乂とは、草を刈るという字で、刈のもとになった字である。メとは別の字。
漢字として
乂
- Unicode
- U+4E42
- JIS X 0213
- 1-48-9
- 部首
- 丿部
- 画数
- 2画
- 意味
- 草を刈る、治める、整理し統治する、(治める能力のある)賢才、という意味がある。
- 治める意味では䢃と書く。また㣻と通じて懲らしめる、という意味がある。
- 〔説文解字・巻十二〕に「艸(くさ)を芟(か)るなり」とある。〔説文〕には異体字として刈が載っている。ただ刈は治めるという意味では使わないので、現在では別の字として扱われる。
- 字形
- 鋏の象形説、丿+乀の会意で左右に相交わる意とする説(〔説文〕)がある。艾の初文である。
- 音訓
- 音読みはガイ(漢音)、訓読みは、かる、おさめる。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。
- 声符
- 乂を声符とする漢字には、刈、艾、㣻、䖊、䢃などがある。
- 語彙
- 乂安・乂清
- 3
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