ドPとは、VOCALOID、主にメグッポイドを使用して動画を投稿する作曲者・作詞家・アレンジャーである。
概要
2009年11月22日、がくっぽいどを使用したオリジナル曲『あんただれや?』を発表、ボーカロイド・プロデューサーとしての活動を開始。独特の世界観を持つノー・フューチャーな歌詞と非常に耳に優しくない打ち込みギターで聴く者を圧倒した。
2010年2月17日、世間はバレンタインに沸き、俺は親父が誕生日でそろそろ定年について考えているというのに、PVつきのオリジナル曲『バイバイ、試験管ベイビー。』を発表、またもや聴く者の鼓膜をファックした。PVの質は高く、動画内にもそれを評価する声は散見される。前作に比してさらに荒廃した詩情と意識的なノイズとがあいまって全体に濃密な排他性が渦巻いており、ここにおいてドPのアティチュードは決定された。即ち、
2010年4月10日、新学期はじまって間もなくというのにドPは購入したメグッポイドでオリジナル曲『人間動物園』を発表した。彼にとっては非常に大きな転機であったようで、以後彼は「GUMI教」と呼ばれる一神教に入信し、現在にいたるまで敬虔な信仰を続けている。尚、GUMI教に入信していると思われる人物にサイクルPらがいる。本作で彼は水を得た魚のように伸び伸びと持ち味を発揮し、よりソリッドで強力なスタイルを手にした。前二作と比較していただければ分かると思うが、悪ノリ感が全く違う。楽しそうでいいな。俺もGUMI欲しい。本作は聴き手にそれまでとは異なった反応を示さしめ、ドPに特殊な立ち位置を与えることとなった。また、アンダーグラウンドボカロジャパンのタグにも見える通り、コアな層からも歓迎を受けたようである。これが後の彼の活動に重要な影響を与えることになる。
2010年5月2日、一ヶ月をまたずに彼は、彼にとっても聴き手にとっても、あるいはそれ以外の人間にとっても大きな問題となる作品を投下した。『おまえのおうち、バーニング。』である。
本作でも使用ボーカロイドはメグッポイドであるが、主人公である少女がノリで書いたラブレターをなかったことにしたいから放火するという実存主義小説もかくやという理不尽っぷりは半端ではない。動画説明文において彼は以下のように述べる。
「私はミクAppendに一切興味がないっ!私は少数派に呼びかけている!」
「スクラップ&スクラップ。全てをぶち壊すことだ!」
「選挙じゃなにも変わらないんだよォッ!!!」
なんかきいたことがあるような気がしないでもないが、まあそういうことなのだろう。ともかくも家は燃え、ドPはドPになった。本作は前作よりもさらに評価され、カバー、リミックス、PV、歌ってみたなど様々な派生を呼んだ。
その後「再生されない勝負」に参加した『お茶うめぇ』を発表。案外再生されてしまい優勝を逃す。
困ったことにこれがカッコいいんです。
ジェンダーファクターをいじったグミさんの声・グランジィなリフ・やはり理不尽で凶暴な少女のモチーフ、それらが一体となって迫ってくる感じはかなり説得力がある。ここまででニタニタ笑って再生ボタンを押したり「wwwwwwwwww」とかコメントしていたふざけた連中は困ってしまったに違いない。俺は困った。
派手と言うかイロモノに見られがちなモチーフと態度であるため、得てして彼のサウンドやその他真面目な側面が無視されがちだが、特徴であるのは他に類をみない独特の詩情、そしてコシのあるベースラインだということにしておこう。ファック。
ボーカロイドコンピレーションプロジェクト『"D"project』の主催者でもある。アンダーグラウンドというか有名Pをこよなく憎み続けるゴロツキを集めてCDを作ってみたところ大変好評で本人はビビっていることだろう。俺もビビっている。
そんなドPはGUMIさんエクステンドをいまだに全裸で待ち続けているせいでナニが大変なことになっている。どうにかしてあげてください。
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関連項目
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