成田翔 単語


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成田翔(なりた かける、1998年2月3日-)とは、秋田県出身の元プロ野球選手(投手)である。
「しょう」ではなく「かける」である。

概要

全川崎クラブ
成田翔
基本情報
国籍 日本
出身地 秋田県秋田市
生年月日 1998年2月3日
身長
体重
170cm
78kg
選手情報
投球・打撃 左投左打
守備位置 投手
プロ入り 2015年ドラフト3位
経歴
  • 秋田市立秋田商業高等学校
  • 千葉ロッテマリーンズ(2016年-2022年)
  • 東京ヤクルトスワローズ(2023年)
プロ野球選手テンプレート

小学校4年生から野球を始める。秋田商業高校では3年の夏に甲子園に出場。エースとして同校を80年ぶりのベスト8に導く好投を見せるも、準々決勝では仙台育英高校と対戦し、後にドラフト同期となる同い年の平沢大河にホームランを浴びるなどして敗退。その後も国内の大会や国際大会(WBSC U-18ワールドカップ)等に先発として出場し好投を見せている。

高校卒業後は社会人野球に進む予定だったが、大舞台での経験を踏まえプロ志願届を提出。同年2015年ドラフト3位で千葉ロッテマリーンズから指名を受け契約した。背番号41

ロッテ時代

2016年(1年目)は一軍への登録自体もなく二軍での登板・調整が中心となった。6月18日の東京ヤクルトスワローズ戦で二軍戦初登板を果たし、5回を投げ被安打2、無四球無失点という上々のスタートを切るが、その後は上手くいかず、最終的には7試合に登板し0勝0敗防御率6.00という成績に終わる。三振はほとんど直球でしか取れず、投球の生命線だったスライダーは見切られ、四球を出して自滅するというパターンに陥った。更に夏には体調を崩し肘の炎症もあり、ノースロー調整を余儀なくされるなど悔しいシーズンとなった。


2017年もほとんどを二軍で過ごしたが、最下位に低迷する一軍のBクラスが確定した直後のシーズン終盤に一軍に合流した。二軍では前年より登板数を伸ばし、一軍に昇格するまでの成績は18試合に先発し防御率3.32という成績で、変化球の制球力には相変わらず課題を残すも(38四球)、三振率は高く(40奪三振)、二軍のローテーションや同期の選手の中ではまずまずの成績を残していた。
夏にはフレッシュオールスター2017にも選出され、1イニングを無失点に抑えている。この時TBSで解説していた川口和久は「もう一軍に上げていいんじゃないの?中継ぎでも十分通用すると思う」と評した。
一軍には9月5日に合流。翌9月6日に登録されると、その日の対埼玉西武ライオンズ21回戦(メットライフドーム)にて中継ぎとしてプロ初登板を果たす。この試合では6回途中から早めの継投に入り9回までに2点のリードを保っていたが、6番手の守護神・内竜也が打ちこまれ同点となると、その後1点を勝ち越しての延長10回裏に初登板の機会が舞い込むという厳しい状況での初登板となった。先頭打者を打ち取るも、その後四球,ヒットを浴び交代。8番手の田中靖洋が併殺に仕留めシャットアウトしたため、セーブこそ付かなかったが初ホールドを記録し、初めてのヒーローインタビューを経験した。


2018年は一軍では5試合登板、4投球回に留まったが、U-23ワールドカップと日米野球と世界戦に日本代表として出場した。


2019年は二軍ではリリーフとしてチーム最多の51試合に登板し、防御率2点台だったが、一軍では夏場に昇格があったものの登板機会のないまま抹消。結局一軍登板なしに終わった。


2020年はキャンプでサイドスロー転向を試みたが、かえって制球が悪くなり元のオーバースローに戻した。8月に一軍昇格し3試合に登板したが、3試合目で炎上して二軍落ちし終了。二軍ではこの年もチーム最多の31試合に登板したが、防御率は4点台に悪化した。


2021年は3試合の登板に留まったが、契約更改ではサイドスローに手ごたえを感じたと振り返った。


2022年は一軍での登板はなかった。二軍では46試合に登板し、3勝1セーブを記録した。

ヤクルト時代

2022年12月9日に現役ドラフトで東京ヤクルトスワローズに移籍した。


2023年は3試合の登板に留まり、戦力外。トライアウトでは三者凡退に抑えたものの、NPBからのスカウトはなかった。

社会人野球

2024年からは社会人野球・全川崎クラブに所属する。

人物

  • 小柄な体格、秋田県出身、サウスポー投手、秋田商業高校、夏の甲子園大会出場といった共通点から、東京ヤクルトスワローズの石川雅規になぞらえて“石川二世”と称された。2022年オフ、現役ドラフトでヤクルトに移籍したことにより、石川とチームメイトになった。

成績

  • (2023年終了時点)

年度別投手成績

年度 球団 登板 先発 完投 完封 勝利 敗戦 セーブ ホールド 勝率 投球回 与四球 奪三振 失点 自責点 防御率
2017年 ロッテ 4 2 0 0 0 2 0 1 .000 12.1 4 8 8 6 4.38
2018年 5 0 0 0 0 0 0 0 .--- 4.0 2 1 2 2 4.50
2020年 3 0 0 0 0 0 0 0 .--- 3.0 0 3 6 6 18.00
2021年 3 0 0 0 0 0 0 0 .--- 3.0 2 3 0 0 0.00
2023年 ヤクルト 3 0 0 0 0 0 0 0 .--- 3.1 1 2 2 2 5.40
NPB:5年 18 2 0 0 0 2 0 1 .000 25.2 9 17 18 16 5.61

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関連項目

  • プロ野球選手一覧
  • 2015年度新人選手選択会議
  • 千葉ロッテマリーンズ
  • 現役ドラフト
  • 東京ヤクルトスワローズ
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