軽母ヌ級とは (ケイボヌキュウとは) [単語記事]

軽母ヌ級とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん」に登場する深海棲艦である。

概要

艦載機を飛ばして攻撃してくる、深海棲艦側の軽空母。ヲ級が被っている帽子(？)のようなものから手足が伸びた格好となっている。軽空母という事で空母ヲ級より弱く、深海棲艦が持つ空母の中では最弱。軽空母なのに、艦娘と違って対潜攻撃が出来ない欠点もある。

初登場は鎮守府海域の1-4。空母ヲ級の前座として道中に出現するのだが、1-4到達直後では敵航空機に対抗する手段を持っていない場合が多々。そこへヌ級は容赦ない航空攻撃を仕掛け、提督に防空の重要さを説くとともに手痛い損害を与えてくるのである。ある種のトラウマメーカーである。しかし対抗手段を整えればヌ級はそれほど脅威ではなく、低い耐久も相まって容易に撃沈出来るようになる。空母撃沈任務はヌ級でも達成できる事から任務消化のためにヌ級を狙う人も少なくない。

1-4後は、色んな海域でちょくちょく見かけるがヲ級の前座や随伴をしている事が多い。
他の深海棲艦同様にヌ級にもエリート艦やフラグシップ艦が存在する。フラグシップ艦になるとエリート艦まで不可能であった夜間の航空攻撃と対潜攻撃が可能となり、一層厄介な存在となる。
ボス艦隊に辿り着くまで何度もヌ級と交戦し、ボスの元へ辿り着いた頃には航空機を損耗していて空母たちが全力を出せない・・・というケースもあるとか。

南西諸島海域では輸送ワ級の護衛を務めている事が多く、「軽空母が船団を護衛する」という現実のアメリカ海軍のような役目を担っている。通商破壊任務と空母撃沈任務を同時に行える事から艦娘たちから執拗な攻撃を受けている。
また期間限定のイベントでは比較的序盤の海域に姿を現し、道中で待ち構えている事が多々。そして大半がフラグシップ化しており軽空母とは思えない破壊力と耐久力で粘ってくる。まさかのヌ級の逆襲である。

敵空母の話題になると、どうしてもヲ級に焦点が行ってしまいヌ級は陰に隠れしてしまいがち。解せぬ。

しかし、2017年春イベント『出撃！北東方面第五艦隊』で登場した改によって一変。非常に厚い装甲と高い火力のため、砲撃戦で大きな脅威となる。さらに射程が超長なのかかなり早く攻撃してくるため、他の艦が攻撃してくる間に中破に持ち込むという方法がとりづらい。その上に対潜先制爆雷攻撃をしてきて対潜も非常に高く、潜水艦をデコイにしたら普通に大破させられるのである。その一方で航空戦は非常に弱いので、空襲戦や開幕の航空戦ではほとんどダメージを受けることはない。
なお、従来の改と異なりフラグシップだけでなくエリートも登場し、見た目も青オーラがなく普通のエリートやフラグシップと同じ感じとなっている。

2017年秋イベント「捷号決戦！邀撃、レイテ沖海戦(前篇)」ではE-1においてまさかのボス旗艦を務める。空母が出撃不能な海域にもかかわらず、編成が自身を含めてヌ級が3隻という狂った部隊のため、基地航空隊で劣勢削りしない限り制空は劣勢の確保すら至難なのだが、二式大艇が無いと微妙に陸戦が届かないという嫌らしさがある。だがそれ以上に甲作戦ではしれっと戦艦棲姫が随伴しており、ゲージ破壊段階で2隻に増える(代わりに空母が旗艦のみになる)というE-1とは思えないありさま。乙以下だとダイソンがフラルになるが、制空を取られると代わりに弾着連撃されるので甲はともかく乙以下なら拮抗まで持っていきたいところ。幸い旗艦はダイソンではなくヌ級なので、夜戦でダイソンさえされなければしとめるのはたやすいのが救い。

更に2022年春・梅雨イベント後段作戦『血戦！異聞坊ノ岬沖海戦』でIIeliteとIIflagshipが後段作戦以降で登場。eliteは3種、flagshipは1種類の計4種類が確認されており、空襲戦でも対潜哨戒を行ってくるのが最大の特徴。そのためヌ級IIが確認された場合は、潜水艦を間違っても連れて行かないように注意。逆にこのイベントでは対潜哨戒と制空補助においては強力な艦載機を積んでいるが、ヌ級改ほど内部的な命中補正が高くないためなのかは不明だが、空襲戦においては水上艦にはほぼ当たらず、当たってもカスダメが多い。最もタッグを組んでいるヲ級改や空母棲姫の空襲は弱くなってない上、今まで貧相だった飛行場姫の空襲が大幅強化されているので空襲の脅威度はあまり変わってなかったりする。

アニメ版の3話にて、ついにヌ級もデビューを果たした。W島(うとう)守備隊の2隻が登場し、川内と神通が出した偵察機を撃墜。そして自らも偵察機を出し、潜伏する第三水雷戦隊の所在を掴んだ。
三水雷がW島守備隊の味方水雷戦隊を誘き出すのを見たヌ級は先回りし、航空機の発艦を逸早く始める。どうやら口から射出して航空機の発艦を行っているようだ。三水戦がヌ級2隻の姿を認めた時には既に出撃した航空隊が空中集合を始めており、攻撃態勢が整っていた。すかさずヌ級は三水戦に空襲を仕掛け、制空権を奪取。三水雷の面々を苦戦させた。睦月を小破させ、艦娘が放った魚雷を届く前に航空機の機銃で破壊するなどの活躍を見せたが、吹雪の放った魚雷で損傷。その隙を突かれ、次々と放たれた魚雷を喰らい1隻が沈められた。三水戦の背後から迫っていた味方水雷戦隊も、第四水雷戦隊に阻まれて連携が取れずにいた。
さらには増援に来た金剛型戦艦の三式弾により航空隊が壊滅。残された1隻も比叡の砲弾が直撃し、撃沈。一気に殲滅させられてしまうが、最後に残った満身創痍の航空機が最後の力を振り絞って爆弾を投下。直後にその航空機は爆発し、航空隊は全滅してしまうものの、投下された爆弾は如月に直撃し、轟沈せしめる大戦果を挙げた。