漢字として
- 意味
- 孤独、ひとり、みじかい、小さい、戟、右腕の無い、(孼と通じて)余る、残る、という意味がある。〔玉篇〕に「單なり」、〔方言・第二〕に「孑、餘るなり」とある。
- 字形
- 諸説ある。〔説文解字・巻十四〕に「右臂無きなり。了、乚に從ひ象形」とあり、右腕の無い子供の象形とある(〔説文〕は了を両腕のない子の象形としている)。ほかにボウフラの象形とする説がある。
- 音訓
- 音読みはケツ(漢音)、ゲツ(慣用音)。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。
- 声符
- 孑を声符とする漢字には𨥂などがある。
- 語彙
- 孑遺・孑孒・孑孑・孑然・孑立
異体字
- 𠆨は、〔康熙字典〕に孑の訛字とある字。
関連項目
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