濫とは、みだりに、という意味の漢字である。
漢字として
- 意味
- 〔説文解字・巻十一〕には「氾なり。水に从ひ監聲。一に曰く濡るること上より下に及ぶなり。詩に曰く𧥑沸たる濫泉。一に曰く清なり」と、3つの意味を載せる。
- 字形
- 形声。声符は監。
- 音訓
- 音読みは、1.の場合、ラン(漢音)、2.の場合、カン(漢音)、訓読みは、みだりに、あふれる。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 濫獲・濫泉
異体字
- 𣽦は、〔集韻〕に「或ひは作る」とある、湧き水の意味での異体字。
- 灠は、〔集韻〕に「或ひは作る」とある異体字。また〔集韻〕には「漬果なり。一に曰く染なり」とある。
- 漤は、〔六書故〕に「或ひは作る」とある異体字。また〔広韻〕には「鹽漬果なり」とある。
- 滥は簡体字。
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