半ドンとは、午前中で会社の業務・学校の授業が終了し午後から休みになることの俗称である。
概要
- 富山藩では正午に音の花火を上げて時を知らせていたことから半ドンと言われるようになった。
- 明治時代から太平洋戦争期にかけて正午に空砲を鳴らす習慣が一部地域で行われたことから。
- 半分休みの土曜日で「半土」という言葉が生まれ、それが転じて半ドンになった。
- オランダ語で日曜日を意味するzondagが長崎の出島から伝わり、ドンタクと訛って休日や休業を意味するようになった。
※福岡県の祭りである「博多どんたく」と同じ
などと言われている。
概ね1980年代まで、多くの官公庁・企業・学校で土曜日は半ドンだった。週休2日制の導入により定期的な早期終業が減少し、今では死語になりつつある。
ただし、以下のような「午前中だけ業務・授業がある」例があり、現在でも使用は皆無ではない。
病院
病院やクリニックなどの医療機関では土曜日は午前中のみ診療し、午後から休診になる所が多く、水曜日・木曜日のどちらかも午前診療のみとする所が多い。医療の世界ではまだ半ドンは根強く生きているといえるだろう。
学校
土曜が完全に休みになり、週5日授業となった学校だが、定期テストの際などに午前中で終了する場合があり、その際は半ドンとなる。
関連項目
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