麺処きずな単語

• 概要
• ラインナップ
• オリジナルゲーム
• 採用イラストに関する問題
• 騒動後の動き
• その他の問題
• 関連リンク
• 関連項目
• 脚注
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麺処きずなに関する議論は本記事でお願いいたします。 麺処きずなに関連する議論（関係企業及び投稿者及びキャラクター含む）を他の記事で見かけた場合は本記事への誘導にご協力下さい。

麺処きずなとは、株式会社HIKEのオリジナルグッズブランド『CHARAZZ』と、VOCALOMAKETSがプロデュースする合成音声キャラクター「紲星あかり」がコラボした、キャラクターグッズ企画である。

概要

2023年12月17日に企画が行われることが告知、翌年の1月24日に詳細が発表された紲星あかりを軸にしたCHARAZZの企画。
テーマは『紲星あかりが店主を務める架空の大人気ラーメン店「麺処きずな」』で、展開されるグッズもラーメン丼ぶり等の食器類・それっぽいTシャツ・前掛け等のラーメンや中華料理店にまつわる物になっている。リリース曰く「今にもラーメン屋が開けそう」。

24日の企画詳細発表にて、紲星あかりを使用したグルメ動画を投稿しているmini（miniのドカ食い気絶部チャンネル^[1]）とのコラボ企画の実地が行われた。
コラボ内容はminiと麺処きずなのコラボグッズの発売や、杉並区高円寺のラーメン店「じゃぐら 高円寺」にてminiと店舗が共同で監修した麺処きずなコラボラーメンの提供となっており、コラボラーメンはminiの動画にてよく扱われるニンニクを多く含んだものとなっている。

コラボラーメンの提供やグッズ受注販売受付は1月26日〜2月25日の間に行われ、グッズの配送は4月の予定となっている。グッズ販売が行われたのはCHARAZZのオンラインショップ^[2]で、じゃぐら 高円寺での販売は行われていないものの、コラボラーメンのどんぶりは今回販売されるものとなっている（数に限りがある為、通常のどんぶりで提供される可能性もあるとアナウンスされている）。

前述の通り、2月25日にコラボラーメンの提供は終了したが、2月22日に追加のキャンペーンの告知。5月1日〜31日の期間内に麺処きずなオリジナルTシャツを着用とじゃぐら高円寺のラーメン類注文時に味玉かニンニクのトッピングの無料追加、2月22日〜25日までのリポストキャンペーンが行われた。

ラインナップ

キャラクターグッズ

ポスターカード以外のグッズで使用されているイラストは、イラストレーター・すきが描いたSDの紲星あかり。このイラストが、後述する騒動の大きな火種となった。

麺処きずな特製ラーメンどんぶりセット

ラーメンどんぶり、八角皿、レンゲの3店セット。ラーメンどんぶりの底には、紲星あかりのイラストと「再見」の文字がある。

税込6600円

オリジナルTシャツ

黒地に「それ、大盛りですか？」と書かれたラーメン店員風のTシャツ。

税込3850円

オリジナル前掛け

麺処きずなのロゴが描かれたラーメン店員風の前掛け。

税込8800円

「miniのドカ食い気絶部」コラボ あーっおいしー！アクリルスタンド

紲星あかりのイラストに、「あーっいけません！美味し過ぎます！困ります、困ります！あーっおいしー！」というminiの定番台詞が書かれた吹き出しが付いたアクリルスタンド。

税込1650円

店主 紲星あかり 撮りおろしポストカード

ラーメンどんぶりセットの購入者に対するスペシャル特典。オリジナルTシャツ／前掛けをした紲星あかりが腕組みしているイラスト（イラストレーター・げるによる本企画のキービジュアル）が描かれている。1人1枚限定。

「じゃぐら 高円寺」コラボラーメン

G（ガーリック）をふんだんに使った濃厚豚骨味噌ラーメン。

あかりちゃんもにっこりラーメン G3

3種のニンニクを使用した、比較的初心者向けのラーメン。

税込1200円

あかりちゃんも大満足ラーメン G7

7種のニンニクを使用した、ニンニクてんこ盛りのラーメン。

税込1500円

あかりちゃんものけ反るラーメン Gキング

G7の3倍のニンニクを使用した、玄人向けのラーメン。

税込2000円

オリジナルゲーム

本企画に合わせて、オリジナルのブラウザゲーム『麺処あかり 商い中！』の配信が開始された。制作／運営はHIKEのゲームブランド『Novus』。

紲星あかりを操作し、障害物を避けながら上から降ってくる食材を取り、制限時間30秒以内のスコアを競うという内容。にんにくを取ると、一時的にスピードアップが出来る。

なお、縦長画面のゲームながら、推奨環境はWindowsとMac OS Xというデスクトップ向けOSのみとなっている。

採用イラストに関する問題

前述のとおり、本企画のキャラクターグッズでは、イラストレーター・すきが手掛けているSD紲星あかりのイラストが使用されている。また、miniコラボのアクリルスタンドでは、このイラストとともにminiの動画での定番セリフ

あーっいけません！美味し過ぎます！困ります、困ります！あーっおいしー！

---

CHARAZZ SELECT 麺処きずな オリジナルグッズ, 2024年2月5日閲覧

を言わせる形の吹き出し付きアクリルスタンドが販売されている。

このすきの紲星あかりイラストが、miniが普段使用している山栗鼠の「SDあかりそざい」に酷似していることが話題となった。山栗鼠が配布していた当該素材は規約上商用利用が禁止されていたことから、これを回避する目的で似たイラストを発注したのではないかという疑いが上がったのである。

1月25日に当該素材の作者山栗鼠は本件について次のようなコメントを発した。

誤解されてる方がいるっぽいので言いますがあのアクスタとかどんぶりのイラストは私が描いたものではありません

---

山栗鼠 (@0201yamarisu) 2024年1月25日 12:31, 2024年2月5日閲覧

続くポストで山栗鼠は

• 『麺処きずな』については何も聞かされておらず無関係であること
• 過去に『魅惑のガーリック あかり』の紹介画像に、同じく自身の絵柄に寄せているすきのイラストが使われた際はパッケージに使用されていなかったことから見過ごすこととしたが、『麺処きずな』ではグッズに採用されたうえで自身の絵と誤認している者が見受けられたことから無視できなくなったこと
• miniの事務所にはかつて動画での立ち絵の使用についてメールでやり取りを行っており、自身に連絡する手段はminiサイドにあったはずであること

を明かしており、また本件でコメント欄が荒れたことを理由に先のSDあかりそざいを非公開としたことを合わせて報告した。

当初はVOCALOMAKETSはあくまでキャラクターのプロデュース元に過ぎず、様々な企業・団体との各種コラボ企画をこれまでも後援・監修した実績があったことから関与の度合いは低いものとされ、あくまでも事業主体である株式会社HIKE・CHARAZZサイドに問題があると見られていた (参考) 。しかしHIKE・CHARAZZが関わっていない「魅惑のガーリック あかり」^[3]の紹介画像にも同じようにすきが山栗鼠の素材に似せて描いた画像が使用されていること、すきにイラストを発注した人間はminiであることから、批判の矛先は2度同じクリエイターの関わる企画を監修しながら指摘できなかったVOCALOMAKETSと、miniに向けられるようになる。

騒動後の動き

VOCALOMAKETS

VOCALOMAKETSは本件について山栗鼠とコンタクトを開始し、2024年1月29日時点でお詫び文をリリース (参考)。山栗鼠と協議中であること、『麺処きずな』の問題となっている経緯にイラストを納入したすきは無関係であることを当該お詫び文の中で明らかにした。

翌月の2月4日に『魅惑のガーリック あかり』の件を前倒しで釈明する新たなお詫び文をリリース (参考)。このなかで、

• 元々『魅惑のガーリック あかり』の販売時にminiとインフルエンサーZが紲星あかりのイラストを使用しない条件でVOCALOMAKETSに販売を打診したにも関わらず、実際には先程のすきのイラストを採用していたこと
• 事態を穏便に済ませるため、事後契約という形を取っていたこと
• その際に素材イラストについて問題を認識する機会があったにも関わらず調査を怠ったこと

を山栗鼠の要望に基づいて公開した。上記そのものが『麺処きずな』に関係する内容ではないが、山栗鼠が本件についての協議において説明をVOCALOMAKETSサイドに要求したものであるため、本記事において言及する。

上記のお詫び文は2月5日に更新され (参考) 、VOCALOMAKETSより山栗鼠に事後のロイヤリティの提案を行ったが、それよりも全体の経緯を明らかにして、できるだけ多くの方に情報を届けたいと回答され、更にその後ロイヤリティの辞退連絡を受けたことを明かしている。

なお本題である麺処きずなについてや、先の『魅惑のガーリック あかり』のお詫びの公開が長引いていることについては、山栗鼠曰くVOCALOMAKETSのお詫び文が公開される前にチェックしているためであるとしている (参考)。

2月6日にVOCALOMAKETSのメンバーのひとり喜兵衛は自身のMastodonにて、「魅惑のガーリック あかり」のほうで紲星あかりの無断使用が発覚したタイミングで既に麺処きずなの企画が進行しており、VOCALOMAKETSサイドはminiの無断使用そのものは許したわけではないものの、コラボ中止によって各ステークホルダーに損害が出てしまうことを恐れて事後契約を提案したことを明かしている (参考) 。更に翌2月7日には「最終的には事後契約さえ締結していない」ことも明かしている (参考) 。

2月9日に『「麺処きずな」に関するお詫びと経緯のご説明』をリリース (参考) 。改めて山栗鼠との間に結局ロイヤリティの支払いは発生しなかったことと「じゃぐら 高円寺」が無関係であることを述べた上で、miniが別の企画のために^[4]すきに発注していたイラストを流用した上で、miniにロイヤリティの支払いを行う契約で『麺処きずな』の企画を進行させていたことをここで明かした。その中で、『魅惑のガーリック あかり』における無断使用が発覚したが、『麺処きずな』の企画が進行していたために上記の通り事後契約を提案したと説明している。

2月14日に『VOCALOMAKETS公式サイトにおける「公式」と「公認コラボ」の記事内容について』をリリース、本件においてイラストとは別に問題視されていた公式と公認コラボについての分かりにくさについて説明と以後の改善についての説明が行われた。

mini

miniは1月27日に謝罪文をポスト (参考)。以後2月6日までは各関係者の謝罪ポストのリポストを行うにとどめていた。

そこから約2週間経過した2月7日、「miniのドカ食い気絶部チャンネル」名義の謝罪文をyoutubeコミュニティ及びポストに画像で貼る形式にて公開した (参考) 。

• すきに描かせた絵は意図的に山栗鼠の絵柄に寄せたものであること
• もともと別の企画^[5]のために描かせたもので、買い切り契約であったため流用したこと
• 山栗鼠にイラストの許諾が取られていなかったこと

を認め、各ステークホルダーに可能な限りの謝罪を行ったことを報告している。あわせて、今回の1件が紲星あかりのイメージを損ないかねないものであったとして、

• 今後の動画では山栗鼠の立ち絵を使用しないこと
• また、A.I.VOICE及び紲星あかりを使用せず、商用利用可能な合成音声に切り替えること
• その他権利関係が不透明な素材は使用しないこと
• 進行中の案件は各ステークホルダー企業の判断に委ねること

を発表した。

また、同時に「多く寄せられたご質問への回答」としてもう一つのポストを行っている (参考) 。これはminiのこれまでの活動や言動への疑義に対する訂正が行われた。

麺処きずなのキャンペーンが終了した3月1日に投稿を再開、前述の通りに音声を変更しての投稿となった。しかし、動画内での謝罪が行われなかったことなどからコメント欄等にて指摘が殺到、それに伴ってか3月4日にサブチャンネルを含む動画のコメント欄の閉鎖と前述の謝罪文を含んだコミュニティ投稿すべての削除を行った。

株式会社HIKE・CHARAZZ

CHARAZZは1月28日に謝罪文をポストしており (参考) 、今後の対応を進めていくことを表明。2月9日のVOCALOMAKETSの謝罪文において、イラストレーターの名前を記載することで販売継続許可を得たとされたことが明かされた。
後の2月13日にプレスリリースを公開し、コラボラーメンを提供しているじゃぐら高円寺は一切関与していないこと、山栗鼠から「担当イラストレーターの情報を販売サイトに記載してほしい」との要望を受け販売サイトにすきの名前を記載した旨を発表した。

すき

すきは2月4日のポストにおいて、納入した際のminiからの依頼内容については信用問題に関わるため公開できないことを理由に事態については静観することを表明した (参考) 。また、依頼を請けた理由はminiの応援が目的であり、miniの活動再開にも協力したいという姿勢を示した。

その後、miniサイドの謝罪文で、miniがすきに対して、山栗鼠の絵柄に意図的に似せるように発注したことが明らかとなり、すきに批判する者も現れたものの、「そもそもクライアントがクリエイターにそのような発注をした場合は、クライアントサイドが権利関係をクリアにするのが当たり前であり、クリエイターに非はない」としてそこまで批判は盛り上がることはなかった。

しかしVOCALOMAKETSとminiの謝罪文が出揃った2月9日、以下のようなポストをしたことで、鎮火しかかった炎上に油を注いでしまう (元ポストが長いため抜粋) 。

(引用者前略)

お話を頂いた際の僕は、
当然ですが個人からの案件ですので、
本家紲星あかりちゃんの案件を請けたというより
「miniさんの動画のイメージのあかりちゃん」の
二次創作を行うような案件を請けた認識でした。
※視聴者様の認識と違うものを作ったら
miniさんが依頼をする意味も無いと思いましたし…。

(引用者中略)

そういった中で今の仕上がりを
選んだのはクライアント様です。

クライアント様が動画内で当たり前に使用し続けていた
画像の権利の詳細な内容を、下請けのイラストレーターである僕が知るわけも有りませんし、
最低限の確認を行うまでがやるべき仕事の範囲です。

実際、今回の件がおこるまで
今の僕がイラストを買い切りで納品しているように
動画を始める時に元立ち絵の方に依頼して
買い取ったのだろうと思っておりました。

以上のことから、
僕は悪意を持って作品のロンダリングを
行なった訳ではなく
適切なフローでminiさんの動画の
あかりちゃんの制作を行なった認識であり
そもそもの権利問題は、
下請けでは関与出来ないところで発生した
別の問題だと認識しているので、
僕に落ち度は無かったと判断いたしました。

---

すき (@suki_suke) 2024年2月9日 16:13, 2024年2月11日閲覧

上記内容はすき本人の立場からすれば確かにごもっともではあるのだが、

• このポスト時点で『麺処きずな』及び『魅惑のガーリック あかり』の騒動の責任があるとされているのはVOCALOMAKETSとminiであり、すきはどちらかといえば巻き込まれた被害者という立場と見られていた (現にVOCALOMAKETSの『魅惑のガーリック あかり』における謝罪文においても、すきは「VOCALOMAKETSがご迷惑をおかけしてしまった方」として扱われている) 。
• 上記に伴い事態を静観することを選択したことに関してもあまり多くの批判は集まっていなかった。
• miniの謝罪文でどういう依頼だったのかが示された以上、すきの立場から事実を聞きたいというニーズは小さいものであった。
• むしろこのポストのせいで、ニコニコ動画 (注：miniはYouTubeにアップロードしている動画と同じものをニコニコ動画にもアップロードしている) の素材指定すら確認していないことが露呈してしまっている (無論、miniが依頼をした段階で権利関係をクリアにするのはminiのやるべきことであり、この点ですきが責を負うものではないが) 。
• 2月4日のポストで依頼内容については信用問題に関わるため明かせないと発言したにも関わらず、結果的にはminiの説明以上の内容を本ポストにて暴露してしまっている。

と、沈黙を破って発言する内容としては迂闊なものと言えよう。また、上記の内容に加えて、「事実を知らなかったとはいえ、結果的には山栗鼠の絵柄に寄せたイラストを納品し、結果的に山栗鼠が騒動に巻き込まれる一因になったのだから、本件について沈黙を破るならば形式的にでも山栗鼠に謝罪を示しておけばいいのに、それをしないのか」という批判も多く寄せられるようになった。

このポストを山栗鼠サイドもおそらくは見たと思われ、以下のようなポストを行った。

無理だ

---

山栗鼠 (@0201yamarisu) 2024年2月9日 17:02, 2024年2月11日閲覧

この後、山栗鼠は知っているか否か、悪気があったか否かに関わらずそれをやっただろうということを呟き、そののちそのポストに対して謝罪があっても反応しないと付け加えた (参考1 / 2) 。その山栗鼠のポストに対して、すきは謝罪するでもなく以下のような返信を送る。

お騒がせしてしまって恐れ入ります。

山栗鼠様のご不満に思っていることや
お考えの全てを僕は正しく把握しきれておりません。

反省することや謝る事など、
きちんと全て理解した上で行いたいので

よろしければDMを頂けますでしょうか。

何卒よろしくお願いします。

---

すき (@suki_suke) 2024年2月9日 19:15, 2024年2月11日閲覧

上記ポストは日本時間では2024年2月10日 04:15に行われたものである。本騒動の一番の被害者である山栗鼠を更に追い詰める主因になってしまったにも関わらず、よりによって「何が問題か理解してからでないと謝罪できない」と発言してしまったことで、「自身が起こしてしまった内容について、何が問題とされているのかさえ正しく理解できていないのか」と更に批判が高まることになり、一連のすきのポストを擁護した者をも巻き込んで「麺処きずな」騒動が一層炎上してしまう事態に陥ってしまった。

すきの2月9日〜10日の一連のポストの影響もあってか、本記事も2月9日未満時点で最終レスは1496レスであった (参考) が、翌2月10日の最終レスは2550レス (参考) と実に1054レス (2月10日の終了時点での総レスの41.3%) が1日で書き込まれ、掲示板にプレミアム規制がかかる事態に陥った。

後にすきがポスト削除について報告を行い、前述の報告含め『麺処きずな』『魅惑のガーリック あかり』に関する全ポストを削除を行った。

その他の問題

プレスリリースに関する問題

株式会社HIKE・CHARAZZが本件について1月24日に2本目のプレスリリースを出すと同時に、VOCALOMAKETSサイドも本件について告知ポストを行う。

「麺処きずな」オリジナルグッズの受注販売開始と「じゃぐら高円寺」コラボラーメン実施

・受注期間：2024年1月26日（金）12:00〜2月25日（日）23:59
・サイト：https://charazz.com/SHOP/236662/list.html

「麺処きずな」店主紲星あかりのオリジナルグッズを是非よろしくお願い致します！

https://vocalomakets.com/archives/5191

---

VOCALOMAKETS (@VOCALOMAKETS) 2024年1月24日 12:12, 2024年2月7日閲覧

しかし、多くの者は株式会社HIKEの1本目のプレスリリース (2023年12月17日) を見ていないうえ、VOCALOMAKETSのポストだけでは公式企画と誤認する形になってしまう。

加えて、VOCALOMAKETSがあくまで監修であると理解するも、プレスリリースにて説明なく『ファンにはたまらない大人気ラーメン店』「麺処きずな」と出てくるために困惑してしまう者も多く現れた。プレスリリース中には一応「(架空)」と記載されているのだが、多くの者は「架空のラーメン屋とのコラボ」という体の二次創作と理解できずに実際に存在する店舗とのコラボ企画であると考えて各々検索し、結果「麺処きずな」がなんなのかわからない、という結果に終わってしまう。

加えて、グッズ・アクリルスタンド・ラーメンそれぞれで株式会社HIKE・CHARAZZ、mini、じゃぐら 高円寺がどう関与しているかプレスリリースでは分かりづらいことも理解を妨げる要因となった。

これについてVOCALOMAKETSの代表 (当時) であるBumpyうるしは以下のように解説 (参考)。

• 麺処きずな：株式会社HIKEが企画した二次創作企画
• グッズ：株式会社HIKEが麺処きずなの世界観に基づいて作ったグッズ
• アクリルスタンド：株式会社HIKEがminiとコラボした商品
• ラーメン：Bumpyうるしがラーメン店「じゃぐら 高円寺」を紹介され^[6]、株式会社HIKEに紹介。株式会社HIKEの監修下miniとじゃぐら 高円寺のコラボで開発されたラーメン

上記の解説に対し、「公式と誤認されかねない広報であるから批判されている」という指摘が行われたのだが、Bumpyうるしは以下の言葉を添えて引用リポストを行った。

内容がわからない方が図を作ってまで考えていらしたのでこうじゃないかと説明をしただけですが批判アピールですか？

---

Bumpyうるし (@bumpyurusi) 2024年1月25日 02:47

VOCALOMAKETSの広報についての批判に対して、そのVOCALOMAKETSの代表が煽りと捉えられかねないポストを行ったという事実から、先述の騒動の際にこのポストが掘り返され、VOCALOMAKETSのファン・クリエイターに対する誠実さが疑われる要因になってしまっている。

2月14日のリリースにてVOCALOMAKETSは「公式」と「公認コラボ」の区別がつきにくい旨を謝罪、その対策としてリリースの記事タイトルに【公式】または【公認コラボ】を記載すると発表した。また代表のBumpyうるしは、リリース発表後の個人アカウントの投稿にて一連の騒動に関して謝罪し、反省および気を引き締める意味も含め個人アカウントの活動は休止する旨を発表した。

関連リンク

ソース保全の観点から、可能な限りアーカイブを使用している。

関連項目

• VOCALOMAKETS - 紲星あかり
• mini(動画投稿者)
• すき(絵師)
• 魅惑のガーリック あかり
• ドカ食い気絶部

脚注

1. *「ドカ食い気絶部」は5ちゃんねるのなんでも実況(ジュピター)板のスレッドが発祥だが、ここではminiのYouTubeチャンネルおよびminiを中心とした動画投稿者グループの名称として使用されている。
2. *運営会社は、様々な企業のECサイトを多数運営しているイーディーコントライブ株式会社（ケセラ受注センター）。
3. *本商品の販売元はインフルエンサーZ株式会社である。
4. *後述の『魅惑のガーリック あかり』であるとは明言されていないため、別に第３の企画が進行していた可能性も考えられている。
5. *この謝罪文の段階では『魅惑のガーリック あかり』を指すと考えられていた。しかし2月9日ににVOCALOMAKETSが追加で『麺処きずな』についての謝罪文をリリースした際に、その内容から『魅惑のガーリック あかり』でも『麺処きずな』でもない別の企画用にイラストを発注した可能性が浮上している。
6. *Bumpyうるし曰く菊水連から地元つながりで「じゃぐら 高円寺」を紹介されたという。VOCALOMAKETSは過去に高円寺阿波おどり連協会菊水連とA.I. VOICEコラボで関わっており、その縁であるものと思われる。

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