花海ことは 単語


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ハナミコトハ

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花海ことはとは、『魔法つかいプリキュア!』の登場人物である。CV:早見沙織
当初は妖精の女の子はーちゃんとして登場し、その後人間の姿へと変わった。と言うことではーちゃんとことは、双方についてこの記事で解説する。

概要

突然生まれた謎の赤ちゃん

それは第4話でのこと。室内が複雑で迷うので入ってはいけないと言われた、魔法学校の図書館の知識の森でガメッツと戦闘せざるをえなくなったみらいとリコ。その時見つけた本から出てきたのは小さな赤ん坊だった。

本自体もリンクルスマホンと呼ばれる、世界が誕生したと同時に生まれ、生きとし生ける物全てを見守り続けてきたと言われる伝説の書物なのだが、なぜこの赤ん坊が本から出てきたのか、そもそもなんでこの本の中にいたのかが不明である。そんなわけで成り行き上みらいとリコがリンクルスマホンとリンクルストーンの力を使って育てることになる。

で、ここいらで玩具のリンクルスマホンの紹介ページにある解説文を絡めながら記述を進めることになる。はーちゃんにはその成長段階に応じて時期設定の名称がつけられている。

バブバブ期
一番最初の形態。見ての通り小さな赤ん坊で、寝てるか泣くかしかできない。ただ第5話の最後で早々に次の形態に移行した。
ヨチヨチ期
第5話の最後からしばらくこの形態で過ごすことになる。髪飾りが1つから2つに増え、背中には羽根が2つ付くようになる。喋っても基本「はー、はー」としか言えないためはーちゃんと名付けられることに。別に中の人がはやみんだからじゃないよ。みらいやリコ、モフルンにもかわいがられ、次第に片言でしゃべり出し、よちよちと歩き出したり、妖精らしく空を飛び始めたり、果てはバリアまで貼るようになる。
トコトコ期
第11話の最後でさらに成長した姿。幼女へと姿を変え、かなりきちんとしゃべることができるようになった。髪飾りも増えただけでなく、両サイドをシニヨン風にまとめており、羽根も4つに増え大型化。格好も女の子らしく白いスカートを履くようになる。
プリキュアと呼応する形でリンクルスマホンと連動してプリキュアの力を強化させる能力がある。
また、リンクルストーンの作用で様々な姿に変えることもできるようで、OPではそれを見せているほか、第15話では自分でリンクルスマホンを操作して生み出した食べ物を一気に平らげてしまったものだから、その不思議な力が爆発してあれこれ姿を変えてしまった。ちなみにリンクルストーンとの対応はこんな感じ(ガーネットとアメジストは玩具のスマホンで判明)。
  • ダイヤ:ユニコーン
  • ルビー:ドラゴン
  • サファイア:人魚
  • トパーズ:雷様
  • アクアマリン:スノーマン
  • ピンクトルマリン:花の妖精
  • タンザナイト:宇宙人
  • ペリドット:ハーピー(?)
  • ムーンストーン:オオカミ(幼児誌ではこう表記されているが、実際は首元にさらに顔が2つあるので、ケルベロス説あり)
  • ガーネット:スフィンクス
  • アメジスト:ネコ(ケットシー?)

このような過程を経て、みらいもリコもモフルンも育てていくうちにはーちゃんを愛するようになり、はーちゃんも2人と1匹の愛情を受け元気に育っていき、プリキュアの戦いを見て自分も頑張ろうとするのだった。

……おや!?はーちゃんの ようすが……?

さて、スマホンにおいては最終的にはキラキラ期と呼ばれる姿へと変えるようで、OPでもシルエットでその姿が垣間見えた。その姿になった時、みらいとリコ、モフルン、そして視聴者にどのような驚きを見せてくれるか、ちょっとした話題にもなっていた。

そんなこんなでリンクルストーンもアメジストを手に入れたことでエメラルドを除く11個全てが揃い、はーちゃんがアメジストとスマホンから生み出されたブドウを食べた直後のこと。はーちゃんはおねむになってしまい、スマホンの中でぐっすり寝てしまう。
さらに開かずの扉を開けた先に校長とドクロクシーが対峙、そのやりとりの中でスマホンがはーちゃんごとドクロクシーによって奪われることになってしまった。
みらいとリコはプリキュアとなって戦うが、二人の強い意志が魔法界と呼応し、エメラルドが出現。ところがドクロクシーはエメラルドとはーちゃんが入ったままのスマホンをそのまま飲み込み、強大な力を得て巨大化することとなる。

みらいとリコはドクロクシーの野望を打ち砕くべく、そして愛娘のはーちゃんを取り戻すべく戦う。最終的に人の繋がりの大切さがドクロクシー体内のはーちゃんに呼応し、ダイヤモンド・エターナルによって打ち倒すことができたが、その強い怨念が残り、2人を襲おうとした……その時である。

おめでとう!はーちゃんはキラキラ期に進化した!ってそこB連打すんな。トコトコ期の方が可愛いってのは分かるけど。

そこに現れたのは、姿は妖精のまま小さいものの、外見的にはみらいやリコとと変わらない年の少女。その強い力によって怨念の闇を打ち破り、ドクロクシーの正体である今は亡きクシィの御魂を天へと帰らせていった。
それとともにはーちゃんは強い光に包まれて、スマホンを残したまま何処へと消えてしまったのである。ただモフルンは彼女の甘い匂いを遙か遠くから感じたようで、またいつか会えるだろうと告げたのだが……その直後に余韻をぶちこわすCMは勘弁してくれませんかね。

キラキラ輝く少女、現る

それから1ヶ月もの間、みらいとリコ、モフルンは甘い匂いというわずかな手がかりを元にはーちゃんの行方を探すが、ようとして知れないままだった。はーちゃんがいないことから空虚な思いをしている2人と1匹。リコは魔法を使いこなせるようになれればはーちゃんを見つけられるかも知れないと、魔法界に戻る決心をするほどだった。

そんな矢先、蘇ったヤモーがドクロクシーの骨から生み出したスーパーヨクバールで襲いかかってくる。その猛攻に太刀打ち出来ない2人だったが、その時突如として現れた不思議な少女。彼女に呼応する形でリンクルスマホンが光り出し、彼女は手に持ったエメラルドを用いて「キュアップ・ラパパ!」と叫び変身する。

プリキュアになってスーパーヨクバールを倒したその少女。それは大きくなったはーちゃんそのものだった。彼女はこれまで育て、愛し、守ってきてくれた、みらい・リコ・モフルンの力になりたいという思いをエメラルドの力にこめることでプリキュアへと覚醒、変身したのである。
感動の再会からまた物語が動き出すことになるのだが、結果としてエメラルドを発見したわけで、リコとはーちゃんは魔法界に戻されそうになる。そこでみんなで「私の家族だから」と校長に懇願する形で承諾を得てみらい・リコ・モフルンと一緒に暮らすことに。
その流れで朝日奈家に居候するわけだが、みらいの母今日子から名前を聞かれると、校長から言われた「素直な言の葉は、時に魔法となって人の心を動かす」という一言から「ことは」と名乗り、さらにはーちゃんが見たという「海のように広がる花畑」からリコが連想して「花海」の姓が加えられ、結果「花海ことは」と名乗るようになる。そして、ナシマホウ界ではリコ同様留学生として津成木第一中学校に編入することとなった。

外見はキラキラ期で見せた姿をそのままみらいやリコと同年代の少女にまで大きくした感じだが、羽根はなくなり、瞳に映った花の模様も無くなっている。性格ははーちゃんの時のまま無邪気で天真爛漫、さらにまだ幼かったのが急激に成長したためアホの子要素というか純真無垢な面も含んでいる。飛べなくなったのに飛ぼうとして落っこちたり、大きさの感覚がつかめず狭いところを通ろうとして挟まったりするなど、はーちゃん時代の癖が抜けないこともある。
また、育ての親の影響を受けてか、みらいの好奇心旺盛さ、リコの真面目さや努力家な面、モフルンの聞き分けの良さなどを受け継いでおり、口癖もはーちゃん時代からの「はー」だけでなく「ワクワクもんだしー」などみらリコ2人の物も受け継いでいる。あとついでに言えばイチゴメロンパンを大量に食べたり、魔法界のカボチャドリ祭りでお菓子を大量に食べようとしてお腹を空かせるなど、今回の大食い枠。隠れ大食い兼羊羹入れようとする和菓子屋の娘や歴代屈指の大食いだったりと緑キュアは食に関するジンクスでもあるんですかね。とはいえ、みらいもリコも結構な食べ盛りだったりするが。

元がリンクルスマホンから生まれた妖精だけあってか、魔法の能力には長けており、スマホンのタッチペンを魔法の杖代わりにして使用、呪文を唱えるとスマホンが呼応し、物を自在に動かしたり変化させたり、等価交換の法則を無視して何も無い状態から物を生み出すなど、難しい魔法もいとも容易く使え、リコも愕然とするほど。とはいえ、魔法を濫用することもあるので、リコからたしなめられることもしばしば。
魔法のほうきもみらいとリコが使っている物を元に自らの力で生み出した、緑の柄とピンクの穂先という専用の物(こっちは案の定おもちゃでも発売)を使うことになり、既に後期OP映像などで出ていた魔法学校の制服も、夏休み期間中魔法界で過ごすことになったのを受けてこれまた自分の魔法で作り出し、魔法学校の生徒たちを驚かせることに。
もっとも、本人はなんで魔法が使えるのか、なぜ大きくなれたのかは分からない模様。それどころか、そんなのを気にするよりも、大好きなみらいやリコ、モフルンに甘えて幸せに暮らす方がいいようである。ただ、ことはの感情や意志がエメラルドやスマホンと連動しているのは確かで、ことはが落ち込んだり寂しい時にはスマホンが呼応せずに魔法が使えないかと思えば、みらいやリコを救いたいという強い意志が感じられればエメラルドがそれに応える形でプリキュアに変身出来たり強力な力を発揮することができる。

キュアフェリーチェ

-あまねく生命に祝福を!キュアフェリーチェ!-

はーちゃんこと花海ことはが変身するプリキュア。オールスターズ方式で44人目(オールスターズ映画のキュアエコーを含むと45人目)のプリキュアになる。ちなみにフェリーチェ(felice)はイタリア語で幸せや幸福を意味する。間違ってもミルクと混ぜるだけだけのあれとかイタリアカラーな改造ガンプラとかじゃないよ。

カラーリングとしてはこれまでのはーちゃんの姿同様のピンク色の髪に緑と白を基調としたドレス姿で、キュアミント、キュアマーチに続く3人目の緑系プリキュアとなる。また妖精からの転身はミルキィローズ(厳密にはプリキュアでは無いが、オールスターズの枠内で、と言うことで)、キュアビート(覚醒した代償で妖精の姿に戻れなくなってしまったが)に続いてこれまた3人目。
ただ、キュアミラクル・キュアマジカルに続く作中3人目かつ単独変身可能なプリキュアというスタンスとしてはシャイニールミナスに近いかもしれない。あと成り行き的には『おジャ魔女どれみ』のハナちゃんとか。
初戦はフェリーチェ本人も自分の力を把握できていない描写も見られたが、スーパーヨクバールに対してはその実力を見せつけ、ついにはヤモーでさえ単独の技で浄化するなどチートクラスの強さを予感させた。しかし、その後27話から現れたドンヨクバールの攻撃に対しては単身では受け止めることができず、苦戦するようになり、3人の力を合わせることで応戦している。

これまで自分が生まれ住み家にして来たリンクルスマホンをそのまま変身アイテムとして使用し、「キュアップ・ラパパ!エメラルド!」と唱えてリンクルストーン・エメラルドをはめ、タッチペンでFの字を書きながら「フェリーチェ・ファンファン・フラワーレ!」と唱えることで変身する。
変身時に姿も声質も大人っぽくなるのはミラクルやマジカルと同じ。特に声質は、はーちゃん/ことはの時の高い声から、演じる早見沙織の本来の声質に近い低い声となり、口調も敬語となってかなり理知的かつ大人びた感じとなる。もっとも、根っこの部分でははーちゃんのままなところがあったりするが。
また、姿が変化する際にこれまでのはーちゃんの成長過程が段階的に投影されて大きくなるとともに、かつてのはーちゃんの頃にあった瞳の花模様や羽根も復活、羽根がある事で飛行も可能となる。
ただし、ミラクル・マジカルの2人と異なり、カラフルスタイルのようなフォームチェンジは無い(2人に倣う感じでエメラルドスタイルという名称はある)。上位フォーム(スーパープリキュア)であるアレキサンドライトスタイルもダイヤスタイルを元にした魔法つかいを思い切りあらわした2人と異なり、エメラルドスタイルを元にロングドレスかつ頭部に巨大なお団子ヘアと、妖精の女王と言った感じになっている。
戦闘時のアイテムもスマホンのタッチペンが変化した追加戦士恒例の専用アイテム、フラワーエコーワンドを使い、浄化技として花魔法を放つことになる。また、銀のリンクルストーンを使えばミラクル・マジカルと同様に銀魔法を使うことが可能。もっともピンクトルマリン専門で、花形の物体を出してバリアにしたり包み込んで回復や浄化をすることができる。使用頻度高すぎてネット上では「ピンクトルマリンさん過労死するんじゃ」と囁かれたりも。
あ、世の親御さんたち、リンクルストーンの単独販売もあるほか、ワンドにもエメラルド付くそうですよ、スマホン買い増ししなくてもいいようです。

余談となるが、フェリーチェの存在自体はある意味毎度のことではあるが玩具のリンクルスマホンの解析によって早期に判明していた。そもそも第1話でモブの猫役に早見を配役している時点で「絶対これはやみんこれっきりじゃねーだろ!」と総ツッコミだったのだが。もっともその猫は第10話や後期OPなどで再登場しているが。
しかし、今回あまりにも異例なのは、なんと、公式側自ら登場1ヶ月前となる6月1日に入っていきなり公式サイトや幼児誌、各種ニュースサイトで詳細な公式発表を行い、それにあわせる形で玩具やボーカルアルバム、後期主題歌の情報も立て続けに解禁した点である。幼児誌に関してはフラゲによって解禁日数日前に明らかにされてしまったものの、これまでの追加戦士は劇中で情報を小出しにして引っ張った末に明らかになっていたのが、今回こうしたアクションを公式側で積極的に取ったため、驚きをもって受け止められている。

花魔法

プリキュア・エメラルド・リンカネーション
フェリーチェの花魔法。フラワーエコーワンドにリンクルストーン・エメラルドをはめ、「キュアー・アップ!」と唱え、その声を響かせることで花を大量に咲かせ、その力を集約して技を放ち、無限大のマークを描いて敵を花に包んで浄化する。ヤモー及びラブーが召喚したヨクバールにはこの技で浄化している。

その正体

ネタバレ注意 以降は、『魔法つかいプリキュア!』最終盤のネタバレが書かれています。
了解した上で読み進めて下さい。

実はことはの正体は物語上の大地母神、マザー・ラパーパの力を受け継ぎし者である。

もともと魔法界とナシマホウ界は「花の海」と呼ばれる一つの世界であり、そこには母なる樹がそびえ、ラパーパはそれを依り代として民を見守っていた。ところが終わりなき混沌・デウスマストが侵攻し、世界を飲み込もうとする。ラパーパは世界を守るため単身で立ち向かい、デウスマストを宇宙の彼方へと追放することができたが、その代償は重く、大地から分離された母なる樹と共に時空を彷徨うことになる。残された大地はナシマホウ界として一つの世界を形成、母なる樹はいつしか魔法樹と名前を変え、それを中心とした魔法界としてもう一つの世界を形成していった。ラパーパの力の残滓は魔法樹に、そしてリンクルストーンやリンクルスマホンとして残り、リンクルスマホンからことはが生まれることになる。だからこそリンクルスマホンと連係することで強力な魔法が使えたわけである。

デウスマストとの最終決戦で、太陽魔法を完成させ、巨大な姿となったフェリーチェ。ミラクルとマジカルともにデウスマストを遙か彼方に追いやることができたが、再び混ざり合った世界は混沌の影響を受けすぎて分離しようにも不安定となってしまった。その状態を解消するため、女神と化したことははその手伝いをすると、みらい・リコ・モフルンと別れることになる。しかし消え去るときにこうとも伝える、「いつでもみんなのことを見ていられるから。私はみんなとずーっと一緒。つながってるよ」と。

そして数年の時が経ち、みらいとリコが再会するときにあの頃の姿のまま現れるのはまた別のお話―。

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関連項目

  • プリキュアの妖精一覧
  • プリキュアの一覧
  • 魔法つかいプリキュア!
  • 朝日奈みらい / キュアミラクル
  • 十六夜リコ / キュアマジカル
  • モフルン / キュアモフルン
  • シフォン / アイちゃん(過去シリーズの同様ポジションの妖精)
  • 星空みゆき(「幸せ」を名前に含んだ先輩プリキュア)
  • 秋元こまち / 緑川なお(緑キュアつながり)
  • 美々野くるみ / 黒川エレン / キラ星シエル / ペコリン(妖精からのプリキュア変身組)
  • 日向咲 / 花咲つぼみ / 花咲薫子 / 春野はるか(花属性のプリキュア)
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