心からコーヒーは好きなんだ‥!それだけは事実なんだ‥とは、知識やこだわりがなくてもコーヒーが好きであることを示す台詞である。
漫画『1日外出録ハンチョウ』の第152話「散時」に登場。
数日前に地下労働施設のC班でコーヒー販売が始められ好評を博していたことから、E班班長の大槻もコーヒー事業に参入することにした。大槻はコーヒーのカフェイン中毒に加え、アテ(コーヒーに合う菓子)を使った糖質中毒で地下住民を骨抜きにできると考えた。そこで沼川・石和と外出してアテ候補を検討し、実際に販売したところ、価格の安さもあり大成功となる。
一息ついているときに、沼川が使ったコーヒーの種類について軽く尋ねてみたところ、大槻は「誰にも言うなよ?」と念押しして「ザワダコーヒースペシャルブレンド」を出す。業務用スーパーで売られている1キロ1000円ぐらいのインスタントコーヒーだったようだ。大槻は
今までワシ‥喫茶店なんかに入ると‥‥
これ見よがしにあごに手を当てたりなんかして‥‥‥‥
お‥‥ブルーマウンテンある‥‥‥‥‥!
ワシこれで‥‥‥‥!
‥‥とか注文しとっただろう‥‥?
あれ実は‥‥
よくわかっとらんで注文しとったんだよ‥‥‥‥‥‥‥
その豆がどうとかこうとか‥
と白状する。コーヒーの種類のこだわりについては「ビジホのコーヒーバッグでもいい」ということらしい。しかしその後に大槻は
でも‥信じてもらえるかわからんが‥‥‥
そんなんでも本当にワシ‥
心からコーヒーは好きなんだ‥!
それだけは事実なんだ‥
と続けた。
沼川は少し意外だったと言いつつ、安い業務用コーヒーでみんな幸せそうにコーヒーブレイクを楽しんでいる、という目の前の光景が答えではないかと返し、「案外‥‥‥‥みんなそんなもんなんじゃないスか‥‥‥‥?」とフォローする。
しかし大槻はそれに同意したものの、「十分だよな‥‥‥‥‥‥地下のバカ舌どもには安いコーヒーでも飲ませておけば‥‥‥‥‥‥‥!」と地下労働者を指して酷い言い方をしてしまうのだった。
この話の締めくくりにはこう書かれている。
コーヒーの楽しみ方は
人それぞれ‥‥‥‥!
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最終更新:2025/12/22(月) 10:00
最終更新:2025/12/22(月) 09:00
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