自己満足(じこまんぞく)とは、自分の行動や発言、作品、または自分そのものに満足することである。またその内容。
概要
自己満足という言葉は肯定的な使われ方よりも、否定的な使われ方をされることが多く、「自分自身の技量やパフォーマンスで悦に浸っているが、客観的に見て他人を満足させられるだけの内容ではない」という意味合いで使われることが多い。
相手が「自己満足」という言葉を使う場合、他人のパフォーマンス等に対して批判的、否定的な意見を持っていることを示していることとなり、自身が「自己満足」という言葉を使う場合は、自分のパフォーマンスを卑下していることを示していることとなる。
プロのような対価を得て行為をする者に対しては、「自己満足」という言葉は相手に対する強い非難の現れと考えられる。相手の需要や要望に答える、結果を出すことが当然に要求されるからだ。
一般的には、素人が行う行為に対して、ある程度の質を求めたくなることはあっても、自己満足という態度そのものに対して強い非難を浴びせる人は多くない。
しかし、動画投稿者や配信者の技量等が高くなる、または過去に比べて面白くなくなることで、高いレベルと比較されるが生じることとなり、またプロを意識したかのような動画作りや配信作りにより、「プロと比べて~」というコメントを見る機会が増えることになったり、ニコニコで一定の結果を出した人間が振る舞う不遜な態度とそれとは対照的なパフォーマンスレベルの低さに対して強い非難が浴びせられることも増えてきた。
否が応でもプロの存在がちらつくようになった中で、アマチュアにおいても自己満足という態度が批判の対象となりつつある。
上記に該当する事柄全てが自己満足に由来するものかと言われれば、それを一概にそうであるとは言えないが、いずれにせよ、「素人」「アマチュア」という言葉が免罪符にならなくなってきていることは否定できないだろう。
関連項目
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