金(きん)
- 金 - 金属の一種。古くから知られた貴金属。極めて柔らかくまた反応しづらい。元素記号Au。(元素の一覧)
- 金曜日のこと。
- 金 - 12世紀から13世紀に中国北部を支配した国。女真系。北宋などを滅ぼした。
- 後金 - 17世紀前半の女真人の国。清の前身
- 金将 - 将棋の駒の一つ。
- 金行 - 五行の第四位。方角では西、十干では庚、辛に対応し、十二支では申、酉に対応する。
- 金メダルの略
- 金 - 八音の一つ。金属製の楽器のこと
金(かね)
- 他の通貨や財貨・役務と交換可能な価値を持つ通貨。命より重い(利根川 2006)。この世のすべてである。
( ゚∀゚)フハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
→ お金 - 「銀」など漢字の部首が「金」である漢字。「かねへん」もこの部首の一部。
- 金属全体、あるいは金属でできたもののこと。姉さん女房を探すときに用いるのはこのわらじ。
人名
中国語圏、朝鮮に多い姓。日本でも3,000世帯ほど存在。朝鮮語読みで「キム」、中国語読みで「ヂン」。
日本での読みは「きん」や「こん」など。
- 金日成(1912年 - 1994年) - 北朝鮮の初代最高指導者
- 金正日(1941年 - 2011年) - 北朝鮮の2代目最高指導者
- 金正恩(1983年 - ) - 北朝鮮の3代目最高指導者
- 金泳三(1927年 - ) - 韓国の第14代大統領
- 金大中(1925年 - 2009年) - 韓国の第15代大統領
- 金美齢(1934年 - ) - 台湾出身、日本の評論家
- 金南一(1977年 - ) - 韓国のサッカー選手
- 金泰均(1982年 - ) - 韓国出身のプロ野球選手
- 金姸兒(1990年 - ) - 韓国の女子フィギュアスケート選手
- 金聖嘆(1608年 - 1661年) - 明末清初の文芸評論家
- 金易二郎(1890年 - 1980年) - 日本の将棋棋士
- 牛金(? - ?) - 後漢末から三国時代にかけての武将
- 中臣金(なかとみ の かね、? - 672年) - 飛鳥時代の官人
漢字として
金
- Unicode
- U+91D1
- JIS X 0213
- 1-22-66
- 部首
- 金部
- 画数
- 8画
- 意味
- 金属、銅、黄金、黄金の色、銭、光る、美しい、貴重、という意味がある。
- もともとは銅のことで、のちに金属や黄金をいうようになった。〔説文解字・巻十四〕には「五色の金なり」と五種の金属のこととあり、そのなかでもとくに黄金が貴重で、その性質の素晴らしさについて述べている。
- また噤と通じて噤む、という意味がある。
- 字形
- 諸説ある。
- 金の2つの斜めの点は、甲骨文・金文は2つの太い点であり、それ単体でも用いられ、銅の個数を表す単位のように使われる。そのため銅の小塊かなにかの象形であるとされる。
- 残りの全のような形について、〔説文〕は、「西方の行なり。土に生ず。土に從ひ、左右に注するは、金の土中に在るの形に象る。今聲」と、五行説を踏まえて解説しつつ、今と土からなり、今が声符としている。ほかに全の部分は鋳込みの象形とする説がある。
- 音訓
- 音読みはキン(漢音)、コン(呉音)、訓読みは、かね、こがね、かな。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校1年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 部首
- 金は部首である。主に偏に置かれ、かねへんと呼ばれる。金属や金属製の物に関する字が属する。
- 声符
- 言を声符とする漢字に、㕋、崟、鈙、欽、䘳、趛、顉などがある。
- 語彙
- 金印・金烏・金屋・金貨・金塊・金科玉条・金管・金魚・金玉・金玉錦繍・金玉満堂・金銀・金言・金庫・金剛・金口木舌・金骨・金鎖・金策・金秋・金色・金枝玉葉・金字塔・金城湯池・金城鉄壁・金子・金星・金声・金声玉振・金石・金石学・金銭・金属・金胎両部・金丹・金的・金殿玉楼・金団・金箔・金髪・金品・金粉・金文・金碧山水・金満家・金脈・金融・金曜日・金蘭・金利・金輪際
- 参考
- 2000年、2012年、2016年の今年の漢字に選ばれた。
異体字
互換文字
名称に「金」のつく大百科項目
などがある。
関連動画
関連静画
関連項目
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- 0pt
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