宛とは、以下のことを表す。
漢字として
- 意味
- あたかも、ちょうど、さながら、かがむ、曲げる、くぼんだ、隆起した、小さい、くねる、という意味がある。またウツという音があり鬱と通じる。日本語では、割り当てる、宛てがう、宛て先、~ずつ、という意味がある。
- 〔説文解字・巻七〕には「草を屈(かが)めて自ら覆ふなり」とある。
- 字形
- 〔説文〕は夗声の形声とする。宀+夗の会意で、廟中で膝を屈めて座るという意とする説もある。
- 音訓
- 音読みはエン、ウツ(漢音)、訓読みは、あてる、あたかも、かがむ、まがる、ふくよか、ずつ、さながら。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。2010年に常用漢字表に加わった。
- 声符
- 宛を声符とする漢字には、剜、婉、菀、椀、腕、琬、畹、碗、䡝、などがある。
- 語彙
- 宛宛・宛丘・宛然・宛転
異体字
- 1
- 0pt
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