Make debut!とは (メイクデビューとは) [単語記事]

Make debut!とは、メディアミックス作品『ウマ娘プリティーダービー』の楽曲である。

概要

基本情報
Make debut!
B面	七色の景色
リリース	2018年4月25日
作詞作曲	新田目駿
編曲	新田目駿廣澤優也
ジャンル	アニメ
時間	4分47秒
レーベル	ランティス
視聴	YouTube
楽曲テンプレート

「そりゃ馬主も断るわ」と言われた電波ソング『うまぴょい伝説』から一転、夢に向かって走り出すウマ娘を歌った正統派アニメソングとなっている。

make a debut(make-debutといえなくもないがその場合形容詞的に用いる)は英語の成句で「初出演する」「初出場する」という意味であり、「メイクデビュー」は中央競馬では「新馬戦」の通称である(英語では未勝利戦とともにmaiden race)。『ウマ娘』の世界では「馬」の字を避ける傾向にあるので「メイクデビュー」が正式名称となっている。

アニメ版

アニメ版第1期のオープニングテーマ。歌唱はチームスピカメンバー全員。

第1話では、スペシャルウィークのデビュー戦出走直前のシーンからエンディングテーマとして採用。第2話はそのデビュー戦から始まるため、文字通り「メイクデビュー」となった。

映像の元ネタ

サビ部分では、チームスピカのメンバーのベストバウトが描かれる。

それぞれ、元になった競走馬の有名なシーンの再現である。

ダイワスカーレット：2008年有馬記念鞍上・安藤勝己
- 37年ぶり史上4頭目、一番人気では初の牝馬有馬記念制覇。
  他馬を寄せ付けない独走での1着。
ウオッカ：2009年安田記念鞍上・武豊
- 最終直線で馬群のど真ん中を縫って2位に、そのまま先頭のディープスカイを
  「ブッ差した！！(by アオシマバクシンオー)」。
ゴールドシップ：2012年皐月賞鞍上・内田博幸
- 通称「ゴルシワープ」。
  第3コーナーまで最後方に位置していたゴールドシップが、荒れていたために他馬が避けていたインコースを突っ切り、最終直線で先頭に躍り出た。
トウカイテイオー：1993年有馬記念鞍上・田原成貴
- 度重なる故障から奇跡の復活を果たした有馬記念。2着は映像で差し切ったビワハヤヒデ。
  この様子は1期13話でもワンカットのみ描かれたが、アニメ2期でより詳しく語られると思われる。
メジロマックイーン：1990年菊花賞鞍上・内田浩一
- 雨の降りしきる中、同期メジロライアンとの対決を制した一戦。
  杉本清アナの「メジロでもマックイーンの方だ！」という実況で有名。
サイレンススズカ：1998年天皇賞(秋) 鞍上・武豊
- サイレンススズカ一世一代の大逃げを発揮したレース。
  史実ではここにたどり着くまでに競走中止となったため、ここで描かれるのは「if」展開である。
  アニメ第1期では…

ゲーム版

デビューしたウマ娘たちに贈られる始まりの楽曲。

響けファンファーレ！　届けゴールまで！！

開放条件

GⅡ以下のレースで1着

歌唱ウマ娘

全員

MVデモ(左から)

ウオッカ
スペシャルウィーク
ダイワスカーレット

GⅠにはそれぞれ指定のテーマ曲があるが、それ以外のウイニングライブは本曲となる。

チュートリアルでは最初にURAファイナルズ決勝を見せられ、その後本曲のウイニングライブを見ることになるので、それがプレイヤーの聴く最初の本曲となるだろう。自分で制覇するとうまぴょい伝説なのに…

開放条件は上記の通りだが、育成ストーリーはメイクデビューか未勝利戦を突破しないと先に進めないので、事実上その2戦いずれかが開放条件となる。

チュートリアル終了後の『GIRLS' LEGEND U』でライブ映像のハイクオリティぶりに度肝を抜かれた後も、「でもプリレンダでしょ？」と眉唾で見ていたプレイヤーは、育成モードで本曲が開放されたとき、リアルタイムレンダリングで18人が動く上にロードが爆速という謎の技術を見て仰天するであろう。技術的には光と影を効果的に演出するライティングとポストエフェクトの妙、ブラー（ぼかし）などのエフェクトなどがかなり盛られている（かつ、それがモバイル端末で動いている）点でも見逃せない。

どうせなら、メイクデビューで開放し、華々しいデビューを飾ろう。

振り付けは、アニメと重なっている部分は同じ。背景のカラービジョンにはアニメOPの映像が流れる。