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ネタバレ閲覧の権を他人に握らせるな!! この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。
閲覧の際は自己責任で猪突猛進!!猪突猛進!!
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鬼滅の刃とは、吾峠呼世晴による漫画作品である。
大正コソコソ概要
『週刊少年ジャンプ』2016年11号から連載。鬼になった妹を治すため、竈門炭治郎が戦うというストーリー。本作は作者である吾峠呼世晴がJUMPトレジャー新人漫画賞に応募し佳作を受賞した読み切り『過狩り狩り』を元にしている。
吾峠の持ち味である多少粗目ながらも独特な和風の絵柄・妙な勢いと味わいのある掛け合い等から生まれる独自の世界感がこの作品の大きな特徴。その絵柄やクセの強さから一部ではジャンプらしくないと言われることもあるが、ハマる人にはハマるスルメ系の魅力をもつ漫画である。
2010年代後半連載開始作品では現時点で屈指の人気を誇っており、アニメや舞台などの他メディア進出はもちろん、ジャンプショップでの鬼滅グッズフェアでは限定商品を求めてファンが殺到するなど、日本だけでなく世界各地で鬼滅ファンが増加している。
大正コソコソあらすじ
時は大正。炭を売って生計を立てていた少年・竈門炭治郎は、ある日自身の留守中に家族を鬼に殺されてしまう。
唯一生き残った妹・禰豆子も凶暴な人喰い鬼へと変貌、そこへ鬼狩りを生業とする剣士が現れる。
剣士とのやり取りを経て、炭治郎は鬼にされた妹を元に戻すため、そして家族を奪った鬼を追うため、妹と共に旅立つ‼
大正コソコソ登場人物紹介
- 竈門 炭治郎
(かまど たんじろう)(CV:花江夏樹)
『神様どうか この人が今度生まれてくる時は 鬼になんてなりませんように』
『醜女のはずないだろう!!よく見てみろこの顔立ちを 町でも評判の美人だったんだぞ禰豆子は!』
『俺は長男だから我慢できたけど 次男だったら我慢できなかった』
本作の主人公。炭屋の一家の長男。額の火傷のような痕が特徴で、頭が固い(二重の意味で)。
外出中に家族を惨殺され、唯一生き残った妹も鬼になり襲われ死にかけるという悲劇に見舞われるも、鬼殺の剣士・冨岡義勇との出会いを経て、妹を元に戻すため力を求めて旅立つ事に。当初は斧を武器としていたが鱗滝の特訓後は黒い日輪刀を手に水を模した剣術「水の呼吸」と、生来の鋭い嗅覚を武器に戦う。特に持ち前の嗅覚は特訓により強化され、急所につながる必殺の「隙の糸」を見抜けるようになった。さらに、父親の神楽の呼吸を戦闘用にアレンジした「ヒノカミ神楽」を習得した。
鬼に対しては、家族の件もあり怒りを顕わにするが、それと同時にかつて人であった彼らへの同情・憐みの心を持ち合わせる心優しい少年。
六人兄妹の長男だったためとても面倒見が良く真面目。唯一残された家族である禰豆子を非常に大切にしており中々の兄バカ。また真面目すぎて無意識のうちにひどい言い方をすることがある。強情ですこし天然なところもあり、素っ頓狂でズレた受け答えになることがある。
好きな女性のタイプは「鈴蘭のような柴犬」(子供にわかりやすいよう考えた結果である)。
鈴蘭は「純粋」や「謙遜」の花言葉を持ち、柴犬は「誠実で愛嬌があるが、縄張り意識が強い」という特徴がある。
もしかして:妹
- 竈門 禰豆子(かまど ねずこ)(CV:鬼頭明里)
『この着物気に入ってるの それよりも下の子たちにもっとたくさん食べさせてあげてよ』
『お お おはよう… よ よかった だい… だいじょうぶ よかったねぇ ねえ』
炭治郎の妹で本作のヒロイン。かわいい。
家族が鬼に襲われた際唯一生き残るが、傷口から鬼の血が入り込んだ事で凶暴な人喰い鬼に変貌してしまう。 変貌直後は兄を喰らおうとするが、冨岡に兄が傷付けられると様子が変わり逆に庇うような動きを見せたため見逃された。その後は明確に炭治郎を守る行動を見せ、鱗滝に”人間は家族だ„との暗示をかけられ炭治郎と共に鬼と戦うようになる。
禰豆子は鬼舞辻から分けられた血の量が多かったため、その身体能力は一般的な鬼を遥かに凌駕している。中でも蹴りは強力で、その威力は鬼の体が吹き飛ぶほど。現在は不用意に人を喰わないように竹製の口枷をつけている。また鬼化の影響から自身の身体の大きさを自在に変えることも可能であり、昼間は日光を避けるため幼女並になって炭治郎の背負う箱に入っている。二年間の睡眠により体が変化したようで、人肉を一度も喰っていないのにも拘らず凶暴化せず睡眠によって体力を回復したりと一般の鬼との相違点が非常に多い。思考能力が低下しているのか普段はずっとぼーっとしており喋ったことはない。だが炭治郎の言うことは忠実に聞き入れ、暗示を超えて自分の意志で行動することもある。炭治郎のヒノカミ神楽に呼応し血鬼術「爆血」を習得した。
後に唯一の「太陽光を克服した鬼」として目覚めた。無惨が1000年かけて到達できなかった境地であるため、吸収するためにこれまで以上に無惨に狙われることとなる。
作中や扉絵で度々着物の裾から素晴らしい太ももを覗かせており、魅了される変態紳士が後を絶たない。余談だが、作中は大正時代であり女性が下着(パンツ)を着用するようになったのは昭和時代からである。鱗滝さんがきっと気を利かせてくれているに違いないので安心してください。
好きな男性のタイプは「飛車みたいな人」。本気顔で言っている辺り、あの兄あっての妹である。
飛車とは将棋の駒で、盤面を自由自在に駆け巡り、敵陣に踏み込むと竜王に成るのが特徴。
もしかして:兄
- 我妻 善逸
(あがつま ぜんいつ)(CV:下野紘)
『ア゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ(汚い高音) 来ないでェ!!』
『炭治郎・・・俺・・・守ったよ・・・・・・お前が・・・これ・・・命より大事なものだって・・・言ってたから・・・・・・』
最終戦別を生き残った5人の内の1人。道端で初対面の女性に求婚し恥を晒している所を通りすがった炭治郎に見咎められる。
太い眉とマイナス方向かつ臆病な性格が特徴、そのくせに利己的な面が強くすぐ人に縋り炭治郎や子供にすら呆れられるほど情けない人物。口癖は「死ぬ」「助けてくれ」「守ってくれ」「いやだ!」「怖い!!」鬼殺隊の入隊理由も「女に背負わされた借金を肩代わりしてくれた人が育手だった」ため。しかし小さな男の子を置いて逃げたりせず、人の大切なモノを守ったりと普段の態度とは裏腹にできる男でもある。
聴覚に優れ人の気持ちや嘘まで見抜ける。しかし本人は「自分の信じたい人を信じる」という考えから今まで騙され続けてきた(特に美人に弱い)。また「雷の呼吸」からの神速の抜刀術を扱うが、本人が眠っている時しか使えず自分の強さも意識していないため自分は弱いと言い張り誰かに守ってもらおうとする。
眠っている時でも会話は可能であり、ある意味寝ている状態と起きている状態の二重人格。
本来「雷の呼吸」は型が六つあるが、善逸は「壱ノ型・霹靂一閃」しか習得できていない。
しかし一つの型を極限まで鍛え上げることにより、六連・八連とその技を何倍にも強化することが可能。
研ぎ澄まされた『唯一の型』は遠方に居る炭治郎が「雷が落ちた」と勘違いするほどの威力を誇る。
また、その「壱ノ型」をさらに研ぎ澄ませた「霹靂一閃・神速」という上弦の鬼の切り伏せる速度の技を編み出したが、使うたびに足が折れるなど回数には制限がある。
元々黒髪だったが修行中に頭に雷が落ちて金髪になったらしい。
隊員に支給される伝達用のカラスが彼のだけどう見ても雀。連絡要員なのに会話ができない。
- 嘴平 伊之助
(はしびら いのすけ)(CV:松岡禎丞)
『猪突猛進!!猪突猛進!!』『今この刹那の愉悦に勝るもの無し!!』
『字!?じっ・・・俺は読み書きができねぇんだよ 名前はふんどしに書いてあるけどな』
鬼のひしめく館に現れた、獣の皮とイノシシの頭を被った戦闘狂。
実は最終戦別を生き残った5人の内の1人で誰よりも早く入山し誰よりも先に選別を終えていた(善逸曰く「せっかち野郎」)ため炭治郎と面識がなかった。猪頭の下は善逸が女性と見紛うほどの美少年だがそう言われると怒る。
鬼殺隊員と力比べをして刀を奪い最終選別のことを聞き出し参加して生き残ったという経緯を持つ。そのため彼に育手はおらず、ボロボロの二刀流と「獣の呼吸」という我流のスタイルで野蛮に闘う。戦える相手を見たら見境なく勝負を仕掛けてきたが炭治郎の天然パワーに半ばいなされるようにして行動を共にするようになる。
過酷な山での生活により、異様なまでに研ぎ澄まされた「触覚」を持つ。
空気の僅かな揺れや乱れにより、直接触れること無く相手の位置を捕捉できる。
育った環境のせいか字の読み書きができず、常識もだいたい知らない。大事なことを二回言う癖がある。しかし学がないという割には難しい言葉や言い回しを知っている。
捨て子であり、猪に育てられた経緯を持つ。人間の言葉は近所に住んでいた青年とその祖父から学んだ。
山で生き抜き、青年から怒鳴られ、祖父からは百人一首を読み聞かされていたため、現在のような状態になった。
毒が効きにくく、同様に薬も効きにくいという非常に難解な体質をしている。また内臓の位置をずらすことができる。
- 栗花落 カナヲ(つゆり -)(CV:上田麗奈)
『師範の指示に従っただけなので お礼を言われる筋合いは無いから さようなら』
『どうでもいいの 全部どうでも良いから 自分で決められないの』
最終戦別を生き残った5人の内の唯一の女の子。
幼少期より極貧の生活を送っており、親に売られていたところを胡蝶しのぶと姉の胡蝶カナエに出会う。
心、いわゆる精神が極限状態から「ぷつんと切れた」ことにより、自発的に行動したり言葉を発することは稀。物事を決める時にはカナエに教えられたコイントスによって決めている。
現時点で呼吸は不明だが、炭治郎たちの同期でありながら「継子」として鍛えられており非常に高い戦闘能力を有している。
その意志の無さを炭治郎は「心の声が小さいのかな」と評し、もっと自分の心の声を聞くようにと論じた。
炭治郎のその澄み切った優しさと心に触れ、何かを想っている描写があった。それからは超必要最低限のことは自分の「心」で行動できるようになっている模様。
余談だが、カナエの「いつか好きな男の子でもできたらカナヲも変われる」というシーンで炭治郎が描写されている。
炭治郎が二ヶ月の昏睡状態から目覚めた時に涙を浮かべ喜んでいた他、音柱宇随天元にアオイが連れ去らわれそうになった時、引きとめようと抵抗するなど、どうやら「自分の心の声」を聞くことはできるようになった模様。
- 不死川 玄弥(しなずがわ げんや)(CV:岡本信彦)
『死ね!話しかけんじゃねえ!』『いい加減にしろこのバカタレェェェェ‼』
炭治郎の同期の一人。試験の時は小柄だったが再登場してからはものすごく成長している。攻撃的な性格で目つきが非常に鋭い。
まったく食事を摂らない、歯がすぐに生え変わる、炭治郎の嗅覚が違和感をとらえる臭いなど、なにか不穏な雰囲気がある。
剣と銃の2丁持ちであり、鬼を食らうことで短時間の鬼化を可能にする特異体質。
- 冨岡 義勇
(とみおか ぎゆう) (CV:櫻井孝宏)
『生殺与奪の権を他人に握らせるな!!』
『俺が来るまでよく堪えた あとは任せろ』
鬼殺隊の一員にして「柱」と呼ばれる実力者の一人。鮮やかな青色の刀を持ち、柄違いの着物を合わせたような羽織が特徴的。 炭治郎が鬼殺隊の剣士になるきっかけとなった人物。
鬼は必ず人を襲うという考えを持ち、鬼に変貌した禰豆子を当初は狩ろうとするが、炭治郎の必死の抵抗と兄を守ろうとする禰豆子の様子を見て考えを改め、手を引いた。「妹を殺さないで」と懇願する炭治郎を激しく叱咤する厳格な性格だが、絶望の底にいるであろう炭治郎を怒りで奮い立たせようという意図が覗える、言動や態度とは裏腹に思いやりの深い男。
柱の一人「水柱」であり、山育ちの伊之助が目で追えない程の俊足の持ち主。
また、拾までしか型がなかった水の呼吸の「拾壱ノ型・凪」を自ら考案して使用していた。
誰よりも気遣いができ思慮深いが、口数が少ないせいで仲間からは嫌われているらしい。しのぶさんにそのことを散々からかわれたが本人は固く否定している。
- 胡蝶 しのぶ
(こちょう -) (CV:早見沙織)
『人も鬼もみんな仲良くすればいいのに。冨岡さんもそう思いません?』
『まあそうなのですか可哀そうに では苦しまないよう優しい毒で殺してあげましょうね』
鬼殺隊の一員にして「柱」と呼ばれる実力者の一人。18歳の少女。蝶の翅を模した羽織に、蝶の髪飾りが特徴的。
物腰は柔らかでやや天然な節があるが、人の生死に対してドライに考える所がある。また、笑顔を絶やさずフレンドリーで、会話や説明がうまく人を鼓舞したり煽ったりするのが得意。
人と鬼は仲良くできると主張しているが、人を殺した罰は受けるべきだとも考えている。
しかしどこか認識がズレており、命乞いする鬼に笑顔で残虐な発言をしたり、さらりと感情を逆撫でするようなことや鬼畜なことを言ってのけたりと危険な雰囲気がある。 この不安定な心情は姉の存在が強く影響しており、複雑な心の内を炭治郎に吐露した。
柱の一人「蟲柱」だが、本人は非力で鬼の首を切れないと言う。しかし柱に選ばれるだけあり戦闘面の実力は確か。非力さを補うため独自に開発した「対鬼用の毒」を使用して戦う。
また薬学に精通しており、蝶屋敷と呼ばれる場所で怪我人の治療等も行っている。
- 煉獄 杏寿郎
(れんごく きょうじゅろう) (CV:日野聡)
『人を食い殺せば取り返しがつかない!殺された人は戻らない!』
『柱として 不甲斐なし!!穴があったら 入りたい!!』
鬼殺隊の一員にして「柱」と呼ばれる実力者の一人。燃え上がるような迫力のある髪型で、炎をかたどったマントを羽織っている。
炎柱であり、その名前と姿に違わない強い正義感と熱い情熱を持つ。伊之助にギョロ目と呼称されるほど眼光が鋭い。
力量・技量も一般隊士とは桁違いであり、他の柱からも一目置かれている。鬼の手により暴走する蒸気機関車の大部分を一人で制圧し、乗車していた約200名全員を救出させた。努力の鬼である炭治郎ですら、「こんなに頑張っているのにもっと凄い人が居るのか」と弱気になるほどの実力者であり、その生き様は炭治郎に大きな影響を与えた。
肉体的な強靭さだけが人間の強さではなく精神の逞しさも重要である事、人間は老衰し時には死ぬという弱く儚い生き物であるがこそ美しく尊い事、恵まれた強さを持つ者は弱者のためにこそ力を発揮し守る責務がある、という「強さ」について独自の理念を持つ。
圧倒的な強さを持つ上弦の鬼と互角に渡り合ったが、激闘の末に致命傷を負ってしまう。
- 宇髄 天元(うずい てんげん) (CV:小西克幸)
『いいか!俺は神だ!お前らは塵だ!』『派手を司る神・・・祭りの神だ』
鬼殺隊の一員にして「柱」と呼ばれる実力者の一人。派手な鉢金を巻いており、左目には梅鉢紋のような派手な化粧をしている。
音柱であり、忍の家系の生まれ。筋骨隆々で足が非常に速く、身体能力が高い。忍なのに派手好きでド派手が口癖だが、忍の名に恥じない素早さで隠密行動をこなす。
ヌンチャクのように連結した幅広な刀を操る。刃には爆発するド派手なギミックもあるが仕組みは秘密。
鉢金と化粧でわかりにくいが端正な顔立ちであり嫁が三人もいる色男。
遊郭に潜む鬼を討伐するため嫁達と連携しながら探っていたが連絡が途絶えたため、炭治郎達を引き連れて直接乗り込む方針に切り替えた。
- 甘露寺 蜜璃
(かんろじ みつり) (CV:花澤香菜)
『冨岡さん離れたところに一人ぼっち 可愛い』
『今度また生きて会えるかわからないけど頑張りましょうね』
鬼殺隊の一員にして「柱」と呼ばれる実力者の一人。恋柱を務めている。ミニスカ胸開きのエロ隊服でこぼれんばかりの巨乳を覗かせている。隊服の他にも惚れやすかったり、大食いで力が強かったり、桜餅を食べすぎて髪が緑からピンクになったりと属性がたっぷり。
自分より強い男性と出会い添い遂げるため鬼殺隊に入った。強者である柱に会うためには実力をつける必要があると考え、実際に頂点の一角に立ってしまった。
- 産屋敷 耀哉(うぶやしき かがや)(CV:森川智之)
『お早う皆 今日はとてもいい天気だね 空は青いのかな?』
鬼殺隊の当主。隊員を剣士(こども)と呼び大切にしており、隊員からは「お館様」として慕われている。妻と五人の子供がおり、五人のうち黒髪の子が男であり次期当主でもある。
現代でいう『1/fゆらぎ』という独特の声色をしているため、話し声は安心感を与え心地良く感じる。
額から左頬にかけてケロイドのような状態になっており失明しているほか、自身を「もう長くはない」と言っている。病状は再登場するたび悪化している。
無残とは深い因縁がある一族であり、無残のことを「我が一族唯一の汚点」と呼んでいる。
- 鱗滝 左近次(うろこだき さこんじ)(CV:大塚芳忠)
『”最終選別”必ず生きて戻れ 儂も妹も此処で待っている』
次世代の鬼殺の剣士となる者を育成する「育手(そだて)」の一人で、天狗の面を付けた老人。超人的な体力を持ち鬼狩りの剣術を修める。かつて自身も鬼殺隊の一員だったことがあり、鬼の討伐だけでなく捕獲や暗示といった特殊な知識と技能も持つ。冨岡の紹介でやってきた炭治郎に厳しい稽古をつける(炭治郎曰く「俺を殺す気満々」)。
かつて多くの弟子を失った経験から炭治郎に達成困難な訓練を行い諦めさせようとしていたが、予想を超えて訓練を完遂し最終選別まで無事生き延びた炭治郎を涙と抱擁で出迎えた。
- 村田(むらた)(CV:宮田幸季)
『誰が漏らしたクソ猪!!テメェに話しかけてねぇわ黙っとけ!!』
『ここは俺に任せて君も先に行け!!』
鬼殺隊の隊員。階級は恐らく下の方だが、炭治郎の先輩に当たる人物。
那田蜘蛛山での乱戦の中唯一操られずに居た所を、後から入山した炭治郎と伊之助に状況を説明した。
母鬼の操りによる隊員同士の殺し合いに錯乱していたが、炭治郎らの助太刀によって平静を取り戻す。
その後は隊士たちはほぼ全滅し、自身も壮絶な死亡フラグを立てながらも炭治郎一行を元凶の母鬼のところへ向かわせた。恐らく自身の力量や残存体力では太刀打ちできないと理解しての判断だろう。
母鬼討伐後、姉鬼に襲われ溶解寸前の所を胡蝶しのぶによって救出され死亡フラグを見事にへし折った。
そしてこの漫画で初めての全裸を披露した。よりにもよって18歳の少女に(柱の一人だが)。
那田蜘蛛山の事件以降、炭治郎らの御見舞に来るなど、モブキャラから準レギュラー辺りに昇格している。
サラサラツヤツヤの髪の毛の持ち主で、そのキューティクルは鬼の溶解液でも破壊されなかった。
余談だが、出会って以降やたらと炭治郎の心の叫びに「村田さん」が登場している。
- 錆兎(さびと)と真菰(まこも)(CV:梶裕貴 / 加隈亜衣)
『鈍い 弱い 未熟 そんなものは男ではない』
『きっとなれるよ 私が見てあげるもの』
炭治郎の兄弟子の少年少女。宍色の髪で口に傷がある少年が錆兎、花柄の着物の可愛らしい少女が真菰。なぜか二人とも匂いが全くしない。鱗滝から課せられた「岩を斬る」という試練がどうしても達成できず悩む炭治郎の前に突然現れた。
炭治郎が鱗滝の戦闘術の核心である「全集中の呼吸」を体得していないことを指摘、二人は半年間炭治郎と実戦さながらの稽古を繰り返し、全集中の呼吸法を叩き込んだ。
- 鋼鐡塚 蛍(はがねづか ほたる)(CV:浪川大輔)
『俺は鮮やかな赤い刀身が見られると思ったのにクソーーーーーーーーッ!』
『よくも折ったな 俺の刀を』
炭治郎の日輪刀を打った人。なぜか常にひょっとこの面を被っている。
鱗滝曰く人の話を聞かない奴で、自分の話したいことだけ一方的に喋る癖がある。
37歳とは思えぬ落ち着きの無さ。炭治郎の回想に現れる時も回想なのに自由に動き落ち着きがない。
また、炭治郎が刀を折った際はまさしく鬼のように猛り狂っていた。
再度炭治郎が刀をボロボロにした際、ついに呪いの手紙を書き残し行方不明になってしまった。
昔から癇癪持ちで、刀鍛冶の長に「蛍」という可愛らしい名前を付けられた際も激昂していた模様。
人喰い鬼
- 鬼舞辻 無惨
(きぶつじ むざん) (CV:関俊彦)
『私の顔は青白いか?病弱に見えるか?長く生きられないように見えるか?死にそうに見えるか?』
『違う違う違う違う 私は限りなく完璧に近い生物だ』
千年前、最初に鬼となった男で、人を鬼に変えられる唯一の存在。現在は月彦と名乗り、人間に紛れて暗躍している。見た目は優男だが、本性は冷酷で残忍。鬼でありながら人間の妻子を持つが真意は不明。
上位の鬼にも無別ができず別人と疑うほどの精度の擬態が可能。容姿どころか性別すら変えられる。
炭治郎が身に着けている太陽の絵の耳飾りに覚えがあるらしく、なんらかの因縁を匂わせている。
鬼舞辻無惨のみが人を鬼に変化させることができるとされており、彼の配下には「十二鬼月」と呼ばれる特に強力な十二人の鬼が居る。それぞれ瞳に階級が刻まれており、「上弦・下弦」それぞれ「壱~陸」まで、合わせて12人居る(上壱~下陸の12人)。しかし、下弦の弐、参、肆、陸は自ら粛正してしまった。
- 珠世(たまよ)(CV:坂本真綾)
『あなたは 鬼となった者にも「人」という言葉を使ってくださるのですね』
『そして助けようとしている』
鬼舞辻を抹殺したいと願う鬼の女性。非常に見目麗しい大人。
医術の心得があり、自分の体を弄って食人衝動を抑えている他、鬼舞辻の“呪い”も自力で解除している。少なくとも二百年以上は鬼になって生きている古参。鬼を人に戻す方法を研究しており、その一環で鬼化の方法を見つけ死の淵にあった愈史郎を救う。鬼舞辻を倒し鬼になった人を救済するために鬼舞辻の血の解明が必要と考えており、鬼舞辻に近い強力な鬼の血を回収するため炭治郎と協力しあう。
血鬼術は「惑血」。彼女の血の香りは人に幻覚を見せる効果がある。
- 愈史郎(ゆしろう)(CV:山下大輝)
『珠世様は今日も美しい きっと明日も美しいぞ』
珠世の助手をしている鬼の少年。
独自の研究を基に珠世が自ら鬼にして命を救われた。珠世に惚れこんで心酔しており二人の時間を邪魔するからと珠世以外の人物は嫌っている。炭治郎と禰豆子にも最初は辛辣だったが、根は素直で別れ際に二人を認めた。
「建物や人の気配を隠す」「人に自分の視界を見せる」といった、「視力」を操る血鬼術を使う。
炭治郎の回収した鬼の血液は猫に運ばせているが愈史郎の術で必要な時以外姿を隠している。
ちなみに珠世と愈史郎は読み切りにも登場している。
- 手鬼(ておに)(CV:子安武人)
『アァアアア!! 年号がァ!!年号が変わっている!!』
本当の名前は不明。見た目でそう呼ばれている。
長い間最終選別場に閉じ込められていたせいか、炭治郎に年を尋ねると年号が変わっていたため上記の台詞を叫んだ。故に『年号鬼』とも呼ばれる。
ちなみに2019年4月放送開始のアニメでは、丁度平成から令和に移り変わる週にこの鬼の登場回が放映・配信されたため、とてもタイムリーな叫びを聞くことが出来た。そして公式Twitterも便乗した。
下弦
- 響凱(きょうがい)(CV:諏訪部順一)
『消えろ虫けら共!!』
『小生の・・・血鬼術は・・・凄いか・・・』
鼓打ちと物書きとしての実力を巡った私怨があり、実力を認められることに強い執着心がある。
元・十二鬼月の「下陸」だったが、力が伸び悩んだことで鬼舞辻に見捨てられ、階級を剥奪された。
「稀血」と呼ばれる血を取り込み、再び十二鬼月に戻るために自身の屋敷に人を誘拐していた。
主な戦法は体から生やした鼓を使った血鬼術で、屋敷内の部屋を回転・置換させたり斬撃を放つ。
実力は確かにあったようだが、自身の書いた小説の原稿が攻略のきっかけになり、その上での炭治郎の優しさの前に敗北した。
- 累(るい)(CV:内山昂輝)
『仲間? そんな薄っぺらなものと同じにするな 僕たちは家族だ 強い絆で結ばれているんだ』
『温かい 日の光のような優しい手 思い出した はっきりと 僕は 』
鬼は通常群れることがないが、家族の絆に強い執着があり「家族」と集団行動している。しかしその絆は力と恐怖でしばりつけているものであり極めて歪。父、母、兄、姉が現在の「家族」である様子。
十二鬼月の下伍で蜘蛛をモチーフとした血鬼術を駆使し、家族に能力を分け与えて守らせている。鬼が潜むという那田蜘蛛山へ討伐に向かった鬼殺隊士十数名を家族とともに軽々と全滅させ、十二鬼月の尋常ならざる強さを炭治郎達に見せつけた。
窮地に陥りながらも繰り出した炭治郎の刃が首を落とす寸前まで届いたが、累は思いもよらない方法で回避する。しかしその後義勇が助太刀に入り、累の技をものともせず一瞬で討伐した。
- 魘夢(えんむ)
『夢を見ながら死ねるなんて幸せだよね』
『俺はまだ本気を出していない!』
下弦の壱。他の下弦が粛清される中ただ一人、鬼舞辻に気に入られ血を分け与えられた。慎重かつ狡猾な性格で何重にも策をめぐらせ安全なところから確実に攻撃する。列車「無限」を中心に活動し、列車内での乗客消失事件の報を受け任務中だった炎柱とそこに乗り合わせた炭治郎達に奇襲を仕掛けた。
対象を眠らせ夢を操る血鬼術を駆使し、心地よい夢を見させて人間を虜にする。眠っている人間の夢をリンクさせ使役している人間に攻撃対象の「精神の核」を破壊させる戦術で炭治郎達を攻めた。さらに手先に攻撃させている間に列車と融合し乗客ごと食いつくそうとした。しかし炭治郎達の予想外の連携と猛抵抗を受け作戦が実る前に敗れた。
余談だがおまけ漫画で迷惑を顧みず鉄道を撮影しまくり車輌に変態行為を繰り返し嫌われまくっている、鉄道に病的な執着を持つ変態と明らかになった。列車と融合ってそういう
上弦
- 猗窩座(あかざ)
『お前も鬼にならないか?』
上弦の参。魘夢を討伐した炭治郎達の前に間髪入れず現れた。素手での格闘を得意とし、血鬼術とは異なる技術を操る。強い人間が好きで弱い人間は嫌い。柱の実力を高く評価し積極的に勧誘しているらしい。
肉体的な強靭さを持たない者は価値が無いという事、いかに強い人間でも醜く衰えいずれは死ぬ事が無念でならない事、恵まれた強さを持つ者は人間をやめてでも己の強さを追求し続けるべきである、という「強さ」について独自の理念を持つ。
圧倒的な膂力と再生力を武器に炎柱と戦い、相打ち寸前に持ち込まれたが炎柱に致命傷を負わせ日の出とともに逃走した。 鬼舞辻無惨の評価では真面目で忠実であることから『お気に入り』とのこと。
- 堕姫(だき)
『醜い人間に生きてる価値無いんだから』
『お兄ちゃん 何とかして お兄ちゃん!!』
上弦の陸。長年遊郭に潜み、姫の付く源氏名で花魁として繰り返し活動していたらしい。美貌に執着心がある。美しさこそすべてであり、気に入らない女はいびり倒し、気に入った女は拉致して食っていた。帯に独立の意思を持たせて食料の管理をさせたり監視させたりしていた。
帯を触手のように操りあらゆるものを切り裂く。上弦としては実力不足であり、最期は格下だと舐めていた善逸の神速に追い詰められ、伊之助の鋸のような刃で頸を斬られた。
人間の時は「梅」という名前で、非常に優れた美貌の持ち主であった。(ただし名前の由来は恐らく梅毒から)上客の片目を刺して失明させてしまい、報復として縛られ生きたまま焼かれてしまった。
その後、間もなく死ぬというところで兄と共に童磨によって鬼となる。 鬼舞辻無惨の評価では『頭の悪い子供』扱い。
- 妓夫太郎(ぎゅうたろう)
『取り立てるぜ俺はなぁ やられた分は必ず取り立てる』
『やめろやめろやめろ!!俺から取り立てるな 何も与えなかったくせに取り立てやがるのか 許さねえ!!』
上弦の陸。堕姫とは兄妹。他人の立場に必要以上に嫉妬し、「取り立てる」ことに執着している。堕姫の危機に応じて体内から現れ音柱を迎え撃った。
ガリガリにやせ細った体からは考えられない素早さと重さの攻撃を仕掛ける。二本の毒をまとった鎌を操り血の斬撃を飛ばす攻撃が得意。現れてから終始音柱達を圧倒していたが、慢心がたたり炭治郎の渾身の一撃(の百倍)を受け頸を斬られた。
幼い頃からその醜い風貌(先天性梅毒の特徴を多く持つ)から周囲に忌み嫌われて育ち、親にすら殺されそうな日々を過ごしていた。妹の梅(堕姫)が生まれ、そして自身が強いと知った時から生活は一変し、取り立て屋の職に就く。しかしかなり乱暴な取り立て方で雇い主からも煙たがられていた。
ある日、生きたまま焼かれた妹を目の当たりにし、最愛の妹を取り立てられる絶望を味わった。
不意を突かれ侍に切られたが、反撃し妹を担いで逃げ出す。やがて力尽き倒れたがその場に居合わせた童磨から鬼の血を与えられた。 鬼舞辻無惨の評価では境遇と貪欲な性格を高く評価して『お気に入り』とのこと。
- 半天狗(はんてんぐ)
『割り切れぬ数字…不吉な丁 奇数!!怖ろしい怖ろしい…』
『儂が悪いのではない!!この手が悪いのだ この手が勝手に!!』
上弦の肆。額に大きなこぶのある、一見すると無力な老人。常に何かに恐怖している。
攻撃を受けると分裂することができ、喜怒哀楽に加え憎悪、怨恨の感情を具現化したような姿になる。分身は舌を切ると消え去るが、本体の怯えを倒さないとどこまでも分裂しキリがない。それぞれの感情は若かった頃の半天狗の姿で、追い込まれ窮地に陥ると感情を具現化し強くなっていった鬼である。
普段は気弱だが、鬼狩りを「か弱い老人を襲う極悪人め」と罵ってはばからない傲慢な本性を持つ。
自分を弱く偽ることに執着し、人間だったころから手癖が悪く、盲人と偽って泥棒や殺人をしていた。遂に捕らえられ、奉行に目が見えていると喝破され打ち首になる所を無惨に救われた。 鬼舞辻無惨の評価では偶にウザく感じるが許容範囲内ということで『普通』扱い。
- 玉壷(ぎょっこ)
『無残様の手が私の頭に!いい…とてもいい…』
上弦の伍。壷の中に入っている異形の鬼。目の位置に口、口の位置と額に目があり、小さな手がたくさん生えていてとても不気味。芸術家を気取っている。壷と魚が特にお気に入り。芸術に強い執着心があり、戦闘前に死体で作った残酷な「芸術」を披露する余裕を見せる。
鬼殺隊の重要な施設である鍛冶屋の里の情報を嗅ぎ付けて、無残の命の下に半天狗とともに襲撃した。
壷や魚介類を自由に召喚できる血気術や、壷を移動する能力、強力な粘度の壷状の水の塊に閉じ込める血気術を操る。魚を模した攻撃や針には毒が含まれている。
また、一度だけ脱皮する能力を持ち、半魚人っぽい見た目になる。その状態で殴ると当たったものが鮮魚に変化するという変わった効果を持つ。
鋼塚が刀を研磨する姿に芸術家の気迫を見出して負けた気分になったり、霞柱の煽りに反応して激高してしまったりと人間臭いところがある。
人間の時から魚が大好きだったが、変な形に縫い合わせて不気味な作品を作るせいで他の人から気持ち悪がられていたらしい。 鬼舞辻無惨の評価では作った壺が綺麗で高く売れるということから『割りとお気に入り』認定されている。
- 童磨(どうま)
『命というのは尊いものだ 大切にしなければ』
上弦の弐。慈悲か気まぐれか妓夫太郎と堕姫の命を救った本人。鬼としては珍しくフレンドリーだがわざとらしい態度で馴れ馴れしい。十二鬼月の仲間を大切にしており、上弦の陸が欠けたときに他の上弦の心配をしていたと言ったが、どこか軽薄さが感じられる。
猗窩座の階級を追い抜いたが猗窩座にはそれが大変気に入らない様子。強さにこだわる猗窩座を無自覚に煽ってしまいとっても嫌われている。 鬼舞辻無惨の評価では軽薄さや得体のしれないことから『あんまり好きではない』認定。
- 黒死牟(こくしぼう) 『私の…言いたいことは…分かったか…』 上弦の壱。黒髪の長髪で見た者を恐怖させる異形の三対の紅き目が特徴的な十二鬼月最凶の鬼。節々で「……」を入れる独特な話し方をし、戦国時代の武家の長男として生まれたということから規律や序列を重んじており、鬼達の中では強い存在感を示している。 額や首元に揺らめく炎のような痣があり、その姿は始まりの呼吸の剣士達を彷彿とさせるが……
大正コソコソ用語解説
- 鬼(おに)
人を喰らう化け物で、人を喰らった数だけ強くなる。治癒力、身体能力が人間の比ではなく、体の大きさや形を自由に変えることも可能。
血鬼術という異能の術を持つ者もいる。普通の刃物等で首を切り落とされても頭部と胴体が独立に動き、
頭部を破壊されても難なく再生する生命力を持つ。完全に殺すためには鬼殺隊が持つ日輪刀で急所の頸椎を断ち切らなければならない。また、日光に当たると砕け散り灰すら残さず消滅する。
藤の花に対して免疫が無く、鬼にとっては極めて有害な植物となっている。ただし藤は人体にも有害。
人食いの衝動に任せ行動するが、会話する知能があり人間の頃の記憶を持つ。しかしその記憶は非常に曖昧であり、名前すら覚えておらず作中で名前が明らかになっていない鬼が多い。
- 鬼殺隊(きさつたい)
古より存在し、人を守るため鬼を狩る政府非公認の組織。入隊するためには育手の指導を受けた後、
藤襲山(ふじかさねやま)で行われる「最終選別」で鬼たちを相手に7日間生き抜かなければならない。
本来は弱い鬼しかいないが中には不相応に強力な鬼もまぎれており、鬼に敗れ命を落とす者も多い。
無事生き残った者は連絡役の鎹鴉(カスガイガラス)と隊服、階級、および日輪刀(の原料)を与えられ、鬼狩りの任務に就く。任務に就いた後も死傷率が高いようで、柱合会議で問題視されていた。
階級には「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の十段階あり、入隊時は癸から始まる。
また「柱」と呼ばれる最上位の階級と、「隠」と呼ばれる事後処理部隊が存在している。
- 柱(はしら)
鬼殺隊の階級の、更に上に設けられている階級。現在は九名の柱から成っている。
他の隊員とは比較にならないほど強大な力を有しており、文字通り鬼殺隊を支える柱となっている。
「強者」だけあって威圧感は半端ではないらしく、平隊員の村田さんがしのぶさんから思わず逃げ出したり、隠の隊員は漏らしそうになっていた。
鬼殺隊員の中の幹部のような存在であり、重大な出来事に際しては招集がかけられる模様。
- 呼吸(こきゅう)
鬼殺隊員がおおよそ入隊前に習得する『型』のようなもので、○○の呼吸と称される。(炭治郎は水の呼吸など)
心肺活動を著しく増幅させ大量の酸素を血中に取り込むことで、身体能力を飛躍的に高める技法の総称。
これを全集中の呼吸と呼び、これをもってようやく鬼と互角に戦うことができるとされている。
呼吸には流派が存在するが、基本的に「炎・水・雷・風・岩」の五種から枝分かれ状に派生したと言われている。
また全集中・常中と呼ばれる常に全集中の呼吸を行うものがあり、柱などは平時・睡眠時等問わず常に全集中の呼吸を行っている。(要するに吸って吐く通常の呼吸を常に過活動させ、血中に大量の酸素を有している状態)
呼吸を習得するには、基本的には「育手」と呼ばれる人物の元で厳しい訓練・鍛錬を行う必要がある。
- 隠(かくし)
鬼殺隊の事後処理部隊。鬼との戦闘の後始末をしており、構成員は剣技の才に恵まれなかった者が殆ど。
前線には出ないものの、「鬼」の存在により世の混乱等が生じないのは彼らの努力の賜物である。
またこの手の裏方は寡黙なのが定番だが、隠の皆様は非常に感情豊かである。
- 日輪刀(にちりんとう)
鬼殺隊の持つ、唯一鬼を殺すことの出来る武装。
切られた鬼は切り口が砕け落ちることから、鬼や血鬼術に対して日光に当てたような作用がある模様。
最終選別終了後、生き残った者は数多の鋼の塊の中から一つを自分で選び、刀匠に打ってもらうことになる。
原料である”猩々緋砂鉄(しょうじょうひさてつ)” ”猩々緋鉱石(しょうじょうひこうせき)”は陽の光を吸収する鉄であり、太陽に一番近い山”陽光山”で採れると言われている。
日輪刀は別名「色変わりの刀」と呼ばれており、持ち主によって色が変わりそれぞれの色には特性がある。炭治郎の刀は黒に変化したが黒い刀は数が少なすぎて詳細がわからず、「出世できない剣士は黒い刃なのだ」と言われている。
出世できない剣士というのは「今まで黒い刀で柱になった人物が居ない」ためでもある。
余談だが、大正時代は既に帯刀禁止令が出ており公にぶら下げて歩くと流石にマズイ模様。
大正コソコソこぼれ話
作者である吾峠先生は自画像がメガネをかけたワニであるため、ファンから度々「ワニ」や「ワニ先生」の愛称で呼ばれている。ちなみに「読者に食らいついて離さないように、一度読んだらずっと読んでもらえるような漫画を描きたい」という意気込みからワニの自画像となっているらしい。
アシスタント勢のキャラが相当濃いらしく、「左門君はサモナー」の作者である沼駿先生は同作連載50回記念の表彰式で一番おもしろかったことは吾峠アシスタント達のキャラの濃さだったと語っている。
吾峠呼世晴先生と鬼滅の刃に注目している業界の方々
テレビアニメ
2018年6月4日に発売された週刊少年ジャンプ27号(集英社)にてTVアニメ化が発表された。主人公とメインヒロインのキャストが発表され、ティザーPVが公開された。制作は「Fate」シリーズ、「テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス」「活劇 刀剣乱舞」を手掛けたufotable。
2018年11月25日にイベントが開催された「ジャンプスペシャルアニメフェスタ」にて、スタッフ・追加キャストが発表された。
2019年2月15日に公式Twitterにて、3月29日(金)より特別編『兄妹の絆』として、1話〜5話の本特別映像を全国11劇場にて2週間期間限定上映される事が決定した。上映告知CM、劇場向けキービジュアルが公開された。
同年3月19日に新宿バルト9で「鬼滅の刃 兄妹の絆」最速上映&上映後キャスト舞台挨拶が行われ、第3弾キービジュアル、追加キャスト、放送・配信情報、劇場来場者特典の配布が決定・主題歌がLiSAに決定した。舞台挨拶後に「鬼滅の刃」AbemaTVワールドプレミアと題して約30分の生放送が行われた。
4月6日AbemaTV特番『鬼滅テレビ』のレギュラー放送が決定し、月1回にAbemaTVとYouTubeで放送・配信される。
2019年4月~9月にTOKYO MX、群馬テレビ、とちぎテレビ、BS11ほか、全20局にて放送された。全26話。
放送・配信情報
TV放送
| 放送局 |
放送開始日 |
曜日 |
放送日時 |
備考 |
| TOKYO MX |
4月6日 |
土曜 |
23時30分 |
|
| 群馬テレビ |
|
| とちぎテレビ |
|
| BS11 |
|
| 読売テレビ |
4月8日 |
月曜 |
25時59分 |
|
| 熊本放送 |
4月10日 |
水曜 |
25時58分 |
|
| 広島テレビ |
26時09分 |
|
| 福岡放送 |
26時24分 |
|
| 新潟放送 |
26時27分 |
|
| メ〜テレ |
26時29分 |
|
| 高知さんさんテレビ |
4月11日 |
木曜 |
25時25分 |
|
| テレビ愛媛 |
25時30分 |
|
| 長野朝日放送 |
25時55分 |
|
| 静岡放送 |
26時03分 |
|
| 福岡中央テレビ |
26時14分 |
|
| 札幌テレビ |
26時34分 |
|
| 四国放送 |
4月12日 |
金曜 |
25時56分 |
|
| ミヤギテレビ |
25時59分 |
|
| 長崎国際テレビ |
|
| 岡山放送 |
4月13日 |
土曜 |
26時20分 |
|
| AT-X |
4月8日 |
月曜 |
21時00分 |
リピート放送: 毎週(水)13:00
毎週(金)29:00
毎週(日)8:30 |
WEB配信
| 配信サイト |
配信開始日 |
曜日 |
配信日時 |
備考 |
| Abema TV |
4月6日 |
土曜 |
23時30分 |
最新話2週間無料
地上波同時配信・独占先行配信
(※リピート放送あり) |
| ニコニコ生放送 |
4月8日 |
月曜 |
|
| ニコニコチャンネル |
|
| dTV |
|
| dアニメストア |
|
| Amazon プライム・ビデオ |
|
| dアニメストア for Prime Video |
|
| FOD |
|
| バンダイチャンネル |
|
| GYAO! |
|
| ひかりTV |
|
| Hulu |
|
| ビデオパス |
4月9日 |
火曜 |
0時0分 |
|
| J:COMオンデマンド メガパック |
|
スタッフ
| 原作 |
吾峠呼世晴(集英社「週刊少年ジャンプ」連載) |
| 監督 |
外崎春雄 |
| キャラクターデザイン |
松島晃 |
| サブキャラクターデザイン |
佐藤美幸 梶山庸子 菊池美花 |
| 脚本制作 |
ufotable |
| コンセプトアート |
衛藤功二 矢中勝 竹内香純 樺澤侑里 |
| 撮影監督 |
寺尾優一 |
| 3D監督 |
西脇一樹 |
| 色彩設計 |
大前祐子 |
| 編集 |
神野学 |
| 音楽 |
梶浦由記 椎名豪 |
| 制作プロデューサー |
近藤光 |
| アニメーション制作 |
ufotable |
主題歌
- オープニングテーマ「紅蓮華」
- 作詞:LiSA / 作曲:草野華余子 / 編曲:江口亮 / 歌:LiSA
- エンディングテーマ「from the edge」
- 作詞・作曲・編曲:梶浦由記 / 歌:FictionJunction feat. LiSA
各話リスト
| 話数 |
サブタイトル |
絵コンテ |
演出 |
作画監督 |
動画 |
| 第1話 |
残酷 |
外崎春雄 |
外崎春雄 |
松島晃
塩島由佳 |
|
| 第2話 |
育手・鱗滝左近次 |
鬼澤佳代
秋山幸児 |
|
| 第3話 |
錆兎と真菰 |
下村晋矢 |
竹内由香里 |
|
| 第4話 |
最終選別 |
白井俊行 |
鬼澤佳代/遠藤花織
松島晃/塩島由佳 |
|
| 第5話 |
己の鋼 |
栖原隆史 |
竹内由香里 |
|
| 第6話 |
鬼を連れた剣士 |
南野純一 |
竹内由香里
鬼澤佳代 |
|
| 第7話 |
鬼舞辻無慘 |
竹内將 |
間島崇寛
竹内將 |
鬼澤佳代/橋本淳稔
遠藤花織/松島晃 |
|
| 第8話 |
幻惑の血の香り |
外崎春雄 |
細川ヒデキ |
松島晃 |
|
| 第9話 |
手毬鬼と矢印鬼 |
下村晋矢 |
緒方美枝子/田中敦士
塩島由佳 |
|
| 第10話 |
ずっと一緒にいる |
川尻善昭 |
伊藤祐毅 |
秋山幸児 |
|
| 第11話 |
鼓の屋敷 |
白井俊行 |
宮原秀二 |
遠藤花織/鬼澤佳代
永森雅人 |
|
| 第12話 |
猪は牙を剥き 善逸は眠る |
竹内將 |
佐藤哲人/小笠原篤
三宅舞子 |
|
| 第13話 |
命より大事なもの |
外崎春雄 |
柴田裕介 |
滝口禎一
秋山幸児 |
|
| 第14話 |
藤の花の家紋の家 |
外崎春雄
宮原秀二 |
永森雅人/鬼澤佳代
遠藤花織 |
|
| 第15話 |
那田蜘蛛山 |
伊藤祐毅 |
伊藤祐毅
五味伸介 |
松島晃/佐藤美幸/梶山庸子
菊池美花/都築萌/佐藤哲人
小笠原篤/三宅舞子 |
|
| 第16話 |
自分ではない誰かを前へ |
外崎春雄 |
高橋賢 |
緒方美枝子/田中敦士
塩島由佳 |
|
| 第17話 |
ひとつのことを極め抜け |
宮原秀二
野中卓也 |
佐藤哲人/小笠原篤
三宅舞子/外崎春雄/松島晃 |
|
| 第18話 |
偽物の絆 |
川尻善昭 |
宇田明彦 |
滝口禎一/秋山幸児
竹内由香里 |
|
| 第19話 |
ヒノカミ |
白井俊行 |
鬼澤佳代/遠藤花織
永森雅人 |
|
| 第20話 |
寄せ集めの家族 |
栖原隆史 |
佐藤哲人/小笠原篤
三宅舞子 |
|
| 第21話 |
隊律違反 |
野中卓也
白井俊行 |
野中卓也 |
緒方美枝子/田中敦士
塩島由佳 |
|
| 第22話 |
お館様 |
栖原隆史 |
伊藤祐毅 |
遠藤花織/永森雅人
藤原将吾 |
|
| 第23話 |
柱合会議 |
高橋賢 |
佐藤哲人/小笠原篤
三宅舞子 |
|
| 第24話 |
機能回復訓練 |
外崎春雄
宇田明彦 |
宮原秀二
宇田明彦 |
田中敦士/緒方美枝子
塩島由佳/外崎春雄/松島晃 |
|
| 第25話 |
継子・栗花落カナヲ |
下村晋矢 |
永森雅人/秋山幸児/遠藤花織
藤原将吾/田中敦士/橋本淳稔 |
|
| 第26話 |
新たなる任務 |
外崎春雄
寺尾優一 |
松島晃/緒方美枝子/佐藤哲人
三宅舞子/滝口禎一/塩島由佳
小笠原篤/外崎春雄 |
|
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