しんぱいごむよう!みねうちでござる!とは (シンパイゴムヨウミネウチデゴザルとは) [単語記事]

しんぱいごむよう!みねうちでござる!とは、ADKの縦スクロールアクションゲーム「ニンジャコマンドー」にて、プレイヤーキャラの一人リュー・イーグルが発した迷セリフの一つである。

概要

「ニンジャコマンドー」とは、歴史を改変して未来を戦禍に巻き込み利益を図ろうとする死の商人・マルスコーポレーションの野望を阻止するため、三人の忍者がさまざまな時代を舞台に戦い抜くゲームである。

そんな3人が日本の戦国時代に移動した際の会話内容がこれ。

「何やらなつかしいばしょだぜ！」

「ここは日本！しかも戦国時代！」

「しかも我がふうまのしゅくてき、のぶながの　しろでござる！まおう、うつべし！」

いきなり歴史を改変する宣言。　お前らの目的ってなんだったっけ…？

※太字はプレイヤーキャラの一人、リュ－・イーグルのセリフ。彼はワールドヒーローズのフウマの子孫であり、32代目風魔小太郎という設定なのだが、そもそも風魔の宿敵は豊臣及び徳川であって信長ではない。

そして、ステージをクリアした時の彼らの会話。

「あれは、ほんとうに　のぶなが　だったのか？」

「じょせいにてをだしたのは、やりすぎじゃないの！」

「しんぱい　ごむよう！　みねうちで　ござる！」

この台詞、忍法ブラックホールで吸い込もうが爆烈究極拳連射で焼き払おうが普通にこう言う。

元ADK社員で現在 SNKプレイモア所属の松下佳靖氏（ティンクルスタースプライツやどきどき魔女神判シリーズのプロデューサー）によると、みねうちしたのは周辺の腰元だけで信長ではないらしい。

ちなみにADK ワールドでの彼のプロフィールによると、この台詞は彼の座右の銘らしく、奥義・趣味・好きなものに「みねうち」が入っている。

「みねうち」とは何を指すのか？

このセリフの突っ込みどころは、どう見ても「みねうち」に見えない所ではあるが、良く考えて欲しい。

この戦国時代ステージのボスである信長はマルスコーポレーション特製の人造人間であり、つまりは偽者である。
その直前に登場する腰元は、何も知らされていない非戦闘員である可能性が高い。

そんなか弱い女性達を躊躇なく葬り去ったプレイヤーに対してレイア・ドラゴンは

「じょせいにてをだしたのは、やりすぎじゃないの！」

と、非難の声を上げているのだ。

それに対してリュー・イーグルは

「しんぱい　ごむよう！　みねうちで　ござる！」

と、返答している。

リュー・イーグルは徒手空拳で戦うキャラであり、刀はもちろん手裏剣や火薬の類も一切使用しない。
一見派手に見える攻撃も（おそらくは）気孔や拳圧の類で賄われていると見て良いだろう。

確かにみねうちもへったくれもないが、徒手空拳ならば自在に威力の調整も可能なはずであり、戦車を一撃で粉々に吹き飛ばす威力を持つ爆烈究極拳であっても、周囲にいる歩兵のみ無傷で気絶させるという芸当も不可能ではない。忍法ブラックホールに吸い込まれた相手も単に戦場から除外されただけであり、吸い込まれた時点で死亡していると考えるのは早計である。