^Hとは、Ctrlキーを押しながらHキーを押す操作のこと、並びにそれによって入力される文字（'\x08'）のことである。
「わた^H^H春香さん」のように前の文字を一文字消去するという意味で用いられることが多い。
概要
もともと、Ctrlキーはキー入力の7ビットのうち上位2ビットを落とした物を送信するために存在した。たとえば、普通にNキーを押した場合はnの文字コードである1101110が送信されるが、Ctrlを押しながらNキーを押すと0001110が送信される。これは、通常のキーでは入力することができない制御文字を入力するのに使われる。
hの文字コードは1101000であるが、これの上位2ビットを0にすると0001000となる。これはバックスペースの文字コードであり、これを受け取ったコンピュータは前の文字を消す事となる。
なお、現代のコンピュータではCtrlキーにそのような機能はなく、単に修辞キーの一つとなっている。そのためCtlr+Hで置換ダイアログを表示するアプリケーションなども存在する。コマンドプロンプトや一般的なUNIX端末ではCtrl+Hでバックスペースの動作ができる。
テキストメッセージでの使用
電子メールや電子掲示板など、文字への装飾が行えない環境では打ち消し線の代わりに^Hを用いることがある。例えば、「わた^H^H春香さん」とあった場合、装飾可能な場合での「わた春香さん」と同じような意味である。
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関連項目
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