ブラックシンカリオン紅とは、テレビアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』、続編の『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』及びタカラトミーから発売されているロボット玩具シリーズに登場するロボットである。
概要
運転士との適合率が高まることで覚醒したブラックシンカリオン本来の姿であり、ブラックシンカリオンがシャショットとインターロックしたことで進化した姿である。黒なのか赤なのかよく分からない名称である。
超進化速度を通常の三倍で走行し、ロボットに変形した後もスピード自慢のE6こまちやE3つばさを圧倒するレベルの超スピードで敵を翻弄する。機体は赤になり、運転士であるセイリュウのマスクが割れて運転士スーツも赤に新調された。武器である二装のダークカイサツソードもダークカイサツソード紅に進化している。
アニメでは、漆黒の新幹線の姿のままで出撃した後に紅に変化するため、新幹線モードはこれまで通り漆黒の新幹線のままだった。玩具版では、アニメでは登場しなかった赤くカラーリングされた「漆黒の新幹線 紅」からシンカリオンモードに変形する。変形方法もノーマルモードのブラックシンカリオンと全く同じで、先頭車両が上半身、後尾車両が下半身に変形することで本体を構成する。
造形そのものは同じだが、カラーリングが赤に変わったことでダークヒーロー的だった従来のブラックシンカリオンと比べ、ヒーロー的な印象を与えており、セイリュウが本当の意味でハヤトたちの仲間になったことを物語っている。また、紅への進化を遂げて以降、セイリュウはキトラルザスの姿になっていない。
当初はE5はやぶさと同じくシャショットとのインターロック無しで紅への進化は不可能かと思われたが、桜島へ潜入した際に800つばめのピンチを救いたいと心から願ったセイリュウの適合率がさらに上昇したことによって単独での紅への進化が可能になり、以降はセイリュウ自身の意志によって紅へ変化できるようになった。漆黒の新幹線からチェンジする際に直接紅化することもでき、その場合はロボットになった瞬間に前身が赤に変わる。
戦闘能力の高さはもはや言うまでも無く、E5はやぶさ MkIIと並ぶ大宮支部の主力機体として戦果を挙げていき、カイレンとの最終決戦ではE5はやぶさ MkIIとの共闘によってカイレンを撃退している。
新シリーズになってからは、E5はやぶさ MkIIに新たな合体機能が搭載されたことでオーバークロス合体を実現させている。オーバークロス合体についての詳細は、「シンカリオン E5はやぶさ MkII」の記事を参照。また、劇場版ではビャッコが操るブラックシンカリオン オーガとのオーバークロス合体を実現。こちらのオーバークロス合体の詳細は「ブラックシンカリオン オーガ」の記事を参照。
なお、アニメでは「ドラグーンモード」や「バーサーカーモード」へ変化することはなく、玩具シリーズにもモードチェンジ用のパーツは付いていないが、玩具版のE3アイアンウィングを購入者向けの先行プレゼントキャンペーンとして紅用のバーサーカーモードの武器パーツが、同様にブラックシンカリオン 紅では紅用のドラグーンモードの武器パーツがプレゼントされた(現在キャンペーンは終了)。
続編シリーズの「シンカリオンZ」にも24話で登場。大宮支部の地下訓練場でZ合体した3体のシンカリオンZを相手に実戦訓練をおこない、圧倒的な力の差を見せつけている。
必殺技・武器
- デスグランクロス
- 胸部から粒子ビームを繰り出す必殺技。名称はノーマルモードと同じだが、紅に進化することによって威力はバーサーカーモードのへルグランクロスより増している。カイレンとの最終決戦では、E5はやぶさ MkIIとの「ダブルグランクロス」を放っている。
- 超ダークカイサツソード
- パワーアップしたダークカイサツソードによって敵をXの字に切り裂く。
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