スベン(スヴェン)・オットケ(Sven Ottke)は、ドイツ人の元プロボクサーである。ファントム(幻)というニックネームを持つ。
概要
1997年に29歳でプロデビューし、翌年にIBF世界S・ミドル級チャンピオンの座につく。
以後2004年に引退するまで21度の防衛を果たし、ベルトを守り続けた。
生涯戦績は34戦全勝6KO。男子プロボクシング史上2人目となる引退まで引き分け、負けが無かった世界チャンピオン。
しかし・・・
と、Wikipediaに書かれてしまう程ファイトスタイルはとにかく地味。
ボクシングの華と言われるKO勝ちも、34戦中わずか6回。試合運びは旨いが盛り上がりに欠け、内容よりも彼のたくましい胸毛が印象に残ってしまうというあり様。
その地味さ故に彼の戦い振りを塩ボクシングと呼ぶファンも多い。
しかし彼の強さの秘密はその地味さにある。とにかく守りが手堅く相手からのパンチを貰わない。「ファントム」(Das Phantom)というニックネームはその幻影の如き捉え処の無さ故に付けられたものであるし、また他にも「頭と眼の有るボクサー」(Der Boxer mit Kopf und Auge)つまり判断力と動体視力の優れたボクサーを意味するニックネームを頂戴している。
関連動画
関連項目
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