ジョグダイヤル(jog dial)とは、ダイアルを回転させる事で電子機器の操作を行う装置である。ジョグホイール(jog wheel)とも呼ばれる。
概要
「凹凸」や「ゆっくり動かす」という意味を持つjogと入力盤を指すdialを合わせた言葉で、ソニーが用い始めた和製英語の一種である。また「素早く動かす」という意味のshuttleを使ってshuttle dial/wheelという別名もある。
ジョグダイヤルは各種電子機器の操作盤や側面・背面に設置されており、指先でダイヤルを回す事でメニューの移動・選択などを簡便に行えるようにする事を目的として導入された。
ジョグダイヤル機構を初めて製品に搭載したのもソニーで、80年代に開発された同社製ビデオデッキ(ベータマックス)に採用された。その後各社から同様の機構を搭載したビデオデッキが発売されていったが、ソニーはビデオデッキ以外にも数多くの自社製品にジョグダイヤルを搭載していった。
ソニーは5wayのジョグダイヤルに関する特許を有しており、同社製PDAである『CLIÉ』シリーズや、ソニーエリクソン製スマートフォンのP800、P900、P910に搭載されていたが、それ以降はこの仕組みを採用した製品は発売されていない。
純正品ではないがジョグダイヤルを搭載したゲーム機コントローラも過去に発売されたことがある(NAMCO製『ジョグコン』やHORI製『ジョグダイヤルコントローラ』[Playstation、Playstation2対応])。
関連動画
関連商品
関連項目
- 0
- 0pt