丫とは、二又の枝やあげまきを表す漢字である。アルファベットのYとは無関係。
なお、あげまき(総角)は童子の髪型の一種で、髪を左右で分けて耳の上あたりに髷を結ったもののこと。
漢字として
- 意味
- あげまき、あげまきにした人、つのがみ、二又の木の枝。〔集韻〕などに「物の岐頭なり」とある。
- 字形
- 二又の枝の象形説、あげまきの象形説がある。〔六書統〕に「丫岐、物の耑なり。其の耑の叉分する形に象る」とある。
- 音訓
- 音読みはア(漢音)、訓読みは、あげまき。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第四水準。JIS X 0212補助漢字。
- 語彙
- 丫角・丫鬟・丫杈・丫頭・丫枝
なお、香港の離島区にあるラマ島は「南丫島」と表記する(常用漢字ではないためしばしば「南Y島」と表記される場合もある)。
異体字
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