本を2秒で空け、ぶっちぎりのトップで優勝した」という、ミスターチームにとってはなんとも喜ばしくない経歴を誇る平成の怪物。
 また大泉の談では「あいつの早食いはすごい」ということもあり、放送当初は「こんなバケモノ二人を相手にしてミスターチームは大丈夫なのか」と視聴者を震え上がらせた。
 ……の、だが。 
 

ネタバレ注意 これより以下の項目は、番組内容のネタバレを多く含んでいます。
未視聴の方は特にご注意ください。

対決の詳細

第1戦 北海道対決 (83000pt)

 最初にして最大クラスのポイント数を誇る勝負。テーマは函館市にある「コーヒールームきくち」のソフトクリーム3種。

 店から約200m離れた位置にどうでしょう班が陣取り、店までは大泉・安田両名がダッシュで買いに行き→自チーム大将にパス→大将が食べ終わったら次を買いに走る×3、という流れで行われることとなった。
 1本目を先に届けたのは大泉であったが、藤村Dの猛追により1本目終了時点での両者の差は殆ど無かった。ところが、2本目配送の途中で安田が道路上に買ったアイスを落としてしまい(実はヤスケンは落としたアイスを再びコーンの上に乗せようとしたのだが、砂が付いていたので誤魔化すのは無理だった)、それが決定的な差となってミスターチームが見事勝利。

 ミスター83000pt v.s. 魔神0pt 

第2戦 青森対決(10000pt)

 テーマは「気になるリンゴ」「アップルクーヘン」のダブルパンチ。

 ミスターの得意なフルーツ種目ではあるものの、熱を通したリンゴ独特のとろみとパイ生地・バウムクーヘン生地のもったり感はフルーツよりもむしろ餡・餅寄りであったためか、序盤からミスターのペースは全くと言っていいほど伸びることがなかった。
 途中、ミスターは「ギブアップ?」と問われて「…ギブアップ」と返答するも「NO!!!」と一蹴され、結局勝負は藤村Dの独壇場で幕を閉じた。 

 ミスター83000pt v.s. 魔神10000pt

第3戦 秋田対決(12000pt)

 テーマは「山子たんぽ一本勝負」。鶏肉のすり身をたんぽにしたものであり、これにくるみ味噌がついている。

 歯痛に苦しむミスターを慮っての甘味を外してのしかも一本のみという内容ではあったが、藤村Dは一切手加減することなく1)たんぽを串からまず外し、2)一気に口にブチ込む、という「中国の鉄の玉を飲むおじさん」の如き妙技で堂々の連勝。
 勝負中に大泉から「飲んでるwww」と評されるほどの猛スピードは、この後の勝負の推移を予感させるものであった。

 ミスター83000pt v.s. 魔神22000pt

第4戦 岩手対決(15000pt)

 テーマは「小岩井農場の搾りたて牛乳早飲み対決」。
 勝負の詳細は独立記事『安田さんリバース』に詳しいので、そちらを参照されたし。結果はミスターチームの勝利であった。 

ミスター98000pt v.s. 魔神22000pt

第5戦 宮城対決(7000pt)

 テーマは「ずんだ餅」。

 藤村Dが得意とする餅系ということもあり当初は互いに餅6個ずつの勝負であったが、ミスター側にハンデとして勝負開始前に大泉へ1個を試食させ、更に安田に1個を(ミスター側の皿から)試食させ、藤村D6個v.s.ミスター4個で勝負することとなった。
 しかしそれだけのハンデをつけてなお、ミスターが必死で餅と格闘する横でトークを挟みながら悠々と自分の6個を平らげ、あまつさえミスターの残した1個をも口に放り込むという暴虐の限りを尽くし、藤村Dが貫禄勝利。
 なお、藤村Dは対決が終わった後の移動中にも「腹ごなしにさくらんぼ狩りをしよう」という常人離れな提案をし、「腹ごなしに…食うって言うか…?」とミスターを恐慌状態に陥れるほどの余裕を見せつけた。

 ミスター98000pt v.s. 魔神29000pt

第6戦 山形対決(9000pt)

 テーマは「ラ・フランス羊羹」と「フルーツゼリー」。

 ゼリーにはノーマルタイプとチーズクリームが練りこまれているもののふたつをチョイス。ラ・フランス羊羹は所謂「まりも羊羹」タイプのピンポン球状の羊羹であり、これを魔神チーム6個、ミスターチーム4個に分けての勝負となった。
 味は冷えてなかったためか企画内では珍しく不評であり、大泉がその味に苦しむ横で安田からバトンを受け取った藤村Dが、ミスターチームの羊羹までポン!と平らげるという出演者ドン引きの展開となり、完全勝利を収めた。 

 ミスター98000pt v.s. 魔神38000pt

第7戦 栃木対決(6000pt)

 テーマは「宿の夕飯のデザートで出されたずんだ餅」。

 「栃木でずんだ!?」とミスターチームは不平を訴えたが、「栃木で出されたものだから」と藤村Dが平然と押し切り開催。栃木は捨ててもいいと大泉が捨て鉢になる中、ミスターはあくまで全力で挑んだ。が、結局藤村Dの無限のキャパシティの前に惨敗。 

 ミスター98000pt v.s. 魔神44000pt

第8戦 福島対決(14000pt)

 テーマは「ゆべし」。

 栃木対決の行われた宿で早朝に、ミスター側の寝込みを襲う&苦手な餡系のコンボという卑怯極まりない形で開催される。 
 以後これを「奇襲」と称し、同じスタイルの対決が数回催されることになるのであった。しかしこの対決、わざわざ奇襲をしなければ勝てなかった勝負であったのか?と大泉が疑問を呈する横で、ミスターからは「(こっちは奇襲もできないし)毒でも盛るしか…」などと物騒な発言が飛び出す始末であった。

 ミスター98000pt v.s. 魔神58000pt 

第9戦 関東大会(18000pt)

 群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県、山梨県を合わせた初めての地方大会。
 テーマは「川越市の菓子屋横丁で買い込んだお菓子リレー」。

 「日本一長いふ菓子」→「ビンラムネ」(すっぱい)→「花丸せんべい+梅ジャム」(すっぱい)→「昔ながらの漬け方の梅干」(超すっぱい)をチームでリレーすることになった。もちろん梅干は大将戦専用のスペシャルアイテムである。
 すっぱいものが苦手な魔神チームは序盤から給水用のお茶をハイペースで飲み下し、途中顔から笑顔が消えるというテレビマンにあるまじき真剣勝負となった。苦肉の策として「せんべいを全て自分で食べ、梅ジャムを安田に全て食わせる」という荒業で乗り切ろうとするも、結局水分を無駄に消耗するという結果を生んでしまい、最後の梅干に入るまでに大差をつけられた藤村Dは敢え無く敗北。関東はミスターの手に落ちた。

 ミスター116000pt v.s. 魔神58000pt

第10戦 長野対決(14000pt)

 テーマは「おやき」。

 どうでしょう班の前には『野沢菜』のおやき2個、『あんこ』のおやき2個が広げられた。対決は双方の大将がおやき2個を早食いすると言ういたってシンプルなもの。
 しかしこのおやき、外から見ただけでは中身がまったく分からないのだ。
 つまり、今回の対決は4個の『中身が分からない』おやきの中から2つを選ぶ、という運の絡む対決となった。

 そしてミスターがまっさきにかぶりついたのは不運なことにあんこのおやき。同時に藤村Dが喰らいついたのも、同じくあんこのおやきであった。
 ならば残ったものはどちらも野沢菜のおやき。

 その野沢菜のおやきに勝負を賭け、決死の覚悟であんこのおやきをほおばるミスター、その傍らでおやきを飲み込んでいく魔人、そしていつものように魔人が1つめを大きな差をつけて完食。
 だが、魔人はすぐには2つめに手をつけずにミスターの完食を待つという余裕を見せる。
 そしてミスターが1つめを完食、しかしミスターは頭痛に襲われ上体を折り曲げ、頭を抱えていた。苦しげなミスター。

                                          だが、これはミスターの策だったのだ…

 屈んだ体勢から2つめの野沢菜おやきに飛びつくミスター! そして魔神の意表を突き、リードをつけて喰らいつく!

 しかし次の瞬間、ミスターの口の中には甘い甘いあんこの味が広がった!

大泉  「藤村くんまたもや汚い攻撃にでた!  用意されていたのは4つともあんこだ!」

        「汚いぞ藤村! 卑怯だぞ藤村! 野沢菜なんかなかったんだ! 4つともあんこなんだ!!」


 汚い藤村に抗議の眼差しを向ける策士(笑)ミスター。
 悠々と2つめのあんこ入りおやきを飲み下す魔神藤村。
 ひっくり返って大爆笑するすずむし。
 「きったねぇー…」と呟くonちゃん安田くん。

 こうして長野は魔神チームの手に堕ちた。

 ミスター116000pt v.s. 魔神72000pt

第11戦 岐阜対決(11000pt)

 テーマは「水羊羹ひと巻」。

 前日に引き続いての早朝奇襲(しかも前日より早い時間)かつ餡子のお菓子であることからミスターに勝ち目などあるわけもなく、あっさり藤村Dが勝利した。
 この様子を目の当たりにしたミスターは、「朝っぱらから羊羹一本食べられるとか、こんなの絶対おかしいよ」とコメントした。ちなみにまどマギの放送はこの企画の収録より10年後である。 

 ミスター116000pt v.s. 魔神83000pt

第12戦 愛知対決(5000pt)

 テーマは「小倉トースト@藤村忠寿の実家の喫茶店」。

 藤村D曰く「居ても立っても居られない、早く出たい」というほどの気恥ずかしい空気の中、『今回のみ勝利後はテレマークではなく「美味しかったよ母さん!」と藤村氏のご母堂に声を掛けることで勝利とする』という追加条件が提示され、あっさりそれが通過。対決列島至上もっとも生暖かい空気で勝負が推移する中、藤村Dが完食の後「カアチャンオイシカッタヨ」と告げ、魔神チームが見事勝利。

 勝負後、ミスター側からは「ここはもうポイントじゃあないですよ」「いいものを見せてもらった」「ナイスマッチング」「負けたけど清々しい」という言葉と、惜しみない拍手が送られるという異常事態になる。 また、どうでしょう班は「実家では『たーくん』と呼ばれる魔神」「出掛けにお小遣いを貰っていた」「結婚式で馬車に乗っていた」などなどの恥ずかし情報をご母堂から直接ゲットし、魔神は勝負には勝つも精神的に大ダメージを負う結果となった。

 ミスター116000pt v.s. 魔神88000pt

第13戦 近畿大会(19000pt)

 滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県を合わせた2回目の地方大会。
 テーマは「明石焼き+牛乳3本早飲み」。

 今回のみ大泉、安田の両副将による対決。牛乳で大きくリードを取った安田が安定の勝利を収めた。
 安田が初めてチームの勝利に貢献できた瞬間である。

  が、鼻から牛乳は出た。

 ミスター116000pt v.s. 魔神107000pt

第14戦 岡山対決(7000pt)

 テーマは「サンフルーツ」。

 互いが事前にテーマを用意し、宿で相手の寝込みを襲い、先に襲えた方のテーマで対決するものとするという変則ルール。早朝ではなくまだ深夜というべき時間帯に襲ったミスターチームが用意したサンフルーツでの対決となった。
 すっぱい柑橘類、かつ寝込みを襲えたミスターに圧倒的有利な勝負ということもあり、ミスターチームの順当勝利。
 ちなみに魔神チームは枕元にきびだんごを用意していた。

 ミスター123000pt v.s. 魔神107000pt 

第15戦 四国大会(19000pt)

 四国4県を合算しての3度目の地方大会。
 テーマは「讃岐うどん」。

 どうでしょう班が「キング・オブ・讃岐うどん」と称する『山越うどん』での対決。皆で美味しくうどんを掻きこむ中、何ということもなく藤村Dが一番にたいらげ、見事四国にて魔神チームはポイント逆転を果たした。

  ミスター123000pt v.s. 魔神126000pt 

第16戦 九州大会(28000pt)

 鹿児島を除く九州の全ての県を合算する最後の地方大会。
 テーマは「スイカ」。

 8切れに切ったスイカ(大きさは均一ではない)を大泉・安田両名がジャンケンで4つずつ選び、それを大将一人で早食いするという内容。しかし、第一回目のジャンケンに勝利した安田は微妙に大きなスイカを選んだ上、その後のジャンケンには負け続けたことにより魔神サイドのスイカは見た目明らかに分量が多く、その量の差が響いた結果後半に藤村Dが失速、ミスターが辛くも勝利した。

 これまでもいいところがなかったヤスケンは勝負後、更に厳しい視線に晒されることとなった。

  ミスター151000pt v.s. 魔神126000pt

最終決戦 鹿児島対決(97000pt)

 テーマは「氷白熊 750mlカップ」。

 対決直前に「空港では750mlサイズのものは夏季限定でしか販売していない」という事実が判明する。そのため帰りの飛行機の時間が迫る中、急遽どうでしょう班は氷白熊を鹿児島市内まで買出しに行くハメになった。このD陣の手際の悪さに大泉はかなり憤慨することとなる。更にその道中で渋滞に巻き込まれ、撮影は時間的にかなりピンチであったようだ。

 ギリギリのところで氷白熊は調達でき、西郷隆盛像の前で最終決戦を開始。最後にふさわしくお互いに早いペースと食べやすくする工夫の応酬という熱い展開となった。中盤までは藤村Dにはなかなか頭がキンキンする場面が訪れず、安定した速度で魔神がリードを保っていた。しかし終盤で互いに頭痛を堪らえる展開となり、互いに根性だけで氷を口にする泥仕合が繰り広げられた結果、

「皆で川下りに行こう!!」

 という勝利宣言と共にテレマークを飛ばし、『大魔神』藤村忠寿が堂々の勝利を収めた。
 そして勝利の瞬間、決戦の地にあった噴水からはあたかも企画の終了・及び大魔神の再臨を祝うかのように水が噴き出したのであった。

 かくして、日本全土を戦場に見立てた天下分け目の戦いは幕を下ろした。

 そしてユーコンへ…。 

 最終結果 : ミスター151000pt v.s. 魔神223000pt
 

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関連項目

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  • 藤村忠寿
  • onちゃん安田顕
  • 安田さんリバース
  • NKT 
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