少数民族とは (ショウスウミンゾクとは) [単語記事]

少数民族とは、その国に於いて人口が少ない民族である。「少数民族の少女」

転じて、その集団の中で少数派の人たちのこと。「この大学院でも地学系の専攻者は少数民族だ」

概要

その国の中で、主要な民族ではなく、人口が少ない民族のこと。

例えば、多くの人はロシア人と聞くとスラブ系の白人でキリスト教正教徒が多いというイメージを持つであろう。しかし、ロシアは多民族国家であり、スラブ系の白人ではない民族が少数ながら暮らしている。その中には、中東みたいな顔だちをしてイスラム教を信仰する人たちや、日本人とそう変わらない顔だちをしてチベット仏教を信仰している人たちもいる。そういった、ある国の中で少数派の民族のこと。

満洲人のようにほぼ多数派の漢民族に同化し、消えていく民族もあれば、チェチェンやクルド人のように独立や自分たちの国を求め、時には戦争の原因となる民族もいる。

日本では、アイヌなどがそうであると言われている。