また現在の中国では、同形で異なる字の卟が化学用語の音訳に使われる。
漢字として
- 意味
- 占う、考える、問う、という意味がある。稽とは声義が通じ、後代には稽の字が使われるようになった。
- 〔説文解字・巻三〕には「卜して以って疑はしき問ふなり」「書に云はく卟疑と」とある。「卟疑」は〔書経・周書・洪範〕にある句で、現在のテキストでは「稽疑」となっている。
- 字形
- 口+卜の会意。祝り告げて占う意。
- 音訓
- 音読みはケイ(漢音)、訓読みは、うらなう。〔説文〕に「讀みて稽と同じふす」とある。
- 規格・区分
- 常用漢字でも人名用漢字でもない。JIS X 0213、JIS X 0212未収録。
- 語彙
- 乩架・乩語・乩盤・乩筆
異体字
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