「いいか?俺は神だ!お前らは塵(ごみ)だ!
まず最初はそれをしっかりと頭に叩き込め!!ねじ込め!!
俺が犬になれと言ったら犬になり猿になれと言ったら猿になれ!!
猫背で揉み手をしながら俺の機嫌を常に伺い全身全霊でへつらうのだ
そしてもう一度言う
俺は神だ!!」
宇髄天元とは、「鬼滅の刃」の登場人物である。
この項目は、ネタバレ成分をもう派手派手に含んでいます。 閲覧の際はド派手に自己責任で猪突猛進!!猪突猛進!! |
鬼殺隊最強剣士『柱』の一人、音柱。身長198cmに体重95kgと当時としては恵まれた体格の持ち主である23歳。
派手に目を引く化粧と派手に装飾された額当てが特徴的すぎる派手派手な見た目そのままに、人や物事を「派手」か「地味」かで判断する価値基準を持つ派手好きな伊達男。このために、ファンからは派手柱と呼ばれることも。そして同時に、大正の世を生きる忍の末裔でもある。
初登場は竈門兄妹とついでに冨岡さんの処遇を巡る柱合裁判にて。他の大多数の柱たちと同様に彼もまた処断派であった。そんな彼が物語において、ないしは竈門炭治郎と本格的に関わってくるのは、蝶屋敷にて一悶着を起こしていた時。自身の任務のために神崎アオイと高田なほを強引に同行させようとしたところ(なほが正式な隊員ではないことがわかると即座に解放)に炭治郎が介入。更には我妻善逸と嘴平伊之助も加わったところ、彼ら三人を任務に同行させる。ちなみに、後日この一件のために屋敷の主である胡蝶しのぶとは大いに揉めたとか。それこそが、遊郭を舞台とした新たな死闘の幕開けでもあった……。
このように、強引かつ横暴な面が悪目立ちしてしまっているものの、好意的に見るならば体育会系的なノリの持ち主と言える。また目下の者に対する面倒見自体は良い部類であり、こういった点は煉獄杏寿郎とは違った形の兄貴分的気質の人物である。一方では、かつて忍だったが故の冷静かつシビアな顔を覗かせることも。
忍よろしく隠密行動や諜報活動に長けており、その機動力や技能を活かしたスピーディーかつトリッキーな戦闘スタイルは彼らしい派手さが際立っている。それでも戦闘時、平時問わずその高い隠密性を維持している。また、彼の腕力も俊敏さも柱の中でも上位に位置しており、指揮官として高い戦術眼を有している。
普段は自信家な彼だが、自身の力量を過信することはなく、自分以上の実力者たち相手にはきちんと弁えている。そうした驕りの無さも彼の強みの内であることは疑うまでもない。同時に彼と対峙した上弦の鬼をして「今まで殺してきた柱たちとは違う」と言わしめ、またお館様こと産屋敷耀哉が言うところの「はじまりの呼吸の剣士以来の精鋭揃い」の一人に相応しい実力者であることは確かだろう。そして炭治郎も、味方を鼓舞する宇髄の姿を見て、かつて自分たちの標となった柱の剣士にその姿を重ねている。
なお、彼もまた絶対音感の持ち主であり、戦闘や諜報においても大いに発揮される。
宇髄の所有する二振りの日輪刀。だがその見た目は日本刀というよりはむしろ馬鹿でかい包丁と言った方がしっくりくる形状であり、しかもその二刀がヌンチャクのように鎖で繋がれている。これにより通常の二刀流による戦闘だけでなく変則的な剣技を振るう。加えて、この日輪刀には爆薬が仕込まれており、斬撃と共に爆風が発生(つまり視覚エフェクトではない)。なお、刃の色は橙であり鍔の色は金という宇髄らしい派手さ。
作中には、鬼にも通用する火薬玉や藤の花の毒が仕込まれた苦無が登場した。前者は軽い摩擦や振動などで起爆する仕組みであり、単純な攻撃から斬撃の強化など多種多様な使い道がある。後者は通常の鬼を半日ほど麻痺させ、下弦の鬼の動きさえも封じるほどの威力を持つ。いずれも、宇髄自身の持つ薬学の知識に基づいて作られたものである(そのため、苦無の毒はしのぶのものとは別系統である模様)。
また、宇髄本人は使用していないが、一度に大量の苦無を発射できるランチャーのような装置もある。
宇髄の鴉で名前は虹丸。主に似てオシャレであり、鴉界のファッションリーダーなんだとか。
宇髄の忍獣となっているねずみたち。特殊な訓練により高い知能と一匹で刀一本を運搬できるほどの筋力を持っている。このように非常に有能ではあるが、それ以上にこの存在を特異たらしめているのはそのビジュアル。文字通り首から下が筋骨隆々で二足歩行を行い、なおかつ主の宇髄と同じ額当てをしたねずみと思しきナニか。
なお、晴れてアニメに登場した際のCVは今を時めく人気声優の一人木村昴が務めている。
やっぱりこのアニメおかしいよ。
宇髄が用いる全集中の呼吸。雷の呼吸から派生したものであり、宇髄本人が我流で編み出した。
二刀を振り下ろし、地面に叩きつけると同時に爆発させる。地面に大穴を開けるほどの威力を持つ。
鎖によって二刀を高速で振り回し、斬撃と爆発による壁を前方に発生させる攻防一体の広範囲攻撃。
突進しつつ鎖で二刀を振り回しつつ、斬撃と爆発による連続攻撃を怒涛の勢いで浴びせる。曰く「騒がしい技」とのこと。
元は忍である宇髄が習得している特殊技能。前述の毒薬や爆薬の知識がまさにそれ。また毒への耐性も有している。そして普段は派手さ全開な彼だが、いざそれら全てを取っ払って素顔を晒すと女子という女子が黄色い声を上げて夢中になること請け合いの色男に早変わり。これも一種の隠遁の術と言えよう。本人は地味に不本意だけれども。
宇髄独自の戦闘計算式。彼の聴覚と指揮能力が合って成立する。敵の動きの律動を読み、それを脳内で音に変換することでその攻撃や防御の隙や癖を読み取ることが可能となる。更に唄に合の手を入れるが如く、音の隙間を攻撃すれば打撃を与えられる。ただし分析などを要するため、発動までに時間がかかってしまうのが難点。とはいえ、それを差し引いても余りある戦力強化や戦果が期待できるのも事実。
宇髄の実家。宇髄は次期統領としてそこで修練を積んできた。しかし、時代の流れ故に忍そのものが衰えつつある中にあって、焦りを覚える父から課される鍛錬の数々は筆舌に尽くし難いほど凄惨かつ過酷極まりないものだった。その結果、生き延びたのは宇髄本人と弟一人だけ。しかもその弟も、父親の生き写しそのものの非人間的で無機質な道具の如き存在と成り果ててしまった。こうして忍の在り方に疑問を持つに至り、結果として宇髄は抜け忍となる道を選ぶ。以降、そのまま流れるように鬼殺隊に身を寄せることとなり、宇髄は人を守る戦いに身を投じていった。それでも葛藤や矛盾を抱えながら戦ってきたが、その解消は産屋敷との邂逅を待たねばならない。宇髄が産屋敷に対して感謝と崇敬の念を抱くようになったのはこれがきっかけである。
ぶっちゃけこの欄における本題。
三人とも優秀なくノ一であり、宇髄の援護を担っている。それと三人ともすっげえグラマラス!
一見すると世のラブコメやハーレム物ですら真っ青になりながら裸足で全力逃走しそうな設定ではあるが、これは宇髄の里の風習によるものらしい。であるにも関わらず、宇髄本人と彼女らとの間には確かな深い愛情が存在しており、その宇髄は嫁たちを最優先にして行動するほど。一方の彼女らも、宇髄と共に抜け忍として生きる道を選んでおり、一種の運命共同体となっている。そんな彼女ら同士の間柄は姉妹のように仲が良い。
……もっとも、そんな背景など余人が知るはずもなく、敵味方問わず非難轟々なのは言うまでもない。
前髪を上げてポニーテールのような一本結びにした女性。落ち着いた雰囲気ながらも、戦場に立ち援護に回る胆力を持っている。その性格からか、よくケンカするまきをと須磨の諫め役を買って出ることもあるためか、三人の中でも筆頭格のような印象を受ける。
前髪のみ色の違った女性。勝ち気でサバサバとした気性の気風のいい姉御肌。ただ、短気なのが玉に瑕で泣き言ばかり言う須磨にはよく喝を入れたり、漫才じみたケンカをしたりする。
ウェーブがかった長い髪の女性。泣き虫でちょっぴり(?)騒々しくも図太い神経のお姉さん。基本的には弱音ばかりで自己評価も低いものの、決して自身の役目を放り出すことはしない。加えて潜入した先の遊郭にて花魁の地位まで登り詰め、その信頼も勝ち取るなど、決して他の二人に劣っているわけではない。
……三人の性格がどこかのかまぼこたちに似ているのは、多分気のせいである。
「ならば俺が派手に頸を斬ってやろう」
「誰よりも派手な血飛沫を見せてやるぜ
もう派手派手だ」
原作初登場時のセリフ。宇髄天元という人物の一端が伺えるようなセリフである(好意的に見るならば、隊律違反とは言え隊員の処罰と言う汚れ役を自ら買って出ているのかもしれないが)。なお、アニメ版だと「鬼を連れた鬼殺隊員っつーから派手な奴を期待したんだが…地味な野郎だな」である。
「地味に話がぐるぐる回ってるぞアホが」
「人を喰ってないことこれからも喰わないこと
口先だけでなくド派手に証明してみせろ」
炭治郎の発言の後に発した宇髄の言葉。結論ありきとは言え、炭治郎に冷静に発言するよう促している。この点から宇髄天元という男が単なる派手好きではないことを示している。
「いい質問だお前は見込みがある」
「派手を司る神・・・」
「祭りの神だ」
記事冒頭のセリフの後に「具体的には何を司る神ですか?」と炭治郎から質問された際の一連のセリフ。もはや何も言うまい。なお、その場に居合わせた鬼殺隊員の所感は(やべぇ奴だ…)(とんでもねぇ奴だ…)(アホの質問だよ見込みなしだよ)(アホだなアホを司っているな間違いなく)とのこと。なお、自称山の王に対しては塩対応。
「恥じるな生きてる奴が勝ちなんだ
機会を見誤るんじゃない」
善逸が行方知れずとなり、自身の判断ミスを詫びた上で炭治郎らに遊郭から離脱するよう命じた後のセリフ。かつて忍だった宇髄の横顔が見えると同時に、あくまでも炭治郎たちには生き延びることを優先させている。
「俺は派手にハッキリと命の順序を決めている
まずお前ら三人次に堅気の人間たち
そして俺だ」
回想にて三人の女房に言い放ったセリフ。宇髄の嫁たちへの愛情の深さを象徴している。だからと言って、堅気の人間たちを蔑ろにしているわけではなく、むしろ今まで救えなかった命をも背負いながら戦い続けている。
「ぐずり出すような馬鹿ガキは戦いの場にいらねぇ」
「地味に子守り唄でも唄ってやれや」
暴走してしまっている禰豆子を必死で抑えている炭治郎に対して放った言葉。一見すると二人を見放したかのような印象を受けるが、これによって竈門兄妹は窮地を脱することとなる。なお、竈門炭治郎の歌(う鯉のぼり)はひとまずお忘れください。どうしても無理であれば子守り唄(song by桑島法子)に期待いたしましょう。
「いいや若手は育ってるぜ確実に
お前の大嫌いな若手がな」
死闘を終え、伊黒小芭内に向けたセリフ。地味な野郎でしかなかった少年は、正しく見込みがある奴として認められることとなった。
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最終更新:2024/12/18(水) 15:00
最終更新:2024/12/18(水) 14:00
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