コカイン・ベア(原題:Cocaine Bear)とは、2023年にアメリカ合衆国で公開された映画である。
概要
2023年2月24日にアメリカで公開され、日本では同年9月29日から公開された。コカインを食べ狂暴になったクマが人々を襲うという内容のスリラー・コメディ映画である。1985年にアメリカで麻薬密売業者が投棄したコカインを過剰摂取して死亡したツキノワグマがおり、その事件をモチーフに製作された。
あらすじ
1985年、麻薬密売人アンドリュー・C・ソーントン2世は輸送機でコカインを輸送している途中にトラブルに遭遇し、コカインを機外に放出した後、自身もパラシュートで脱出しようとするが、ドアフレームに頭を強打し気絶、そのまま落下死してしまう。その後、彼の死体は発見されたが、放出したコカインは発見されなかった。
一方、チャッタフーチー・オコニー国立森林公園ではアンドリューのコカインをアメリカグマが食べてしまい狂暴化、恐ろしいコカインベアに変貌してしまう。コカインベアは手始めにハイキング中の男女に襲い掛かり、女性を殺害する。それからしばらくして、こっそり学校をさぼって滝の写生のために公園を訪れたディーディーとヘンリーはコカインベアに襲撃されてしまう。さらに、ディーディーの母サリはいなくなった娘を探しに公園を訪ね、加えてギャングのダヴィード、元ギャングのエディもコカインの回収のために公園を訪れる。そこに、恐ろしい魔獣がいるとも知らずに…。
主な登場人物
サリ(ケリー・ラッセル)
ディーディーの母で看護師。いなくなった娘を探しに公園を訪れるが、娘と同じくコカインベアに襲われてしまう。それでも娘を探すために公園を散策する。
ディーディー(ブルックリン・プリンス)
サリの娘。中学生。滝の写生のために学校をさぼり、母に内緒でボーイフレンドのヘンリーとともに公園に訪れるが、そこでコカインベアに襲われ、森の奥へと連れて行かれてしまう。
ヘンリー(クリスチャン・コンヴェリー)
ディーディーの友人。彼女とともに公園を訪れコカインベアに襲われるも、木の上に逃げ一命をとりとめる。その後、サリと一緒にディーディーを探しに行く。
ダヴィード(オシェア・ジャクソン・Jr)
ギャングでボスのシドの命令を受けコカインを回収しに公園を訪れる。チンピラ3人をまとめて倒せる程度には強い。
エディ(オールデン・エアエンライク)
シドの息子だが、ギャングからは足を洗っている。妻を亡くし傷心中。ダヴィードとともにコカインの回収に向かう。
シド(レイ・リオッタ)[1]
ギャングのボス。ダヴィードとエディにコカインの回収を命じる。
スタッフ・製作会社・配給
※出演者を除く
監督:エリザベス・バンクス
脚本家:ジミー・ウォーデン
製作:フィル・ロード/クリス・ミラー/エリザベス・バンクス/マックス・ハンデルマン/ブライアン・ダッフィールド
音楽:マーク・マザーズボー
撮影:ジョン・ガレセリアン
編集:ジョエル・ネグロン
製作会社:ブラウンストーン・プロダクションズ
配給:(米)ユニバーサル・ピクチャーズ/(日)パルコ=ユニバーサル映画
関連動画
※一部ネタバレを含むので注意
関連リンク
関連項目
脚注
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