包(KOF)

包（パオ）とは、SNKの格闘ゲーム「THE KING OF FIGHTERS」（KOF）シリーズの登場人物である。

初出は第6作「'99」。CV：中野加奈子、堀江瞬（KOFG）

概要

中国の山村の出身。200年に一度の凶日に生まれ、将来災いを呼ぶ子供として殺されかけるが、父親に連れられて村を去る。ある住職に託された後、超能力に目覚めたことで新たなサイコソルジャーとして鎮元斎の元に預けられた。

彼が超能力に目覚めるのと同時期に椎拳崇が超能力を使えなくなってしまい、「2000」のエンディングでは逆に拳崇に力を吸い取られて超能力が弱体化してしまった。「2001」では拳崇の中に眠る「龍の力」が目覚めるために包の力を吸っていると言及されているが、その後は包がファイターとして登場していないこともあって伏線が張られたまま回収されない状況が続いている。

趣味は家庭用ゲームとネットゲーム。大作RPGが嫌いでB級ゲームが好きという拗らせた趣味をしており、投げ技に「幻影頭技」「クリティカルスロウ」と他社の格闘ゲームのタイトル名を仕込んでいる。

年齢は12歳で判明している限り歴代KOF出場者の最年少。身長153cmもチョイ・ボンゲと並んで当時の最低身長だったが、その後は黒咲壬羽（145cm）、桃子（150cm）、ムイムイ（147cm）など彼らより小柄なファイターも登場している。

ネスツ編（「'99」「2000」「2001」）でKOFが4人制になるにあたって登場したサイコソルジャーチームの第4のキャラクターだが、KOFが3人制に戻った途端にエンディングデモに登場するだけのサブキャラクターと化しており冷遇気味。しかし、2019年に配信開始した乙女ゲーム「THE KING OF FIGHTERS for GIRLS」では拳崇を差し置いて攻略対象になっている。

性能

必殺技は飛び道具の「サイコボールアタック」と突進技の「サイコボールクラッシュ」の2系統に分かれており、同じコマンドの弱版が飛び道具、強版が弱版に近い軌道で自分が突っ込む突進技となっている。

身長が低く通常技のリーチが極端に短いが、特殊技が豊富で近距離での攻め手は意外と多い。飛び道具を使い分けて牽制しつつ、相手が動きを止めたら密着からの連続技を狙っていく戦法になる。

主力技は空中から水平に飛び道具を放つ「アタック エアフロント」。任意の高さに出せるため、相手にとって邪魔な高さにばら撒けるようになれば厄介になる。斜め上にバウンドする「アタック バウンド」、着弾後に真上に飛ぶ「アタック エアバウンド」など変則的で長く画面に残る弾が多い。

「2001」ではストーリーで超能力が弱体化したのに伴い飛び道具が「フロント」1種類になってしまったが、ダウン追撃可能な特殊技の「裏滑蹴」が画面端限定で永久コンボになる（同作のバランス崩壊の中では序の口だが）。

「2002UM」ではパワーMAX発動中に「クラッシュ フロント」→「クラッシュ リフレクト」の簡単で高火力な連続技を持つ。

関連動画

関連リンク

• 包 | KOF OFFICIAL WEB SITE

関連項目

• THE KING OF FIGHTERS
• 椎拳崇
• サイコソルジャー
• SNK
• 格闘ゲームのキャラクター一覧