林家木久扇

林家木久扇とは、日本の落語家である。本名は豊田洋。

概要

幼少時代に空襲を経験、貧乏で苦労したことからお金はあるに越した事はない、という考えを持つようになり、現在の本業以外のサイドビジネスにも精を出すきっかけとなっている。

その後は森永乳業で働いたり、漫画家の清水崑に弟子入りし漫画家を目指したり(漫画雑誌に掲載された事もある)したが、やがて落語家を志し、昭和35年に三代目桂三木助に弟子入りする(高座名は木久男)。ところが師匠がほどなく亡くなったため、八代目林家正蔵一門に移籍。三「木」助と正「蔵」の二人の師匠から名前を一字ずつ取った「木久蔵」を名乗る。なおこの時同門には後に笑点で共演する林家九蔵（後の三遊亭好楽）もいた。

昭和44年11月より、テレビ番組「笑点」のレギュラーを務める。地味に出演歴では最長である。

2007年9月21日に「林家木久扇」に改名。（それまでは「林家木久蔵」を名乗っていたが、木久扇改名時に、木久蔵の芸名を息子でもあり弟子でもある林家きくおに譲っている）

かつて漫画家を目指しただけあり画力もあり、有名な絵師でもある。2019年11月以降の笑点のオープニングアニメは、木久扇自ら描いたメンバーの似顔絵が使われている。

自身がプロデュースする木久蔵ラーメンはその味がマズいと木久扇本人が豪語していることで有名で、自虐ネタのひとつにもなっている。

なお笑点の楽屋ではぼっちらしい。ハブられてるわけではなく、「変な商売を持ちかけられる」から誰も寄りつかないからだとか。

笑点でのお約束

• シンプルな答え（屋根・や〜ね〜などのダジャレ）
• 物まね（河童・宇宙人・常人には理解不能な何か）
• ここで会うたも何かの縁　遊んでいってくんなまし〜
• 野郎共、たたっ斬れ！
• いやんばかん　そこがお乳なの　アハン
• 歌うと司会者または山田くんに座布団をとられる
• 答えを忘れる
• 客や司会者に先に答えを言われる
• それを逆手に取って「それでは皆さんご一緒に」
• 簡単な漢字を読み間違える、あるいは読めない
• 歌丸に「ハゲちゃびん」と言うと、歌丸に「バカちゃびん」と言われ座布団をとられる
• 答えに詰まって「あのねぇ」
• 司会者が「誰か他にいない？」と聞くと答えができていないのに手を挙げる
• 他のメンバーから木久蔵ラーメンはまずいといじられる（本人も自虐ネタにする）
• オリジナル漢字を考える問題で文字ではなく絵を描く

関連動画

関連商品

関連項目

• 笑点
• 落語
• 与太郎
• 木久蔵ラーメン
• JARO（日本広告審査機構）-CMキャラクターとして出演経験あり
• 中島みゆき
• ニッポン笑顔百景
• 林家彦六（8代目林家正蔵）-師匠であり、よくモノマネをする
• 片岡千恵蔵 -モノマネをよくする