箕面線とは、阪急電鉄の路線の一つである。石橋駅から箕面駅の間、4.0kmを結ぶ。
概要
阪急電鉄の前身である箕面有馬電気軌道が、1910年に宝塚線とともに開業させた路線であり、阪急でも特に歴史の古い路線である。開業当初は終点の箕面駅はループ線となっており、そのまま列車をぐるっとUターンさせて運行していたという。現在はループ線は撤去されているが、箕面駅が緩やかにカーブしていたり、周りの敷地にその痕跡が残っていたりする。
なお一時期、桜井駅から延伸して、同じ阪急の千里線南千里駅(当時は終点)に接続する計画が存在した。その後同駅から桜井方面には伸ばさず、北千里駅(現在の終点)まで延伸し、北千里から桜井まで延伸するために北千里側では既に用地買収が行われていたが(北千里駅引上線はその名残)、徐々にその価値がなくなり、結局計画は自然消滅した。
運用は、日中は4両編成で約10分間隔での運転となっている。また、平日朝ラッシュ時に2本のみ宝塚本線へ直通している。そのため、箕面線内のすべての駅で8両編成に対応している。
なお、2018年7月7日のダイヤ改正以前は、平日早朝には直通列車の送り込みを兼ねて8両編成の本線車両を使用した区間運転が行われていた。(わずか4駅)
支線でありながら本線の最新車両が区間運転に従事する姿が見られるのは阪急ではここだけであった。
駅一覧
| 駅名 |
駅番号 |
営業キロ(駅間) |
乗換 |
駅所在地 |
| 石橋駅 |
HK-48 |
0.0 |
■阪急電鉄:宝塚本線 |
池田市 |
| 桜井駅 |
HK-57 |
1.6(1.6) |
|
箕面市 |
| 牧落駅 |
HK-58 |
2.7(1.1) |
|
| 箕面駅 |
HK-59 |
4.0(1.3) |
|
運行車両
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3000系(引退済)
- かつては宝塚本線や神戸本線でも走っていた車両。現在は伊丹線でのみ運用されている。
- 2016年6月をもって箕面線で運用されていた最後の3編成が引退しており、現在は運行されていない。
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5100系
- かつては5132F・5134Fが、3000系が検査入場した時に代走していたが、2016年6月をもって箕面線に正式転属となっており現在は5132F・5134Fが箕面線所属となっている。
- また、箕面線直通の列車として宝塚本線の8連が入線する時もある。
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6000系
- 上の5132F・5134Fが箕面線予備から本務となったため、代わりに同じ4両+4両編成の6024F+6014Fが箕面線予備に設定された。
- 8両編成は今までどおり、平日朝ラッシュ時に直通列車で乗り入れる。
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8000系8040形
- 突如支線に現れた阪急のオールドルーキー(というほどの年でもない)。2015年6月21日から運用を開始した。
- 以前から運用されていた3000系は製造から50年が経過した抵抗制御の4連だが、8040形は製造から20年程しか経過していないVVVF制御の2両+2両編成(つまりブツ4編成)である。今までの車両と何もかも違いすぎであり、箕面線内でも非常に異質な存在である。
- 本来この形式は、宝塚線で朝の10連増結運用に使用する2両編成の車両だが、突然支線送りにされてしまった。理由としてはおそらく2015年3月の宝塚線ダイヤ改正で増結運用が減少してしまい、仕事がなくなったので箕面線に来たのだと思われる。
- なおこの形式は3編成存在するが、残りの1編成(8042F)は現在も宝塚線で増結運用に従事している。一体どこでこんなに差がついたのか…
- 2018年9月現在、8040F+8041F(4両編成)の1編成が所属している。
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7000系・8000系・9000系・1000系
- 平日朝ラッシュ時の直通列車として8両編成で入線する。
運行種別
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普通
- 終日運行される種別。
- 日中は4両編成の車両による石橋-箕面の折り返し運転を行っている他、平日の朝には宝塚線直通の8両編成の梅田行が2本のみ設定されている。
- かつては朝夕ラッシュ時に梅田発箕面行や、梅田-箕面間の準急(通勤準急の時期もあり)も設定されていたが、これらは全て2018年7月7日のダイヤ改正で消滅した。
関連動画
関連コミュニティ

関連項目
- 阪急電鉄
- 宝塚本線
- 鉄道関連項目一覧
- 鉄道事業者・路線一覧