くそっ！寝る前だってのに変なものみせやがってッ!!単語

クソッネルマエダッテノニヘンナモノミセヤガッテッ

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くそっ！寝る前だってのに変なものみせやがってッ!!とは、寝る前に変なものを見せられた時のリアクションである。

概要

漫画『ジョジョの奇妙な冒険』Part7「スティール・ボール・ラン」の登場人物、ジャイロ・ツェペリの台詞。

史上初の乗馬による北米大陸横断レース『スティール・ボール・ラン・レース』開催2日目は、アリゾナ砂漠を縦断し、1か所決められた中継地点を通過してモニュメント・バレーのゴールを目指す総距離約1,200kmの2nd.STAGE『アリゾナ砂漠越え』が開催される。

過酷な自然地形と容赦のない気候条件、危険な野生生物も徘徊する未開の荒野がレース参加者を苦しめる、サバイバルレースの本領発揮ともなるこのステージに、主人公であるジャイロ・ツェペリとジョニィ・ジョースターはお互いの目的のため協力関係を結び、1・2・フィニッシュを目指す。

いかに水場での補給を切らさず、砂漠を突き進むかの闘いになると思うジョニィの意見を無視して、ジャイロは砂漠のど真ん中を突っ切る最短ルートを進み、途中「ミセス・ロビンスン」の妨害があったが振り切って第1日目は日没を迎える。ジャイロ・ジョニィコンビは現在走行距離約95kmで順位1位。夜の闇による馬の故障を避けるためキャンプの準備を行う。

そんな中、二人のもとに1st.STAGEで上位に入賞したブンブーン一家の長兄「アンドレ・ブンブーン」が向かってくるのを確認（この時点ではゼッケン番号を確認しておらず、二人は名前を知らない）。すでに上空からレースの反則を見張る気球が着陸しているため、ジャイロは走行妨害を警戒し、アンドレを止める。

毒トカゲに嚙まれてしまい左手指を腫らしてしまったアンドレは、救援隊が来る朝を待つ間に毒が回って死ぬことを恐れ、自力で消毒するためにジャイロ達の起こした火が欲しいと懇願する。黄色と黒の縞模様からトカゲの種類は「スポテッドサラマンダー^[1]」であるとジョニィは推察。もし嚙まれたのが本当なら全身に毒が回ると死んでしまう。アンドレを未だ信用できないジャイロだったが、薪についた火はくれてやるとアンドレに約束する。

二人に対しアンドレは目いっぱい「ありがとう」と感謝するが、その後、突然自分の首にベルトを巻き、その両端を木の枝と自分の左脚に結びだす。突然の奇行に何をやってると聞き出すとアンドレは答えた。

ま……麻酔だよォ～～～
麻酔ィ

今から肉のよォ～
毒のとこだけえぐり取っからさあ～～～
痛み止めが必要だろう

オレだけがあみ出した方法だぜ…
ブッ飛んだ

マネすんなよ
女の子たちにも
いっつも絞めてもらってる

意識が遠のく限界のとこがよォオオオオ

あああ
ひィィィイイイイイイイ
～～～～～～～～ッ

なんと、麻酔と称して叫びながら首を絞め続けたアンドレは、そのまま本当にナイフで嚙まれた部分の傷をえぐり取って泡を吹き、痙攣し、血のついたナイフを手放して意識を失ってしまう。

「毒によるパニックで自殺を図った」ようにも見えるショッキングな行動を目の当たりにした二人に動揺が走る。

ジョニィ「なんなんだよッ！キズをえぐり取りやがった！
　　　　　ありゃマジにトカゲにやられたんだッ！」

ジャイロ「くそっ！寝る前だってのに変なものみせやがってッ!!」

警戒していた為に冷たい態度を取らざるを得なかったとはいえ、本当に毒トカゲに嚙まれていてしかもその処置が常軌を逸しているとあれば、休息の前に見せられたら流石に後味も悪くなるだろう。さっさとこの場から立ち去ってもらう為に、ジャイロはアンドレに火のついた薪を投げよこすのだった。

なお、アンドレの真の目的は「ジャイロに直接触ること」で、ブンブーン一家が持つスタンド能力「トゥーム・オブ・ザ・ブーム」の術中にかける事であった。最後までジャイロは警戒してアンドレに直接触らなかったが、気を失ったアンドレを起こそうと近づいて呼びかける際にアンドレの血の付いたナイフを蹴り飛ばした事で、左足に血液が付着。その後近寄ってきたブンブーン一家によって、「トゥーム・オブ・ザ・ブーム」のスタンド攻撃を受ける事になる。