漢字として
- 意味
- 車輪を留める楔、ある範囲を管理する、取り締まる、車軸がきしる音、という意味がある。
- 〔説文解字・巻十四〕に「車の聲なり」「一に曰く、鍵なり」とある。
- 字形
- 形声で声符は害。
- 音訓
- 音読みはカツ(漢音)。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 轄区・轄撃
異体字
- 𨍤は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 䡷は、〔正字通〕にある轄の俗字。〔集韻〕には「車の聲なり」とある。
- 鎋は、〔釈文〕に「鎋、又た轄に作る」とある異体字。〔広韻〕には「車軸の頭鐵なり」とある。とくに金属製の楔をいうのだろう。JIS X 0213第四水準。JIS X 0212補助漢字。
- 𩏓は、〔字彙〕に「轄と同じ。車軸の頭鐵なり」とある異体字。
- 舝は、〔韻会〕に「また轄に作る」とある異体字。〔説文〕には、車軸を留める楔を表す字として轄とは別に載っている。JIS X 0212補助漢字。
- 簡体字は辖。
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