DRAGON QUEST -ダイの大冒険-とは (ドラゴンクエストダイノダイボウケンとは) [単語記事]

DRAGON QUEST -ダイの大冒険-とは、原作・三条陸、作画・稲田浩司による漫画およびそれを原作としたアニメである。
ニコニコ動画のタグで検索する場合には略称のダイの大冒険。

概要

ゲーム「ドラゴンクエストシリーズ」の世界観を基にした漫画で、1989年から1996年まで週刊少年ジャンプで連載された。

「ドラゴンボール」や「スラムダンク」と同じく、ジャンプ黄金期を支えた代表作の一つとして知られている。

また打ち切り・引き延ばしが多いジャンプの中で、きっちりと伏線を回収し、物語を破綻させること無く完結させた数少ない作品である。

アニメは1991年からTBS系で放映されたが、1992年秋に月曜から木曜の19時台に編成された「ムーブ」という帯バラエティ番組の導入というTBS側の事情の犠牲になってバラン編の途中で打ちきりになった。劇場版作品も何度か上映されている。

原作の方も、作品がさらに続いていれば、続編の構想もあったらしい。

ドラゴンクエスト関連作品の中では特にメジャーな作品の一つであり、一部の必殺技は原作ドラゴンクエストシリーズに逆輸入されたモノもある。

主な登場人物

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ダイ: 主人公。辺境の孤島デルムリン島に暮らす孤児の少年。勇者になる事を夢見ている。アバンの使徒の一人。ピンチになると額に竜の紋章が浮かび上がり、強力な力や呪文等を使えるようになる。必殺技は剣を逆手に持って放つアバンストラッシュ、及びその派生技。
ポップ: 魔法使い。アバンの使徒の一人。勇気があるとは言いがたい性格だったが、ダイと冒険をするうちに大きく成長し、親友になる。
マァム: 僧侶戦士。アバンの使徒の一人。アバンから貰った、呪文を篭められる銃「魔弾銃（まだんガン）」を扱う。昔のアバンの仲間の娘。武器を失った事をきっかけに、武闘家を志す事になる。詳細については個別の記事を参照のこと。
ヒュンケル: 魔王軍・不死騎団長。魔剣戦士。アバンの使徒の一人だが、アバンを父の仇と誤解して恨んでおり、仇討ちの為に彼の元で修行した。改心してからは魔王軍を抜け、ダイ達の窮地に度々援軍として現れる。オリハルコンの次に強靭な金属で作られた鎧の魔剣を身にまとい戦う。何度も瀕死の重傷を負いながら立ち上がる不死身の男。
レオナ: パプニカ王国の王女。賢者。ある事件でデルムリン島を訪れた時、ダイと出会い、彼に助けられた事から人間としては初めて彼の友人となる。少々お転婆な面もあったが、多くの人を率いる素質に優れる。後にアバンの使徒の一人として認められる。詳細については個別記事を参照のこと。→レオナ（ダイの大冒険）
アバン（アバン＝デ＝ジニュアール3世）: かつて魔王を倒した勇者。現在は勇者の家庭教師として各地を回っていた。ダイたちの先生。勇者にしてはひょうきんな性格をしているが、様々な武器や呪文、秘術に精通している。そのアンバランスさは、「あまりにも秀でた能力を隠すための演技」と評される。普段かけている眼鏡も伊達眼鏡である。
クロコダイン: 元魔王軍(百獣魔団)の軍団長。軍団長としては最も早い段階でダイ達と闘った。二度目の闘いののち姿を消すが、ダイとヒュンケルが闘った際に、ダイ達のピンチを救ったことでダイ側につく。リザードマンであり、肉体のタフさには定評がある。また、魔王軍の幹部であるミストバーンに、殺すのは惜しいと言わしめるほどの強者である。ジャンプコミックでは２巻から登場している古株。
バラン: 元超竜軍団の軍団長にしてダイの父親。ダイと2度戦い、打倒バーンの目的の元、ダイとタッグを組んだ。最後の竜の騎士。アバンがハドラーを倒すべく奮闘している頃、魔界でヴェルザーと戦っていた。
ハドラー: かつてアバンに倒された魔王。大魔王バーンの力によって復活し、バーン配下の魔王軍を指揮する魔軍司令となった。ダイ達に対して失態を重ねて手段を選ばなくなっていくが、最終的には地位や保身を捨てて自らを超魔生物に改造、武人としての誇りを持ちダイのライバルとして相対することになる。
バーン: 魔王ハドラーをも配下に従える大魔王。六大団長を従え魔王軍を編成、地上の支配と破壊を目論んだ。『大魔王からは逃げられない』『今のはメラゾーマではない…メラだ』は有名な台詞。