小野塚小町(おのづか こまち)とは、ZUN(上海アリス幻樂団)制作の弾幕STG「東方Project」作品内に登場するキャラクター。
二つ名:
三途の水先案内人 (花映塚、求聞史紀)
江戸っ子気質な死神 (文花帖)
川霧の水先案内人 (緋想天)
拓落失路の死神 (茨歌仙)
出演:
「東方花映塚」 - 自機
「東方文花帖」 - Level10 Scene 1,3,5,7被写体
「東方緋想天」「東方非想天則」 - 自機
他、漫画の「東方三月精」「東方茨歌仙」にも出演。「茨歌仙」では準レギュラー的な立ち位置にいる。
人物
四季映姫・ヤマザナドゥの部下で、三途の川で彼岸に死者の魂を運ぶ死神の船頭。
一人称は「あたい」。
いわゆる江戸っ子のようなサバサバした性格で、陽気で話し好き。誰とでも親しく接し、場を盛り上げるのがとても上手い。一緒にいると非常に楽しいため、船頭の死神の中でも死者からの人気は高いと言う。一方で映姫には頭が上がらず、叱り付けられたときには「きゃん」と言う可愛らしい悲鳴を上げる。
けっしてアホの子ではなく、人間を見抜く深い観察眼を持っている。緋想天では異変を活用し(死後の)人物鑑定をして回っていた。
しかし彼女はよく仕事をサボる。
花映塚では登場するほとんどのルートで、此岸で弾幕ごっこをしたり酒をかっくらったりでサボってる小町を、彼岸からラスボスが叱り付けに来るシステムとなっている。
そのサボリっぷりは外でも割と有名らしく、緋想天にて、殆ど面識が無い(花映塚にて会った事はあるはずだが、初対面であるかのような会話)鈴仙に、「仕事をしないことで有名の死神」と呼ばれている。以下彼女への評価。
・サボマイスタ(霊夢)
・サボタージュの泰斗(魔理沙)
・ボトルネックの死神(幽香)
・あ~あ。小町を最初に見たときはもっと真面目な奴だと思ってたのに(映姫)→そして首にされかける。
あんまりだー
死神には船頭の他に地獄の裁判所の受付から裁判の書記など様々な役職があるが、三途の川の船頭は外仕事な上に肉体労働であるため人気が無い役職らしい。船頭の中でも幻想郷が存在する地域の死者を担当しており、幻想郷で小町以外の死神をあまり見かけないのはそのためである。
「東方茨歌仙」では、茨木華扇の行動を監視しているが、これが死神としての職掌の範囲なのかどうかは今のところ不明。ただ、「ボスに報告しておくよ」と発言しているため、映姫の許可はあっての行動であるらしい。
名前の由来は平安時代の女流歌人の小野小町と、その祖父で井戸を掘って地獄に赴き閻魔大王の補佐をしていたと言われる小野篁だと思われる。
持ち物
- 鎌
- 小町は大きな鎌を持っているのだが実は全く斬れない作りモノで、先端がひん曲がっているのはそのせいである。
- これは、死者に向けて『死神って本当に居たんだ』と喜んでもらうためのサービスの為のものらしく、実際結構ウケているようである。
- …のだが、緋想天では武器として大いに実用している。緋想天で鎌を本物に持ち替えた描写はなく、ドット絵でも明らかにちゃちな作りなのに楼観剣や緋想の剣に負けない威力なのは何故なのだろうか?
- 小銭
- 弾幕として大量の小銭をばら撒いている。
- この小銭は「渡し賃」として死者から受け取った物であり、そのまま死神の儲けになる。
- 渡し賃は徳の高い死者ほど多く持っており、そのため普通死神は徳の高い死者を優先して運ぶ。しかし小町は「悪い奴の体験談も面白くて」分け隔てなく運んでいるようで、映姫には欲が足りないと叱られている。
- 弾幕に使用した分はちゃんと回収しているのか不明。
- 舟
- 小町の乗っている舟は三途の川を渡ることが出来る特殊な舟で、地獄からの支給品である。ボロいが、小町の一存で新調出来るものではないため、渋々使い続けている。自称「三途のタイタニック」
- 三途の川はこの特殊な船でしか渡ることができず、泳いでも泳いでも沈んでいってしまうらしい。また、この性質から船賃を渋ったりするような者達の魂は川の途中で突き落とされ、溺れ、彼岸にもたどり着けず泳ぎ疲れたところで河に棲む外界で絶滅した大型魚や水竜に食べられてしまうという。
- ちなみにボロ舟を新調出来ない理由としては、死者増加に伴う地獄の拡張の必要から地獄は現在財政難に陥っており、死神の舟の新調にまで手が回らないためらしい。
能力
- 距離を操る程度の能力
- 文字通り、現在地と目的地の間の距離を操る能力である。
- これは三途の川の船頭をするのに用いられる能力であるが、彼女と同じ三途の川の船頭をしている死神はいずれもこの能力を持っているのだろうか?
- 人間の寿命が見える眼
- こちらも文字通りである。
- 「残りの寿命の半分と引き換えにこの目をやろうか?」と発言した事があるが、某ノートの死神との関連性は不明。
二次創作関係
二次創作でのキャラ付けにおいて、二次設定の占める割合が非常に低いキャラのひとり。というか、二次設定らしい二次設定はほとんど存在しない(強いて言えば後述の巨乳設定ぐらいか)。サボマイスタ要素が前に出るか、義理人情に厚い江戸っ子気質が前に出るか、程度の差異。
二次創作においても、基本的には映姫とセットで登場する。カップリング相手としても最頻出。小町がサボっては映姫に叱られ、しかし大事なところではお互い信頼しあっている、という関係で描かれることが多い。→こまえーきは我が悲願
また死神であることから、他のキャラクターの寿命を扱った話において登場することも多い(ただし、公式設定では小町は三途の川の船頭であって、お迎え担当の死神ではない)。
「東方茨歌仙」では茨木華扇との絡みが多いため、今後は二次創作でも華扇との絡みが増えることが予想される。
公式巨乳?
基本的に東方Projectのキャラクターは、ZUNの立ち絵では胸部の膨らみがほとんど描かれないが、小町は花映塚での立ち絵(ZUN絵、公式絵)でも胸があるように見える(とされる)ことから「公式巨乳」として扱われることが多い。
ただし、ZUNが公式でそう言ったというわけではなく、実際のZUN絵を目の前にしても、各人解釈は分かれるところである(花映塚立ち絵は塗りがalphesによるものであるため、胸の辺りの厚み・立体感はZUNによる線画ではなくalphesによる塗りに起因する物だとする意見も存在する)。とはいえ、二次創作やイラストにおいて、小町が貧乳で描かれることはほとんど無いと言っていい。
大柄長身巨乳のイメージがハッキリついていることの影響は自身の二次創作だけに留まらず、比較対象である映姫が貧乳低身長という二次設定を発生させる原因となっている。
お絵カキコ
枚数が増えてきたため、小野塚小町のお絵カキコへ分離しました。
関連静画
関連動画
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関連項目
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