ビクトル・フォン・クラフト

「ビクトル・フォン・クラフト」とは、道原かつみの漫画版「銀河英雄伝説」にて活躍している薔薇の騎士（ローゼンリッター）連隊で一番女装の似合う男の娘である。

原作・アニメ版では、シヴァ星域会戦にて薔薇の騎士（ローゼンリッター）の元連隊長ワルター・フォン・シェーンコップらと共にブリュンヒルトに突入後、シェーンコップの

ロイシュナー、ドルマン、ハルバッハ、誰かずうずうしく生き延びてる奴はいないか？
いたら応えろ！ゼフリン、クラフト、クローネカー！

と言う台詞に名前が出てくるだけで、すでに死体か戦傷で動けない状態でどこにいるかもわからないと言う出番だったが、道原かつみのコミカライズ版「銀河英雄伝説」において、マックス・ゼフリンと共に、まさかのキャラクター化を果たした人物である。

女装が似合う眉目秀麗な男の娘

概要

銀河帝国からの亡命貴族の子弟で構成される自由惑星同盟軍の陸戦隊「薔薇の騎士（ローゼンリッター）」に所属する同盟軍人で、コミカライズ版では、ワルター・フォン・シェーンコップやカスパー・リンツ、そしてこちらもまさかのキャラ化を果たしたマックス・ゼフリンらと共に、ヤン・ウェンリー率いる第13艦隊のイゼルローン攻略作戦に参加している。

階級は中尉。帝国暦463年10月2日生まれ。

帝国の亡命子弟とは思えぬ

• 黒い髪
• 細長い狐の様な目

と、アジア系が強く出ているような外見をしており、豪傑揃いの「薔薇の騎士（ローゼンリッター）」にあっては数少ない細身の身体をしている。

ワルター・フォン・シェーンコップらと共に、帝国軍人に偽装してイゼルローン要塞侵入を果たした後は、内部制圧の為にマックス・ゼフリンらと共に戦い、上半身は胸元をはだけたワイシャツ姿で、ナイフをたくみにあやつって帝国兵士の首を掻っ切っていった。またイゼルローン要塞のコンピュータに侵入する等、「薔薇の騎士（ローゼンリッター）」の中でも特異な才能の持ち主である事を見せている。

イゼルローン要塞の占領を果たしたヤン・ウェンリーが、紆余曲折あってイゼルローン要塞の司令官として着任した際は、ワルター・フォン・シェーンコップらと共にイゼルローン要塞に着任したビクトル・フォン・クラフトだったが、新年祝賀パーティーの際に女性陣によって、マックス・ゼフリンらが無残な女装姿を披露させられる中、トリで登場し、こんな可愛い子が女の子のはずがない」と言いたくなるような美麗な女装姿を披露した。

※道原かつみは、銀河英雄伝説のアンソロジー「全艦出撃!!」において、帝国・同盟軍人の性別を逆転させたイラストを描いている。なおこの時描かれた女性版アドリアン・ルビンスキーは、コミカライズ版において「アドリアナ・ルビンスカヤ」として女性化して登場している。

関連動画

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関連項目

薔薇の騎士（ローゼンリッター） ワルター・フォン・シェーンコップ カスパー・リンツ ライナー・ブルームハルト マックス・ゼフリン クローネカー ドルマン ハルバッハ ロイシュナー

道原かつみ 田中芳樹 銀河英雄伝説 自由惑星同盟 ヤン・ウェンリー イゼルローン要塞