ビッグフット(Bigfoot)とは、アメリカとカナダで目撃されている未確認生物(UMA)である。
概要
アメリカとカナダで目撃されている獣人型の未確認生物で、未確認生物の中では知名度が高い。名前の由来は発見された足跡が大きい(Big Foot = 大きい足)事から。身長は2mから3m程度で、体重は200kgから300kgと推定されている。体臭は強烈と言われている。
ビッグフットは主にアメリカとカナダで目撃されており、特にロッキー山脈に多い。カナダのインディアン部族は「サスカッチ(サスクワッチ)」と呼んでいる。
最初の目撃例は1810年にアメリカのオレゴン州で巨大な足跡が発見されたのが最初と言われている。1924年、アメリカのワシントン州で石炭坑夫達がビッグフットに遭遇した。坑夫達は銃で射殺したが、その夜に坑夫の小屋に複数のビッグフットが襲撃したことで坑夫達は逃げたという。1958年にはカリフォルニア州でレイモンド・ワラスが経営する会社の敷地内で巨大な足跡が発見され、この時に「ビッグフット」と命名された。その後目撃例が相次ぎ数多くの写真や映像が撮影された。
知名度が高い故にビッグフットを元にした映画などの創作作品は多い。アメリカのテレビアニメ「ザ・シンプソンズ」でもビッグフットを題材にしたエピソードがある(1990年2月18日放送の「ホーマー自然に帰る」)。
正体は「ギガントピテクスの生き残り」・「猿人の生き残り」・「ハイイログマの見間違い」などがある。
パターソン・ギムリン・フィルム
1967年10月20日、ロジャー・パターソン(Roger Patterson)は友人のロバート・ギムリン(Robert Gimlin)と共にカリフォルニア州の山中でビッグフットを撮影した。この映像は撮影者の名前にちなんで「パターソン・ギムリン・フィルム(パターソン・フィルム)」と呼ばれており、ビッグフットだけでなく未確認生物の映像としてかなり有名である。恐らくこの記事を読んでいる人も見た事が多いと思われる。
当初スミソニアン大学の科学者が映像を分析した結果、着ぐるみを使った偽者と断定した一方、モスクワ科学アカデミーは本物と主張した。
しかし2002年にビッグフット研究科であり前述の1958年にビッグフットの足跡が見つかった会社の経営者であるレイモンド・ワラスが亡くなる直前に「着ぐるみを着て撮影した」と告白。彼の甥のリー・ワラスはレイモンドが撮影したビッグフットは偽物と告白した。
2004年にはボブ・ヘイロニムスが「The Making of Bigfoot」という本の中で「私が着ぐるみに入った」と告白したが、パターソンの妻(パターソンは1972年に亡くなった)とボブ・ギムリンは「彼は嘘を言ってる」と非難した。ヘイロニムスの告白は本の宣伝を狙ったものと言われている。
2010年にナショナル・ジオグラフィック・チャンネルがコンピューター解析をしたところ、映像は本物であったと結論付けた。
関連動画
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関連項目
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