罰(ばつ)とは、罪や過ち、勝負の敗北などに対して与えられる、懲らしめるための処分・処置のことである。基本的に何かを失わせるものである。
罰(ばち)の場合は、とくに超常的なものによる懲らしめをいう。天罰。
その他の意味
- ペルソナ2 罰のこと
漢字として
罸
- Unicode
- U+7F78
- JIS X 0213
- 1-70-15
- 部首
- 罒部
- 画数
- 15画
- 意味
- ばつ、ばち、お仕置き、罰を与える、咎める、罰金をとる、鞭打つ、軽微な罪、という意味がある。
- 字形
- 詈+刀の会意。
- 〔説文解字〕の本字は𠟟で、〔説文・巻四〕に「辠(つみ)の小なる者なり」「未だ刀を以って賊(そこな)ふ所有らざる。但だ刀を持して罵詈するも則ち應に罰すべし」と、詈+刀は刀をもって罵っただけと説明する。ほかに刀をもって罵って罰を与える意とする説、盟誓を無効にする意とする説がある。
- 音訓
- 音読みはハツ(漢音)、バツ、バチ(呉音)。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 罰金・罰責・罰則・罰符
異体字
- 𠟟は、〔説文〕の本字。
- 𠟑は、〔字彙補〕に罰と同じとある異体字。
- 罸は、〔五経文字〕に石経の字とある異体字。JIS X 0213第二水準。
- 𦋬は、異体字。
- 簡体字は罚。
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