ニオブ(Niobium)とは、単体金属として最も高温で超伝導体となる元素である。
概要
- 原子番号は41、元素記号は“Nb”、分類は遷移金属。
- ギリシャ神話の「タンタロス(Tantalus)」に由来するタンタル(元素)から分離されて発見されたことから、タンタロスの娘「ニオベ(Niobe)」に由来する。かつては「コロンビウム(Columbium, Cb)」と呼ばれており、アメリカは今でもこの名を使い続けている(命名の由来となったコロンブ石が発見地アメリカの古称「コロンビア」にちなむため)。
- 発見:1801年、コロンブ石から金属酸化物として発見され(「コロンビウム」)、1846年に「ニオブ」の名で単離された。その後1864年にコロンビウムと同一と判明。
- 銀白色の柔らかい金属で、融点2477度、沸点4744度(出典:英語版Wikipediaより)。性質はタンタルに類似するが、より軟らかく加工しやすい。
- 利用例:超伝導体(リニアモーターカーの磁石など)、MRI、電解コンデンサ、鉄鋼への添加剤など
関連項目
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