対とは、以下のことを表す。
- 対(タイ) - 二語の間にあって、対戦関係や比率を表す。例:ゴジラ対メカゴジラ、3対4
- 対(タイ) - 対抗すること、~に向けていること、~と比較していることを表す接頭辞。
- 対(ツイ) - 2つのものを1組にしたもの。ペア。
- 対 - 対馬国のこと。対州。
漢字として
對
- Unicode
- U+5C0D
- JIS X 0213
- 1-53-84
- 部首
- 寸部
- 画数
- 14画
- 意味
- 旧字は對。
- 向かう、向きあう、応える、返事する、2つで1組、合う、相手になる、比べる、連れ合い、一致する、という意味がある。
- 〔説文解字・巻三〕には「譍(こた)ふる方無きなり」とある。〔広韻〕に「荅なり。當なり。配なり。楊なり。應なり」とある。
- 字形
- 對の左+寸の会意で、對の左を手に持つという字。
- 對の左がなんなのか、合わせてどういう意味になるのかについて諸説ある。丵+土で土を固める意とする説(白川静)、鐘を懸ける柱とする説(藤堂明保)、笏を立てるという説(〔文源〕)、燭台を持つとする説(〔淵源〕)などがある。
- 〔説文〕の本字は𡭊で、「漢の文帝、以爲(おも)へらく、責對して言を爲す。多く誠對に非ず。故えに其の口を去り、以って士に從ふなり」と、文帝が𡭊の口を取って對の字を造らせたという。しかし對字のほうが古く、この説は正しくない。
- 音訓
- 音読みはタイ(漢音)、ツイ(呉音)、訓読みは、こたえる、むかえる、うつ。
- 規格・区分
- 対は常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 對を声符とする漢字には、𠏮、懟、轛、䨴などがある。
- 語彙
- 対異散同・対飲・対応・対岸・対局・対句・対偶・対決・対向・対抗・対座・対策・対峙・対称・対象・対照・対人・対陣・対蹠・対戦・対談・対子・対等・対々和・対比・対面・対揚・対立・対塁
異体字
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