もしかして
元素とは、抽象的に性質を包括する概念である。化学においては、化学物質の要素をさし、これと、万物の根源としての元素とは区別されるが、混乱も生じている。
歴史
古代ギリシャにおいて、万物は火・水・土・空気の四大元素と呼ばれる成分から成り立つとされた。
また、同時代のギリシャでは、アトムと呼ばれる粒子によって物質が誕生するとも考えられた。これは、現在の原子論に通ずる理論ではあったが、通説となることはなかった。
17世紀、アイルランドのボイルが現在の原子論につながる考察をする。
18世紀、フランスのラヴォアジエが、当時発見されていた33種類の元素をまとめた。この表には、現在と異なり、熱素や光、化合物であるマグネシアなどが含まれていたが、当時にしては、正確であったといえるかもしれない。
19世紀にはいるとさらに理解が進み、ドルトンは(現在のものと異なり天気記号のようなものであったが)元素記号を考案した。
1869年、ロシアのメンデレーエフにより現在も使われている周期表の原型が発表。
19世紀末ごろに核分裂が発見され、続いて20世紀前半に核融合が発見された。
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