物とは、物体・物質などの思考や知覚の対象となるなにかのことである。とくに具体的に触れる・見られるなにかのこと。
漢字として
- 意味
- もの、ものごと、たぐい、毛色、雑帛、色の混じった旗、という意味がある。〔説文解字・巻二〕に「萬物なり」とある。
- 字形
- 形声で声符は勿。字の原義はなにかについては諸説ある。雑色の牛のこととする説(王国維)、牛の毛色の意とする説(〔六書故〕)、生贄とする家畜の種類とする説(〔疑疑〕)などがある。
- 〔説文〕は「牛を大物と為す。天地の𢿙、牽牛より起こる。」としている。
- 音訓
- 音読みは、ブツ(漢音)、モツ、モチ(呉音)、訓読みは、もの。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 物価・物怪・物議・物件・物権・物故・物産・物資・物質・物色・物性・物体・物販・物理・物量
異体字
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