都心部・臨海地域地下鉄構想とは、東京都心部と臨海地域を結ぶ地下鉄路線の構想である。
構想段階の為か「都心・臨海地下鉄新線構想」「臨海地下鉄」など呼び方が定まらないが、ひとまず国交省の答申
に合わせて呼称する。
概要
東京都や中央区により構想されている路線で、2015年に公表された比較的新しい構想。
臨海副都心部有明から銀座・東京駅方面の区間を直結する事で、利便性の向上や山手線などの混雑緩和が見込まれている。また、経由する晴海の選手村跡地や築地の発展への貢献も期待されている。
2022年、東京都が事業化に着手する事が発表された。概算事業費は4200億~5100億円程で、開業後30年以内の黒字転換を見込んでいる。開業時期は未定とされているが、2030年代の着工と2040年代前半の開業を目指しているとの報道も。
2024年には東京臨海高速鉄道が運営する方針で検討することが公表されている。
検討の範囲としては、まず単独での整備を検討した上で、将来的な他路線との接続を検討するとしている。
国交省の答申では事業性の確保に向けて、常磐新線(つくばエクスプレス線)の東京駅延伸と一体で整備し直通運転を行う案が記載されている。こちらについても今後検討を進めるとの事で、実現すれば正にアキバエクスプレスとなる一方で、現状それぞれで構想されている東京駅の位置がバラバラだったりするのでこちらの目処が立っているとは言い難い。
また、羽田空港アクセス線を介した羽田空港への接続についても今後検討を進める。東京臨海高速鉄道が運営する方針となったのも、りんかい線と同一会社とすることで羽田空港までの運賃を抑える狙いがあることによる。
駅一覧
駅名は仮称。
| 駅名 | ■接続路線/周辺駅・備考 |
|---|---|
| 東京駅 | ■JR各線 ■東京メトロ丸ノ内線 つくばエクスプレス線との直通案があるが、秋葉原駅~東京駅間は未成線。 |
| 新銀座駅 | |
| 新築地駅 | |
| 勝どき駅 | ■都営地下鉄大江戸線 |
| 晴海駅 | |
| 豊洲市場駅 | |
| 有明・東京ビッグサイト駅 | ■りんかい線/国際展示場駅 ■ゆりかもめ/東京ビッグサイト駅、有明駅 羽田空港アクセス線との接続が考えられている。 |
関連項目
関連リンク
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