いすゞ・ビッグホーンとは、いすゞが1981年から2002年まで生産していたSUVである。
概要
1981年発売のSUVで、販売当初は「ロデオビックホーン」という名称だった。
1991年にはモデルチェンジ、2002年には生産を終了した。
歴史
初代(1981年~1991年)
1981年発売。
発売当初は装備の貧弱さやレンジローバーに酷似した外装デザインから「プアマンズ・ローバー」などと揶揄されていたという。
ボディタイプはショートホイールベースとロングホイールベースを設定、ロングには2ドアのみが用意されていた。
エンジンはターボなしのディーゼルとガソリンを設定、評判はあまり芳しくなく、パワー不足が指摘されていた。
1984年にはパワー不足解消のためディーゼルターボエンジンを追加したが、今度はトランスミッションなどが壊れやすくなったという。
1987年初旬にはマイナーチェンジを実施。
ヘッドライトデザインが角型に変更された他、数々の改良を受けた。
同年秋にはスポーツグレードの「イルムシャー」を追加、後年の主力グレードとなった。
そのほかにも北米仕様の外装に準拠した「エクスポート」も追加されている。
1989年には「ハンドリング・バイ・ロータス」を追加、イルムシャーのガソリンモデルとエクスポートが廃止された。
2代目(1991年~2002年)
1991年12月発売。
このモデルからは4ドアロングが主力となり、発売当初はショートボディが設定されていなかった。
エンジンは3100ccディーゼルターボ、3200ccガソリンを設定。
グレード体系は3シリーズ用意されており、先代でも主力であったスポーツモデルの「イルムシャー」、ラグジュアリーモデルの「ハンドリング・バイ・ロータス」、基本モデルの「ベーシック」であった。
1992年3月にはイルムシャーにショートボディを追加。
ショート専用のガソリンモデル「イルムシャーRS」も追加された。
1993年にはマイナーチェンジを実施。
グリルデザインが変更されたほか、最上級グレードの「ハンドリング・バイ・ロータスSE」とベーシックモデルの「LS」を追加、「ベーシック」が廃止された。
1995年には2度目のマイナーチェンジを実施。
お買い得グレードの「プレジール」シリーズとワイドボディモデルが追加された。
また、この改良によりインパネデザインが変更されている。
翌年には一部改良が実施され、一部グレードにバンパー埋め込み式のフォグランプが装着された。
1998年にはフェイスリフトを実施。
外装デザインが大幅に変更となった。
エンジンも変更され、3000cc Ddディーゼルターボと3500ccガソリンの2種類となった。
翌年にはテールランプのウィンカーカラーがアンバーからクリアに変更となった。
2001年には一部改良を実施。
ショートボディが廃止されたほか、特別仕様車として何回か設定されていた「フィールドスター」がカタログモデルに昇格した。
2002年には生産を終了。
OEM供給
このモデルはスバル、ホンダなどの日本メーカー、オペル/ボクスホール/ホールデンなど海外メーカーなどの複数社にOEM供給されていた。
スバルでは1988年から1993年まで販売されていたが、車名も変更されずに販売され違いはエンブレム類ぐらいであった。
関連動画
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関連項目
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