第一宇宙速度(first astronautical velocity)とは、物体が衛星として存在するための最低初速。地球の半径ではおよそ7.9km/sで水平に物体を飛ばせば、そのまま地面に落ちることなく地表スレスレを飛行しつつ、地平線の向こうに落ち続けて地球を周回する理論値ということになっている。
しかし、現実には大気の抵抗で徐々に減速してしまうし、地球はきれいなツルツルの球体でもないのでその通りにはならない。現在の人工衛星は大気が薄くなる200km程度よりも高い高度をそれよりも遅い速度(高度200kmならば約7.8km/s)で周回している。
ちなみに高度200kmの円軌道はパーキング軌道と呼ばれていて、人工衛星などを投入するときはこの軌道にいったん投入した後に、任意の位置に陣取れるようにタイミングを計って別の軌道に遷移するために使用したりする。なお、この高度でも放っておくと大気の抵抗により数日で地球に落下する。
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最終更新:2025/12/13(土) 05:00
最終更新:2025/12/13(土) 04:00
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