柔道部物語

柔道部物語とは、週刊ヤングマガジンで連載されていた漫画作品である。

作者は小林まこと。コミックスは全11巻。

概要

1985年から1991年まで連載。三五十五さんごじゅうごの柔道部での3年間を描くスポーツ漫画。

『ホワッツマイケル』で知られる小林まことのギャグはもちろん、柔道のスピード感を表現した迫力あるタッチも評価が高く、柔道漫画の名作として知られている。

2016年より、柔道選手の恵本裕子の自叙を原作としたスピンオフ『JJM 女子柔道部物語』がイブニング(後にコミックDAYSに移籍)で連載。

あらすじ

中学では吹奏楽部だった岬商業高校1年生の三五十五は、幼馴染の秋山と柔道部を見学。その強さに一目惚れし、入部を決意する。

セッキョ^[1]やおはつ^[2]、強制坊主といったいじめの風習もありながら、三五は部活を通じて強くなり、いつしか柔道部を導く存在へと成長していく。

登場人物

キャストはOVA版。

三五十五　CV：松本保典

主人公。太眉が特徴的。集中するとひょっとこ口になり、その後に放つ一本背負いで強豪相手と戦う。

秋山一郎　CV：島田敏

三五の同期。三五とは小学校からの親友。元水泳部。ゆりに惚れている。

名古屋和彦　CV：飛田展男

三五の同期。唇と悪い目つきが特徴。厳しい柔道部をズルで生き抜く。

内田修一　CV：高木渉

三五の同期。入部時点で黒帯所持者。立ち位置が平尾と似ている。

岡　CV：柴本浩行

三五の同期。スポーツ漫画おなじみ、何らかの手段で相手の情報を仕入れてきては「大変だ〜！」と走って来るヤツ。

小柴哲也　CV：大塚芳忠

三五の先輩。大きくない体格とくりんくりんな髪の毛が特徴。お調子者だが運動神経に長けた実力者。

平尾勝　CV：曽我部和恭

三五の先輩。平らな頭が特徴の技巧派。粗暴な柔道部の中では珍しい、冷静で頼もしい男。

鷲尾弘美　CV：沢木郁也

三五の先輩。横暴な性格だが何でか憎めない自称天才の主将。俺は逃げん！！

田丸春彦

三五の後輩。芸術的内股に拘って苦戦したり、雑誌でヒーローになることを考えて負けたりと、調子に乗りがち。

五十嵐寛太　CV：増岡弘

岬商業高校柔道部顧問。柔道六段。練習は苦手だが柔道は得意。メンタルに訴えかける指導法が特徴。

樋口久

江南高校。離れた目が特徴の寡黙な天才プレイヤー。新人戦をきっかけに三五のライバルとなる。色々かわいそうな人。

山崎

江南高校柔道部顧問。ドカベンみたいな温厚な顔だが、指導方針は昭和そのもの。

飛崎

木場工業高校。樋口とよく一緒にいる。江南高校の弟も優秀な選手。

千代崎謙二

耕談館高校。長いまつ毛が特徴。爽やかかつ謙虚で、正義感もあるナイスガイ。

西野新二

耕談館浦安高校。スキンヘッドの怪物。悪どい性格をしているが、悪なりの美学はある。

原田ひろみ　CV：鷹森淑乃

三五のガールフレンド。遊び人で浮気性。三五と別れそうだったが、結局最後まで付き合った。

平家ゆり

眼鏡っ娘。三五の坊主頭に惚れてからファンとなり、ひろみがいようが健気に三五を応援し続ける。

史村春道

五輪金メダル所持者で、五十嵐先生の元ライバル。実況ではたまに茨城弁が出る。

マドンナ

五十嵐先生の車。長く使い過ぎて心が芽生えた。奇跡も起こせる。

関連静画

関連リンク

• 柔道部物語 - 小林まこと / 【第1話】 | マガポケ

関連項目

• 漫画作品一覧
• 週刊ヤングマガジン
• 柔道

脚注

1. *後輩への過剰なしごき
2. *後輩を好きな物で殴ること