概要
キャンプといえば夏、というイメージも強いが、
キャンパーたちのあいだでは、冬、雪の中でおこなうキャンプが
ひそかに人気を呼んでいるらしい。
夏とはちがって、汗だくになったり虫に刺されたりすることもないし、
キャンプ場は利用客も少なく、場合によっては貸切になることも。
そんな静かな中で、澄んだ星空や雪景色を眺めたり、
焚火にあたりながらあたたかい料理や飲み物を味わったり、
スノボやスキー、スノーシューイングなどのアクティビティを楽しんだり、
場所によっては温泉を堪能したり……、
とにかく他の季節にはない楽しみや快適さがあるらしいのだ。
とはいえ、雪の中である。
快適に過ごすためにはそれなりの準備が必要になってくる。
何より重要なのが防寒対策。
防寒着やシュラフ、ストーブは必要だし、
断熱効果のあるマットやシート、湯たんぽなんかもあったほうがいいだろう。
そして、雪中キャンプで大変なのがテントの設置。
ふかふかの雪の上にテントをはると床がでこぼこになるので、
設置場所を決めたら、まずは足でしっかりと雪を踏み固めることが大事。
次にペグの打ち込みだが、
雪の中では通常のペグはまったく役に立たない。
平ペグなどを雪の中に埋めて、雪を踏み固めて使う必要がある。
また、雪を積もりにくくするためにも、テントには防水スプレーをかけておくといいようだ。
最近では、保温・保湿性や防水性が高いものや、雪や凍結を防ぐ加工が施されているもの、
煙突を通す穴がついているため、室内で薪ストーブを使えるものなど、
機能性の高いテントが販売されているので、雪中キャンプに興味がある方は確認してみるといいだろう。
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