口とは、動物に備わっている、外と繋がっている器官である。
転じて外へ出入りする場所のこともいう。例:入り口、出口、非常口、蛇口、(駅の)東口、・・。
字がロ、□と似ているが別ものである。
概要
口は外に繋がっているので、食べ物を取り入れたり、呼吸に使われたり、音や声を発するのに用いられる。
脊椎動物の場合には、口の中(口腔)に歯と舌があり、口のへりに唇がある。歯は食べ物をちぎったり噛み砕くのに使われる。舌は味覚器官で食べ物を飲み込んだり発音・発声にも使われる。
口からは消化を助ける分泌液が出される。口腔の上部、鼻腔と隔てている部分を口蓋という。口腔は喉を通って食道などの消化器官に繋がっている。
ヒトの場合
ヒトの場合には顔の下の方にあり、鼻の下に位置する。
口の形で感情を表したり、それを見て他人が感情を読み取る。
ヒトの場合、口は声を発する場所であるので、話すこと・おしゃべりを口にたとえる。
その他の意味
漢字として
口
- Unicode
- U+53E3
- JIS X 0213
- 1-24-93
- 部首
- 口
- 画数
- 3画
- 意味
- くち、穴、出入りする場所、しゃべる、声を発する、言葉、飲み食い、味覚、人の数、とくに女性の人口、という意味がある。〔説文解字・巻二〕には「人の言食する所以なり」とある。
- 字形
- 口の開いたところの象形。
- 音訓
- 音読みはコウ(漢音)、ク(呉音)、訓読みは、くち、くちずから。名のりに、あき・ひろ、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校1年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 部首
- 口は部首口部を作る。くちや声に関することを表す意符として用いられる。また口と同じ字形で祝器を表す字があり、それは儀礼に関することを表す意符として用いられる。
- 声符
- 口を声符とする漢字には、𨙫、叩、𧥣、釦、などがある。
- 語彙
- 口案・口淫・口禍・口蓋・口角・口給・口腔・口径・口語・口実・口授・口臭・口上・口舌・口銭・口頭・口調・口伝・口蜜腹剣・口論
異体字
互換文字
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関連項目
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