輝木ほまれとは (カガヤキホマレとは) [単語記事]

輝木ほまれとは、アニメ『HUGっと!プリキュア』の登場人物である。　CV：小倉唯

概要

4月8日生まれ。野乃はな・薬師寺さあやとは同じクラスの少女。アホ毛のある金髪ショートカットで、163 cmと背が高く大人っぽい容姿、そしてそれに似合うかつ演じる小倉唯にしては珍しい低いハスキーボイスが特徴。何事にもクールに接し、他人が近寄りづらい雰囲気を醸し出すが、はなたちに難癖つけて絡むおっさんに「かっこ悪い」と立ち向かったり、トラックに轢かれそうになった迷い犬を救ったり（その後「もぐもぐ」と名付けて世話をしつつ飼い主を探している）と、強い正義感の持ち主。また、他人を良いと思ったら「イケてんじゃん」と素直に認めることができるほか、ビューティーハリーの店舗デザインもするなど美的センスもある。今時の子らしくインスタならぬキュアスタも使いこなす。
その反面、実はかわいい物とアイスが好きで、特にはぐたんを始めかわいい物を見たら「きゃわたん」と言うとともに表情が崩れデレデレ状態になってしまう。それと、ちゃん付けされると恥ずかしがるなど、実は結構な照れ屋さん。『スーパースターズ』ではウソバーッカの中に取り込まれた状態で「どうせ出られない」といつも通りクールに言い放つも、実は脱出を試みていたのをゆかりさんに見抜かれいじられまくって赤面、さらに「いい奴だな輝木ほまれぇ～」と目を輝かせた中学生組（主にあおい）に追いかけ回されるはめに。さらにキャラが崩壊するレベルでホラー映画が大の苦手、昔からお気に入りのうさぎのぬいぐるみがないと眠れないなど、属性ありすぎ。

そんな彼女も元々はフィギュアスケートのスター選手として活躍していた。将来有望な逸材として期待され、それに違わぬ活躍を見せていた彼女だったが、成長期に伴う身長の伸びに技術が追いつけなかったことで、昔競技中にジャンプを失敗し転倒、脚を痛めただけで無く、その失敗と周囲の気遣いや優しさから来る自分のつらさが深いトラウマとなり、他人を遠ざけるようになってしまった。ポニーテールもバッサリと切り落とし、スケートも諦め、学校生活もサボり気味と空虚な生活を送ることに。この為か周りは不良という認識を持つようになる。

だが、彼女もまた前述のもぐもぐを救うときに謎の時間停止現象を体感、さらにはなとの出会いやプリキュアの戦う姿を目撃することで、自らも「もう一度高く飛びたい」と思い始める。そしてはなとさあやがプリキュアに変身し戦うのを目の当たりにし、その諦めない姿を見て感銘を受けたとき、ミライクリスタルが出現する……のだが、高い位置にあるクリスタルをジャンプして取ろうにもトラウマが蘇り失敗、クリスタルも消失する。

やはり自分の心の弱さに勝てず、またも自信を失うほまれ。はなからの応援も辛く堪えるものとなるが、はなの目と呼びかけは明日を見据えていた。しかし、こうした心の弱さにつけ込まれる形でチャラリートに拉致され、オシマイダーの素体にされてしまう。それでもなお諦めず自分を助けようとするプリキュア達に感化されることで、自分の心に打ち勝ち、再び高く飛ぼうとする意志がクリスタルを出現させ、プリキュアとして自らの輝きを取り戻すことになる。

家族構成はと言えば、両親は離婚しており、現在は母ちとせ（CV：青山桐子）の実家で祖父の喜久蔵（CV：現状無し）、祖母のちよ（CV：片貝薫）と共に暮らしている。ちとせは工事現場でクレーン操縦するなど女手一つでほまれを育てており、ほまれとしても離婚以前に始めたスケートを続けることも認めてくれ、休んでいたときも何も聞かずにいてくれた母のために結果を出して安心させたいと思っている。

キュアエトワール

‐みんな輝け！力のプリキュア！‐

輝木ほまれが変身するプリキュア。オールスターズ方式で53人目（オールスターズ映画のキュアエコーを含むと54人目）のプリキュアになる。

エトワール（Étoile）は星を意味し、スター選手だった彼女をイメージしスポーツ選手とキャビンアテンダントがコスチュームモチーフとなっている。髪は長く伸びたサイドテールへと変わり、CAを思わせる青い小さな帽子とスカーフがつけられ、スカートはズボンのようなバルーン状。背中には翼のようなマントを羽織っている。

決め技

ハート・スター: エトワールの個人技。プリハートのハートパネルを押し、「フレフレ！ハート・スター！」と唱えながら星を集め、ハート状にしたエネルギー体から大量の星を射出、チェーン状にして用いるなどして攻撃する。
スタースラッシュ: メロディソード・エトワールフルートを用いた個人技。メロディソードをフルートを吹くように持ってボタン操作し、星型のエネルギー体を生み出し、自ら大きな星に乗って移動しながら、他の星をホーミングミサイルのように飛ばす。