金柑(きんかん)とは、柑橘類の一種である。
概要
中国の長江流域を原産とする、小型の柑橘類である。そのサイズはピンポン球より小さく一口サイズであるが、真ん中に種子があるため、そのまま丸呑みはできない。
珍しく皮ごと食べられる柑橘類であり、むしろ皮付近が一番甘味が強く、皮を食べる果物である。だが、金柑を知らない人は、その甘ーい皮を剥いてしまって、酸っぱい真ん中だけを食べてしまうなんて失敗をやらかすことも。また、皮だけを煮詰めたりする料理もある。
また、金柑は民間療法で、古くから喉の治療薬として持て囃されてきた。実際、ヘスペリジンを多く含んでおり、声枯れや喉の炎症に効果がある。
宮崎県と鹿児島県が有名な産地であり、「たまたま」という悪意しか感じられないブランド金柑が巷の話題に(偶々(たまたま)にしかできない極甘の上物だからだそうだが、どう見ても金玉しか連想できない。サイズも同じぐらいだし)。「エクセレントたまたま」という上位互換もあるそうな。
温暖な産地でないと果実は甘く育たないのだが、選定に強く、見栄えもいいので鉢植えや盆栽にも好まれる。
ちなみに金柑頭とは、金柑のようにツルツルした頭、つまりハゲのことである。「この金柑頭ー!」
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