故とは、以下のことを表す。
漢字として
- 意味
- よくない事、アクシデント、原因、意図的、ことさらに、死んだ、衰える、旧友、しきたり、企み、ゆえに、(古と通じて)古いという意味がある。〔説文解字・巻三〕には「之れを爲さしむるなり」とある。
- 字形
- 諸説ある。古を声符とする形声説(〔説文〕)、古を声符とし久に従う形声説(〔六書正訛〕)、古+攴の会意説(白川静)がある。白川によると古は、祝器の上に干(たて)を置いてその効能を守る意味で、古く久しい意味があり、それに攴を加えることで、祝器の働きを壊す意味となり、故意・事故の意味となるという。
- 金文では古を故と同じように使う。
- 音訓
- 音読みはコ(漢音、呉音)、訓読みは、ゆえ、もと、ふるい、ことさら、いにしえ。名のりに、ひさがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校5年で習う教育漢字である。 JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 故を声符とする漢字には、𢰴などがある。
- 語彙
- 故意・故旧・故宮・故郷・故国・故殺・故紙・故事・故実・故主・故障・故城・故人・故俗・故買
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